見出し画像

#ミリアニネタバレ感想 バウアー編〜第二幕〜

お疲れ様です。
バウアーです。

第一幕は想像以上に丁寧さを感じました。
この調子なら素晴らしいアニメになる。
そう感じたミリオンPの皆さんは少なくないと
思います。
そんな思いを抱えながら、
第二幕が公開されるまで待ちました。

ミリアニを良いと感じたPは他ブランドでも

第二幕を見に行く一週間前、
バウアーは名古屋で開催されたシンデレラガールズの
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Shout out Live!!!」に
参加していました。
名刺交換しながらデレPの皆さんと語る中で、
ミリアニの勢いを語る方がいました。
実際に足を運んで観賞し、
良いアニメだと感じる方は思ったよりいました。
対岸の作品という立ち位置ではなく、
良作アニメだと感じた方は他ブランドの専任Pの中にも
沢山いるのではと思いました。

ちゃんとした評価がされるまでには、
第三幕まで見る必要があると感じるものの、
実際に直接ミリアニの高評価を聞くと嬉しくなりました。
そんな気持ちを抱えて、
2023年9月16日。
最寄りの映画館まで足を運びました。

①手作りの武道館

第五話。

前回で勢い任せながらも皆の賛同を得た原っぱライブの
準備と開催までを描いたエピソード。
ミリオンスターズが各々の技能を発揮し、
原っぱライブを盛り上げるまでの過程を描いた、
安心出来るエピソードでした。

冒頭でロコが描いたテントステージの仮デザインを見て、
ジュリアが武道館に似ていると発言した件。
外見が本当に武道館に似ているかどうかはともかく、
ステージデザインに真っ先に興味を示した彼女。
考えてみればミリオンスターズの中で
ライブ会場に一番関心を抱いているのは
ジュリアかもしれません。
地元で仲間たちとバンド活動を続けた中で、
自然とあの場所への憧れを抱いたと考察すると、
あの発言も納得です。

紬と歌織さんの二人が事務所で登場し、
原っぱライブに足を運ぶシーンは、
南早紀さんと香里有佐さんがミリオンスターズに
加入することをアニメ上で描いたと捉えました。
後発ながら参加されたお二人はシアターデイズからのメンバー。
明確に参加の流れを描いたのは、
この作品の丁寧さの表れだと思いました。
テントステージで未来が二人に手を出しだすシーンは、
ミリオンにやってきた二人を誘う表現として、
シンプルさがありました。

第一幕でもそうでしたが、
このアニメでロコの活躍するシーンが
多めだと感じました。
第一幕での活躍に加えて、
この回ではミリオンスターズのロゴのデザインに
携わるという重要な役回り。
ここまで重要なメンバーに起用されるのは、
ロコはもっと活躍すべきという人物が
制作側にいたのではないか?
という勘繰りまでしてしまうほどです。
とはいうものの、
不要とは思わないほどにロコの良さが活かされた、
ロゴの誕生のシーンだったのは確かです。

ライブシーンについては、
ここでもジュリアの技能が役立ちました。
「Thank_You!」のアコースティックバージョンを、
ジュリアのギター演奏で実現。
愛美さんがいつもライブで披露するギター演奏を、
このアニメでもしっかりと場を作って披露。
元々ミリオンスターズの中でも特にライブ向けな技能を
持っているアイドル。
これを真っ先に披露できたのは、
良いアピールだと思いました。

あと思い起こしたのは、
AKB48の「365日の紙飛行機」。
ミリオンスターズから選ばれた歌唱メンバーに、
ギター演奏でジュリアが加わって曲を盛り上げる全体像が
似ていると思いました。

最後に細かい点かもしれませんが、
ひなたがりんごを手渡しするシーン。
アイマスにおける元祖リンゴアイドルは、
真心たっぷりのアピール。
山形リンゴのアイドルとのベクトルの違いが
感じ取れました。

②動き出したね

第六話

静香と志保が接近したエピソード。
元々アイドルに対して協力的ではない静香の父。
娘の活動を見守れないって、
親としてどうなんでしょうね。

紬が駅の改札口で迷うシーンは、
初期のSSRのカードを思い起こしました。
上京したての彼女の不安さをシンプルに、
アニメ内でも表現していました。

「踏み出した夢への一歩」 白石 紬

一方で歌織さんは早々に歌唱力の高さを披露。
ボイスレッスンの先生から評価され、
実力者としてのアピールに成功。
一方で歌の先生をしていた過去や、
スカウト経緯まで話していて、
年下メンバーへの溶け込みに躊躇がありません。
これも歌織さんの人間力でしょう。

ミリシタ初期のビジュアルの5人が揃い、
レッスンを受けていると美奈子たちが登場。
お世話焼きな美奈子のアピールが出ると
源Pからデビューの内容と、
チームファーストのメンバーが発表。
本格的に動き出すことが描かれました。
このアニメの時空内での、
オリジナルユニットが動き出しました。
過去のゲームやコミックで展開されたところからの
拝借ではなく、
ここではアニメオリジナルとしてのランダム性高めの
ユニットとなりました。

