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森敬斗の逆襲なるか?


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

オープン戦でいきなり結果を出した

2024年3月5日ベイスターズはロッテとのオープン戦2-2で引き分けました。
この試合、森敬斗が一軍の試合に召集されました。2023年8月に右有鉤骨摘出術を行い、昨季はわずか9試合出場だった森。今季初の1軍への帯同となりました。そしてオープン戦初戦のロッテ戦で1安打1四球で2回出塁しました。1安打目は牽制死しましたが、四球での出塁では続く1番度会の当たりで1塁から長駆ホームイン。最終的に2-2の引き分けでしたが、森が遊撃手争いで存在感を示しました。

筒香以来10年ぶりの高校生野手ドラフト1位

森敬斗は2019年のドラフト1位で高校生野手では筒香以来10年ぶりのドラフト1位でした。そのさらに前の高校生野手ドラフト1位は2000年の内川まで遡ります。2020年から森は遊撃手一本でプロでやってきました。2020年は二軍で58試合に出場し、打率.210、2本塁打、13打点、7盗塁、OPS.580という成績でした。一軍では8試合で3安打で打率.250でした。2021年は一軍で44試合に出場するも打率.194、0本塁打、5打点、4盗塁でした。二軍では69試合に出場し、打率.255、6本塁打、29打点、16盗塁、OPS.670でしたから3年目の2022年に期待がかかりました。3年目に遊撃手のレギュラーという図が完成すれば成功だったのですが、2月27日の巨人とのオープン戦で本塁を狙った走塁で転倒し、右太腿裏の肉離れと左足首の捻挫と診断されリハビリ生活でした。ただ一軍で61試合の出場し、打率.234、2本塁打、6打点、5盗塁と大ケガがなければレギュラー定着していたのでは?予感させました。2022年オフには遊撃手のレギュラーで活躍した倉本が退団しました。しかし中日から京田が移籍、ドラフトでは遊撃手候補として駒大の林が入団してきました。2023年は打撃不振が続き、二軍戦で4月14日、自打球が顔に直撃し左鼻骨を骨折しました。そのまま二軍で調整していた月29日のイースタン・リーグの千葉ロッテマリーンズ戦の打席でファウルを打った際に右手有鈎骨を骨折し、8月1日に横浜市内の病院で摘出手術を受けました。一軍でのレギュラーを固めるはずの入団4年目に9試合しか出場できませんでした。

遊撃手のライバルたち

実績のある京田の他に、2023年の後半戦に遊撃手のレギュラーとして出場し続けた2年目の林と森は5年目に再度レギュラー争いをするはずでした。しかし、ドラフトで森と同学年の東洋大石上をチームは獲得しました。2024年のキャンプ、練習試合、オープン戦で石上は打撃と強肩で遊撃手争いをリードしています。林も足を使った攻撃で追い上げています。京田も新人王を獲得した2017年のような強い打球が戻っています。ダークホース的に西巻も打撃、走塁で存在感を出しています。森は結果を出し続けないと待ってもらえない立場になっています。ライバルたちを追い抜き、差を付けることができるか楽しみです。

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