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Canon EOS R6 RF24-105 IS STMレンズキット 購入記

5年ぶりにメインのカメラを新調した。本稿は機種選定の経緯についての記録である。

これまでのカメラ

 最初に一眼レフデジカメを買ったのは2005年頃であったか。PENTAX機を3台買い替え、直近ではPENTAX KPを5年ほど使用してきた。
 なぜPENTAXを選んだのか今となっては記憶が曖昧だが、エントリークラス〜ミドルレンジの機種でも手ブレ補正、防塵防滴といった機能をケチらずに搭載、また他社機と比べて小型軽量といったところを決め手にしてきたのだと思う。

 PENTAXがミラーレス機への移行はせず、今後も一眼レフで未来を創っていくとの決意を表明したのは2020年のことだったか。そしてAPS-Cのフラッグシップ機 K-3 Mark IIIを発売したのが2021年4月23日である。

 自分の持ってるKPと比べるとサイズがわずかに大きく重量が100gあまり増えてしまう点で購入候補にはならなかった。実際に店頭で触ってみて、ずんぐりむっくり感に萎えてしまった。背面液晶が固定式になってしまったのもいただけない。
 店頭に行けば他社の最新ミラーレス機をいろいろ触ってみることになるわけで、ファインダーの見え方も問題ないし、露出ダイヤルを回せばそれに応じて明るさが変わる利便性、連射などの性能、そしてフルサイズ機であってもKPよりも小型軽量になるものも少なくない(いいレンズをつければデカ重になってしまうのではあるが)ことから、脱ペンは時間の問題となっていたのだった。

購入候補

 さて、PENTAX KPからどれに買い換えるのか、数年悩んでいた。重要視するポイントは

  • 小型軽量(レンズ含む)

  • 広角〜望遠までソツのないレンズラインナップ

  • お手頃価格

といったところである。

■候補1: SONY APS-C機


 α6xxxラインである。

ファインダーが左上にあり、上部がフラットになっている。小型軽量でありバッグへの収まりも良く、持ち出せる機会も増えるであろう。
レンズもコンパクトなものを選ぶとなると、標準ズームはシグマの18-50がサイズ、お値段ともにベストチョイス。

広角は去年出た純正パワーズームの10-20mmだ。

望遠は純正70-350が評価が高い。

その他、適宜明るい単焦点レンズを加えていけばよい。
α6400、α6600とも2019年発売であり、早くから後継機種の噂は出てはいたのだがなかなか現れず。2021年秋にVLOGCAM ZV-E10という機種が出た。実はZV-E10は私も購入したのだが、これは動画用の位置づけである。それまで出番のなくなっていたハンディカムからの買い替え。

 写真も撮ればしっかりと写るのではあるが、ファインダーがなく、ダイヤル・ボタン類も少ないため、設定をいじりつつどんどんシャッターを切っていくという撮影を行うのは難しいところ。
 今回はEOS R6を買ったが、今後α6700?などがいい感じで出てきた場合には、ZV-E10からの買い替えでサブ機として所有するのも良いかなと思っている。その場合、レンズは広角〜望遠までカバーするのでなく、旅行用に18-50、動画用に10-20があれば良いだろうか。

■候補2: SONY α7IV

 ソニーのフルサイズ機の標準モデル最新版がα7IVである。

 性能は申し分ないし、Eマウントレンズはサードパーティ含め豊富な選択肢がある。だが自分の利用シーンを想定して、小型軽量レンズを探してみると、
標準ズーム候補1: SEL2070G, 488gと軽量

候補2: SEL24105G, F4通しの所謂小三元, 663gと重め

純正Gレンズは価格がお手頃ではない。
候補3: シグマ 28-70mm F2.8 DG DN, 470g

候補4: タムロン 28-70mm A063, 540g

これらもF2.8通しで本格的だしお手軽感はない。28mmスタートというのもね。まぁ28mmスタートにすることでF2.8通しとしては小型、低価格を実現しました、ととらえるのが正しいのだろう。
候補5: SEL2870, 295g

結局キットレンズのこれが一番の常用レンズ候補かな。でも広角側もうちょっと欲しいよね。ということで
候補6: タムロン 17-28mm F2.8 (A046), 420g

候補7: タムロン 20-40mm F2.8 (A062), 365g

これを常用として、40mmでちょっと短いなぁという場面では「全画素超解像ズーム」を使う。これが良さそうだ。

■候補3: CANON EOS R6 / EOS R6 MarkII


 
最後に私が購入したEOS R6である。

CANONの中でも選択肢があったわけだが、新しいMarkIIとは約10万円の価格差があり、レンズ購入に充てたいのと、MarkIIになることでAF性能がさらに向上し、またバッテリー性能も上がっているとのことであったが、R6初代で問題なかろうと判断した。予備バッテリーは買うとしても。

新発売のフルサイズ・エントリー機 R8 については国内販売価格が高いことと、連射性能が高くないので、運動会用途を考えればR6のほうがよいだろうと判断。
レンズキットで買ったので、標準ズームレンズは RF24-105mm F4-7.1 IS STM である。

このレンズ、なんと395gと軽い。F値こそ望遠端で7.1と暗くなるが70mmあたりでは5.6ぐらいだしそれほど問題にはならない。また最短撮影距離が広角端で20cm、MFなら13cmまで寄れ、ハーフマクロとしても使える。食事撮影などで活躍しそうだ。

CANON選定の決め手

 5月に運動会を控えるこのタイミングでもう購入したかったのだが、SONYのAPS-C機新型は出てこなかったので選外。α7IVとEOS R6の一騎打ちとなったが、決め手は主に3つ。

1.店頭で握ってみたときの感触
 R6のシャッターボタン、人差し指が自然に当たる位置にある。またグリップ部に指を引っ掛けて腕を下ろしても安定し、落ちる感じがしない。落下防止のためストラップは使用するが、撮影のため歩き回る際に疲れにくいのではないかと思われた。

2.キットレンズがちょうどよい
 RF24-105mm F4-7.1 IS STMは非常に小型軽量であるが、広角は24mmからあるし、被写体に寄れるのも良い。付けっぱなしレンズとしてはもってこいのレンズである。

3.初期導入価格
 α7IV 本体26万(中古美品) + タムロン20-40 9万円 = 35万円 に対し
 R6レンズキット 27.5万円(中古美品)
ということで、このあと望遠レンズも買わないといけないので安いほうが助かる。

売却したもの

 EOS R6はマップカメラの「先取り交換」で購入した。今回ドナドナしたのはPENTAXの標準ズームレンズ DA16-85mm。

 PENTAX KP本体は当面は所有し続けるつもりだが、R6を導入した今、汎用的なズームレンズの出番はなくなったはず。

左: R6+RF24-105非L, 右: KP+DA16-85

 送付する前に並べてみた。フルサイズ移行したのに小型軽量化を実現できてしまったという。

終わりに

 次回はR6購入に際し一緒に揃えた周辺グッズ等について書く予定。

(2023.05.07追記) 続きを書いた。


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