一方で静香は先の父親の登場から、
動揺している胸中を志保に明らかにしました。
そこで志保は志保的に返答し、
簡単ではありますがしずしほペアの描写がありました。
ゲッサンの時は激しさもありましたが、
アニメでの描写の限界を考えると
これぐらいが丁度よいのかも。
形は違えど家族の問題を抱えている点では、
似た者同士の二人はミリオンの中で
定番のカップリング。
押さえる所は押さえてきました。

チームファーストのデビューステージ。
ランダム性強めのメンバーが、
CGモデルで早くもお披露目。
メディアへのアピール十分に、
最初のグループとしての役割を全う。
明るい未来が見えました。

あと善澤さん。
お世話になっております!

③これが皆さんが言っていた回か

第七話

自分はネタバレを恐れないため、
観賞前からこの回のあらましは知っていました。
とはいうものの、
実際に目にしてみると自由さたっぷりなので、
ネタバレ状態でも楽しめました。

所謂水着回。
スラップスティックの色があり、
チュパカブラが登場するなど、
何でもあり感が強めの回。
そしてそれに相応しいメンバーが揃った。

アスレチックで一番役割を発揮できる高坂海美。
ミリオンスターズでは運動能力はトップクラス。
SASUKEを思い起こすような難関も、
気合の入った彼女の前では障害にすらなりません。
CGモデルで立体感を持ち、
躍動感たっぷりだったのはアピールとしてグッド。

期待していたセクシーアピールの箇所については、
まあそうくるだろうね、
という印象。
莉緒が貝を拾っていたワンシーンで、
何か仕掛けてくるだろうと思っていたところで、
予想通りの小鳥さんからのNGダメ出し。
安心出来る予定調和でした。

チュパカブラについてはミリシタから登場した
新たなマスコットとして登場しましたが、
このアニメではアスレチックのお邪魔要素として
登場。
知らない人からしたら困惑するでしょうが、
この困惑を生み出すのもミリオンだと思うので、
これくらいの登場が良いのかも。

しかしやはり思ってしまった。
琴葉の勇者パースのポーズ?
崖登り?
血圧計をマイクに持ち替えて?
え?アイカツ?と。
それらを含めても、
バラエティ色強めのエピソードでした。

④このみさんが注目されて良かった

第八話

チーム4thが注目されたエピソード。
このみさんと桃子が注目され、
突如訪れたチーム4thのデビューイベントの危機を
どう回避するか。
あらましはこんな感じでしょう。

このみさんはミリオンスターズが誇る
小さな巨人だと捉えています。
年長者ながら身長は年少層レベルなのが
度々ネタにされますが、
いざという時は現場監督としての役割を任せられる。
それだけの胆力の持ち主です。

とはいうものの、
最初からアイドルを目指していたわけではなく、
事務員採用で765にやってきたのが経緯。
そこからスカウトされ、
アイドルになった経緯を丁寧に描いてくれたのはグッド。
少なからず誰もが持っているであろう、
過去の自分から変わりたい気持ちは
年長者のこのみさんでも同じ。
その気持ちを源Pがサポートすることを力強く宣言。
良いベタです。

第四話で原っぱライブに反対の姿勢を見せていた桃子が
ここではキーパーソン。
かつて出演していた役が、
この話でのピンチから脱出するための要素になるとは、
過去の桃子からは想像もできないでしょう。
きっと彼女はミリオンスターズに出会う前までは、
ビジネスライクな子役だったでしょうし。
そんな桃子も変わりたい気持ちをどこかで抱いていた。
このみさんからの激励でスイッチが入り、
笑顔になった。
このみさんからのポジションなエネルギーが、
桃子に伝わった瞬間でした。

そしてロコの活躍パートがここでも。
お世辞にも綺麗とは言えないステージ、
楽屋があるなかで、
チームメンバーのアイディアに応じて即席で
小道具を作ってしまうスキル。
ピンチの時にロコが居れば、
何でも解決できそうと思えるほどの頼もしさがあります。

亜利沙については桃子との絡みが冒頭にありましたが、
桃子の曇った表情から実は現場は楽しくなかったのかもと、
観察力と考察力の高さが伺えました。
ドルオタなら裏話にも精通しているでしょうし、
もしかしたら噂に聞いていた悪い情報は確かなのかも。
そう受け止めていたかもしれません。
ですが彼女はチーム4thのピンチの時に、
桃子の過去の傷をエグるかもしれないが、
チームを救うために躊躇しない。
ミリオンスターズ全員に共通することかもしれませんが、
自らの知識、スキルをベースにした提案力の高さは、
亜利沙にも備わっていました。

千鶴さん、奈緒についてはピンチを回避するために必要な行動を
即座に実行できる、
備わっていたスキルがしっかりと視聴者に
印象付けられていたと思っています。
さりげなく登場した差し入れのコロッケや、
大衆を巻き込むために少々大袈裟に事を起こすところは
千鶴ならでは。
ともすれば事を起こした波をより大きなものにするため、
奈緒がしっかりとバトンを受け取って大きくする。
チーム力の高さをしっかりと全員野球で表現していました。

