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VIVA LA ROCK2023

VIVA LA ROCKとは?

今年で10周年を迎える音楽フェス「VIVA LA ROCK」に初めて行きました。埼玉県初の室内大型ロック・フェスティバルで、テーマは「音楽の、音楽による、音楽のため」。初年度の来場者数は約5万4000人で2014年第1回をスタートさせたそうです。2020年はコロナ禍でオンラインのみでしたが、2021年からオンラインとリアルライブのハイブリッド、2022年からリアルに戻り、今年2023年からはマスクの着用は任意、声出しOKとなりました。ゴールデンウィークのフェスとして定着した、室内フェスとして絶大な人気を誇ります。

さいたま新都心の駅を降りたら、VIVA LA だらけ

5月5日さいたま新都心の駅に降りた瞬間、VIVA LAだらけになっていました。さいたまスーパーアリーナに駅から続く通りは人で溢れていました。VIVA LA GARDENというさいたまスーパーアリーナ付近のエリアではグルメストリートが人で埋め尽くされておりました。チケットがなくてもGARDEN STAGEのライブが楽しめるなど、音楽を堪能できる空間です。

VIVA LA ROCK 3日目

私が行ったのは5月5日VIVA LA ROCK 3日目でした。12時前にさいたまスーパーアリーナに到着すると売店もトイレも長蛇の列でした。入場口から反対側に位置するSTAR STAGEあたりまでくると行列は少なくなっていました。100LEVELと呼ばれる、通常でいうアリーナ席はオールスタンディングでした。indigo la Endのライブでは混雑しておりましたが、少しゆったりとスタンディングで川谷絵音を堪能できました。いったん退出して、売店で焼きそばとビールを買って、スタンド席でORANGE RANGEを楽しみます。盛り上がりまくりました。ビバ★ロックからはじまり、以心電信で観客の心をつかみ、SUSHI食べたい、上海ハニー、Pantyna、イケナイ太陽、キリキリマイと場内のテンション上がりまくりでした。つづいてCreepy Nutsは数え唄からはじまり、場内のテンションを上げながら、耳無し芳一StyleではR指定が無双していました。最後はのびしろで盛り上がりました。ここでお目当てのBiSHを100LEVELで見るために移動します。

Saucy Dog

100LEVELは満員電車並みの混雑。Saucy Dogのリハーサル中に移動したわけですが、STAR STAGEでこれから演奏するのはSaucy DogなのにBiSHの清掃員で一杯でした。Saucy Dogは昨年のNHK紅白歌合戦で演奏した「シンデレラボーイ」からはじめて、会場を歓喜の渦にします。ボーカル石原慎也のトークが観客の気持ちを掴みます。『第101回全国高等学校サッカー選手権大会』応援歌の「現在を生きるのだ」で盛り上がると映画『スクロール』主題歌「怪物たちよ」、そしてラストは『めざましどようび』テーマソングだった「優しさに溢れた世界で」を演奏します。

凛として時雨

お隣のVIVASTAGEでは凛として時雨の演奏になります。隣のステージとは言っても、同じ会場ですので生音が聞こえますし、角度は見づらいですが、視界に凛として時雨が見えます。もちろんビジョンでは見えます。アイナ・ジ・エンドの新曲「Red:birthmark」を作詞作曲したTKがボーカルを務める凛として時雨ですが、「DISCO FLIGHT」に象徴されるような確かな演奏能力と機械的なボーカルで、ライブでここまで正確に演奏できるのか?と思うぐらい完璧な演奏でした。ラストの「感覚UFO」ではTKが演奏後のギターをステージに置くとエフェクターによって最後の音が会場に残ったまま、ステージを去るというかっこいい演出で幕を閉じました。

BiSH最後のVIVA LA ROCK

BiSHは出たくても出演できなかったVIVA LA ROCKの主催者鹿野さんから、ロックバンドではないという評価を覆して3度目の出演となりました。BiSHのライブパフォーマンスが評価されてのことでしょう。リハーサルから清掃員のテンションは高く、声出しOKの中でリハーサルから大声援が駆け巡ります。そして「BiSH-星が瞬く夜に-」が始まると、私の前にいた清掃員の二人は激しくジャンプ。事前にリフト、モブやダイブの禁止が言われていたので、ギリギリのところまでの清掃員のパフォーマンスが大ジャンプといった感じでした。さいたまスーパーアリーナの雰囲気が最高潮に達すると「GiANT KiLLERS」で禁断のサークルモッシュが行われるのではないか?という雰囲気でしたが、流石に大人の清掃員が多く自粛されました。フジテレビ「レンアイ漫画家」のオープニング曲「ZENSHiN ZENREi」ではパワーコードとエイトビートを我武者羅に演奏しまくるパンクロックの精神が放たれたパフォーマンスとなり、清掃員だけでなく会場全体がパンクモードになりました。チッチやアイナのVIVA LA ROCKへの思いと何故か笑われてしまうハシヤスメアツコのトークが短いながらも清掃員の心に刻まれます。そして定番の「オーケストラ」。会場にいる清掃員以外の観客もBiSHといえば「オーケストラ」という代名詞として知られる楽曲で雰囲気をBiSH色に染めます。そして6月29日解散というタイムリミットに向けたラストシングル「Bye-Bye Show」では清掃員も新しい振付を見様見真似で取り込みながら盛り上がりました。アイナの「BiSH行くぞ!」で盛り上がる「サラバかな」でBiSH単独ライブような熱気になります。VIVA LA ROCKでのBiSHラストソングは「beautifulさ」です。とげとげの日だった初期のBiSHがロックバンドとして認められたVIVA LA ROCKへの思いが詰まったラストソングだったと思います。



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