幻友 かわいいと言われたことのない女を変えた写真家
後に著名な写真家となる興梠真穂とアイナ・ジ・エンドの友情詰まった写真展
小さな頃から「かわいい」と言われたことのないアイナ・ジ・エンドがまだBiSHに入る前に興梠真穂と出会い、彼女がアイナを写真に収める度に「かわいい」と言葉を発したことでアイナは変わっていくのです。元々、才能があっても誰かが引き出してくれなければ多くの人にパフォーマンスは伝わらないのです。東京に来て人とうまく交われず、アルバイトも辞めた冬にまだ写真家にもなっていない真穂と出会い、お互いが傷つけ合いながらも互いの才能を尊重してよき表現者になっていく物語がこの写真展には詰まっていました。初恋に似た親友という意味で被写体アイナ・ジ・エンドと写真家興梠真穂の写真展に「幻友」というタイトルが付けられました。「かわいい」とか「きれい」とかって相手の内に秘めた宝石の原石を見つけた時に発すべきことなのかもしれないと気付いた写真展でした。
大人になるとは「感謝ができるようになること」
アイナ・ジ・エンドは大人になるということは「感謝ができるようになること」だと思うと語っています。自立なんてしなくてもいい、少しだけでいいから自分の足で立つ努力をしてみることが大事だと言います。立てなくなったら助けてくれた存在を思い出して、感謝の気持ちを心に巡らせ、成長してもう一度立ってみる、そして少しずつ前に進むのだと。
私の真心
「私の真心」を先日のアイナ・ジ・エンドのライブで聴きました。ライブで聴くのは初めてでした。ずっと彼氏とのことを歌っているのかと思っていましたが、男とか女とか関係なく、自分の真心を裸のまま曝け出せる人間関係を感謝と共に歌っているのだと感じました。このライブの日、私の少し前の席に岡村靖幸さんがいらっしゃたこともちょっと感動です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?