最後にサブかもしれませんが、
この話の冒頭で育が桃子からのアドバイスをしっかりと聞き、
報連相の行動を取った事象については育が想像以上の
しっかり者であることが伺えます。
年少層にありがちなおませさんだけではなく、
アドバイスをしっかりと聞いて、
ケースに当てはまった時はそれに従って行動する。
社会人でもできない人が少なくない中で、
あの年齢で行動が起こせたことに、
精神年齢の高さがあると捉えました。

⑤第三幕でいよいよAS組との濃密な回が見られる

各エピソードが終わり、
第三幕の予告編。
いよいよ未来達が、
春香達と明確に交わる。
765ASとミリオンスターズの交わり。
楽しみにしていた美希と翼の交わり。
期待していたシーンが見られそうです。

全体を見て、
第一幕よりも今作はグリマスの終盤にかけて、
ミリシタに入る感じのコンテンツ経緯が
強めに感じられました。
監督さんを始めとしたスタッフが、
ミリオンライブの歴史を簡単ながらも
ストーリーに組み込もうとする姿勢が
感じ取れました。

水着回でメンバーがポーズしていた中には、
過去のゲーム内カードでのポーズがあり、
昔のシーンを思い出しました。
人によっては第七話は賛否両論かもしれませんが、
自分は好きでした。
水着回のセクシーショットだけではなく、
ミリオンライブのチーム力の高さが感じられたので、
これで良いと思いました。

バウアーにとってのミリアニ~その二~

自分はジュリアの担当P。
ジュリアの活躍を期待していますが、
他メンバーにも光が当たって欲しいと願っています。
このアニメで誰に光が当たるか。
常に注目しています。

昔から成人女性アイドルに注目している自分としては、
このみさんに光が当たった回は大きな意義を
感じました。
ティーネイジャーだけがアイドルじゃない。
成人していたってやりたい事に夢中になり、
邁進していい。
時に助けられもするが、
変わりたい気持ちに嘘をつかずに、
純粋に突き進む。
それをこのみさんで実現してくれたことに、
感謝しています。

ランダム性の強い各チームについては、
望んでいた展開です。
折角アニメ展開をやるんだったら、
「こんな組み合わせ?」と思わせるぐらいに
関係性が見いだせないのランダムさが
視聴者の視線を集めると思っています。
Voy@gerの曲に選ばれた時の各ブランドからの
選出メンバーのように、
何故?どうして?
と思わせたらそれで勝ちだと思っています。
(春香は永遠のセンターなのは確定でしょうが。)

第三幕以降への期待

第三幕では765ASとミリオンスターズの絡みが期待できそう。
特に美希と翼の絡みは、
ゲッサンでも描かれていましたが、
もっと濃い目の絡みが見たかった。
美希が翼に何を授けるのか。
楽しみです。

前回の記事で、
自分は
ジュリアがギター演奏しながら、
他のミリオンメンバーが歌う曲
」が披露されると
信じていると書きました。
第三幕の予告を見る限りでは、
ジュリアのギター演奏に歩、可奈、麗花の三人が
登場していたので、
期待できそうです。

ただ第五話で結構目立ったシーンがあったので、
もしかしたら肝心のチームエピソードでは
そこまでの活躍ではないかもしれません。
他メンバーがメインになるとしても、
それは一向に構いません。
寧ろジュリアはライブ向きなキャラに加えて、
ビジュアル面でも目立っています。
否が応でも目立つでしょうし、
仮に即興で曲を披露するようなシナリオだったとしても、
ジュリアならやってのけるでしょう。
ロコが小道具をあっという間に作り上げたように。

歩中心のエピソードとか面白そうかも。
ミリオンスターズではダンススキルでトップクラスの彼女。
第七話で海美が運動能力全開でアスレチックを
突破したように、
歩が持ち前のダンススキルでお客の注目を集め、
デビューイベントの前評判を上げるような話があっても良いかも。

麗花と可奈は二人で散歩しながら歌い、
自然と彼女たち二人の注目度が上がっていくような内容も
良いかも。
可奈は楽しく歌うし、
麗花は母親譲りの美声がある。
二人が歌いながら歩いていたら、
自然と二人の後ろに歌声に魅せられた人々が列をなして
歩くような描写があると面白いかも。

765ASの活躍はどうなるだろうか。
はるちはみきのトリオは当然として、
他メンバーはどんな顔見せ?
このアニメで久しぶりに765ASメンバーが
顔見せ出来たことだけでも嬉しいですが、
どんな形で関わっていくのかを
しっかりと見届けたいと思います。

最後に、
盛大なネットミームとなった映画、
「Mr.&Mrs. スミス」のワンシーンを用いて終わりたいと思います。

Mr.&Mrs. スミスのワンシーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?