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#好き004 DEATH STRANDING

1999年に発売された小島秀夫監督によって作成されたゲーム。
知らなかった人、普段ゲームをしない人に、世の中にはこんなゲームもあるんだということを是非知って頂きたい。

まずはゲーム業界について補足をする。現在のゲーム市場は、映画・エンターテイメント市場のおよそ3倍の経済規模と言われており、多くの資金、多くのリソース、多くの才能が投入され、競争が激化している。映画におけるアカデミー賞と同じように、ゲームにもTGA(The Game Awards)という祭典があり、毎年その年に発表されたゲームの優勝作品が発表されたり、開発中の新作の情報が公開されたりする。プレゼンテーターにはハリウッドセレブ(2023年はアルパチーノの登壇)も登場し、世界同時中継でアカデミー賞さながらの賑わいを見せている。

デス・ストランディングは2019年のTGAにノミネートされた。惜しくも最優秀賞(Game of the Year)の受賞は逃したが、Best Game Direction、Best 、Best Score/Music、Best Performance(マッツ・ミケルセン)を授賞した。また、小島監督はこれまでのゲーム開発の功績を含め、ゲーム分野では珍しい芸術選奨 文部科学大臣賞も授賞している。
ようするに現在のゲームは、世界規模の巨大産業であり、総合芸術としても評価されている。デス・ストランディングは、そんなゲームを代表する一つである。

デス・ストランディングの魅力は、ストーリー、映像、音楽、演出、俳優の演技、ゲームシステムなど多岐にわたる。
突如発生した原因不明の大災厄によりアメリカ合衆国は崩壊、地上の社会基盤はほぼ消滅し、無人の荒野となった北米大陸が舞台である。主人公であるサム・ポーター・ブリッジズ(ノーマン・リーダス)は、孤独な人間で、他人との繋がりを経ち、配達員としての生活をおくっていた。しかし、様々な因果により、分断された世界を繋ぐために、アメリカ復権の期待と、みんなの夢と希望とが託された荷物を運ぶために、アメリカ大陸を横断する事になる。しかし、サムにとってはそんな大義は関係なく、かせられた仕事をこなすために次々と荷物を届け続ける。
荷物を届けることで、荒廃した世の中の、人の想いを、みんなの希望を、分断された世界を繋ぐ。そして、様々な人との出会いを通じて、サム自身の孤独にも変化が生じる。それがプレイヤーにとって、映画や小説ではあじわうことの出来ない深い体験となる。

ゲームとは無縁という人も、是非チェックをしてみて欲しい。新しい世界が待っているので。


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他にも、これまでの人生で私が特に好きだと感じたものを記事にしています。一覧だけでもぜひ見てください。



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