見出し画像

アラフォー恋愛相談

私としてはわかっていた結論。

彼女にとっては悲しい結論。

どこかで感じていながら、そうでなければいいと願いながら。

小さな幸せに喜びを感じながら。。。


20代前半のころに付き合っていた彼。

実家に連れて行ったりもして、真剣に付き合っていた。

大きな夢を語る割には、行動力の伴わない彼だった。

そして、何年か後には別れがきて・・・。


15年後。

彼女は地元を離れ、新しく住み始めた土地で、

たまたま彼も仕事で来ることがある土地で再開した。

深い仲に戻るのにそれほど時間は必要なかった。


15年。

彼女は変わらず地元で働いていた。

結婚につながる出会いもなく、ついに地元を離れた。

彼は一度結婚をし、子供も授かったらしい。

今は、いくつもの会社を経営し、一流のビルにオフィスが入っていると。


デートはいつも高級ホテル。

アクセサリーも買ってくれた。


私は気づいていた。

彼女が望む結論にはならないと。

それでも、年齢的に最後のチャンスであることもわかって、

あえて口出しはしなかった。


彼女が転勤になった。

彼の住む場所に近くなった。


いいタイミングだと思ったので、

結婚を前提に一緒に住むか、別れるか。

どちらかにすれば、とアドバイスした。


彼は、一緒に住むと言ってくれたらしい。

それでも私は信用できなかった。


いよいよ引っ越し先を探さないといけない時期になった時、

彼から連絡は来ない。

仕事が忙しいと連絡とれなくなるから、と。


よくある男の言い訳。

でも、彼女はまだどこかで信じている。

本当に忙しいと。

暇ができたら連絡をくれると。


もう、引っ越しが間に合わない時期になり、

ようやく彼からの返信。

どんな返事だったのかと聞いても、

口をつぐんだまま。

一緒に暮らそうとは言われていないのだろう。


もう終わりにしたら。


彼は別れようとは言わないだろう。

気を持たせるような言葉をつむぐだろう。

仕事が落ち着いたら、とか、


一度約束しておいて、反故にする。

そんな男だったではないか。

彼は変わった。

どこかで願っていたのだろう。

女は男で変わるが、

男の本質はそうは変わらない。


女はなぜ同じ過ちを繰り返してしまうのか。

彼女に、もう返事をしないように、すべての連絡を絶つようにアドバイス。

唇をかみしめ、涙をこぼしながら頷く彼女。

そんな男の口車に、もう乗らないように、キツイ言葉を放つ。

諦めたように頷く彼女。

なぜか私も涙が流れた。


サポートをしていただけましたら、さらに充実した内容をお送りいたします。