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徳山覚醒と小園覚醒前夜


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2021年ドラフト2位世代No1投手と呼ばれた男の覚醒

オープン戦で150km/h台の伸びのあるストレートを連発した徳山ですが、2021年ドラフト2位の指名にはドラフトマニア中心に批判がありました。高校から大学3年まで世代No1右腕と呼ばれていて2017年WBSC U-18ワールドカップでは徳山は先発のエース格として日本3位に貢献しました。この時のメンバーでプロ入りしているのは三浦 銀二、山下 輝、櫻井 周斗、中村 奨成、古賀 悠斗、西巻 賢二、清宮 幸太郎、安田 尚憲、小園 海斗、丸山 和郁、増田 珠、藤原 恭大、伊藤 康祐、田浦文丸に徳山と15人もいます。この中でエースをしていたわけですから世代No1右腕と言っていいでしょう。早稲田大学に進学後は、1年春からベンチ入り。2年秋から先発に回り、3年春のリーグ戦では最優秀防御率のタイトルを受賞し、ベストナインに選出されました。ここまでは順調な道のりでしたが、大学4年の時に調子を崩し、2021年ドラフト前にはプロ志望届を出したものの社会人野球に進むものと思われていました。2021年セ・リーグ最下位だったベイスターズが1位で小園投手の入団交渉権を引き当てた後に、2位の一番最初の指名ということで筑波大の左腕佐藤投手、中大の古賀捕手、千葉学芸高の有薗内野手などの指名が予想されました。しかしプロ入りを誰もが予想していなかった早大徳山投手を指名したことで多くのファンがビックリしました。何かあるのか?と思われましたが、実際に2022,23年と徳山投手の一軍登板はありませんでした。

大学4年時からの不調を解析して地道に肉体改造、フォーム改造をした徳山

高校からドラフト1位で入団した小園がまだ体の成長が止まっていない時期だったこともあり、肉体強化と共に高校時代より出力を落として肉体の成長に合ったフォームに矯正するのを横目に、徳山も同様の方法でプロで常に高いパフォーマンスができる肉体とそれにあったフォームへ改造されていきました。徳山の方が成長期を脱していることもあって短い期間で一軍デビューできるかと思われましたが、制球力アップも徐々にという感じで、2年目も2軍で22試合に登板し、1勝2敗、防御率3.23の成績でした。シーズン終了後オーストラリアに渡り、リリーフとして10イニングを投げ、1勝1敗3セーブ、防御率2.70、12.6という高い奪三振率を残しました。その後、キャンプでも球速アップが確認されて、2024年は一軍のリリーフ投手としての活躍が期待されます。

小園も肉体改造とフォーム改造の成果がでるか?

世代高校生No1右腕と呼ばれた2021年ドラフト1位の小園投手もまだ一軍デビューできていません。入団時10代であったこともあり、成長期が終わっていないことで体力作り、肉体改造も成長に合わせて行わなくてはいけない難しさがあり、関節が緩い成長期特有の投球フォームゆえの150km/h台の速球を続けていては大怪我に繋がることから出力を落とした投球をしてきました。3年目になってようやく140km/h台後半のスピードに体が付いていくようになりました。4歳年上の徳山が2024年成功すれば、小園も似たメソッドで改造されていますから、成長期が終わったタイミングでフル出力の投球ができるでしょう。2024年少しでも小園が一軍の戦力になればよいと思っています。


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