関学、全日本大学野球選手権へ。

新チーム発足当初から正直期待はあった。

秋季リーグ戦が終わってすぐ兵庫県で社会人・大学チームのトーナメント戦「兵庫県知事杯」があります。奈良県では奈良県知事杯があり、五輪変則日程前であれば社会人日本選手権が終わったら「あぁ今年も終わりかぁ」となりがちですが、近畿圏はそうもいきません。新チームなってすぐの大学チームと社会人チームの対戦が見れます。

昨年11月上旬、1日だけ明石トーカロで兵庫県知事杯を観戦。関学は神戸学院大と1回戦で対戦しました。ここ数年のチームになかった「繋がる打線」が特徴でコールド勝ち。この試合を決めるホームランを打ったのは…

画像1

大谷 優斗内野手(4大社)でした。勝負強さには定評があり、いい場面で回ってくることが多い。

画像2

この時先発したのは黒原 拓未投手(4智辯和歌山)。一時期よりかはだいぶ調子を戻してきている感がありました。「投」はある程度計算ができる投手(主に左腕)がいるので、あとは打線と嚙み合うかどうか。新チームなって最初に見た試合でこれだけ楽しみだなと思えたのは久々。ここ数年の優勝争いは関大・立命・近大でしたが、ここに割って入れるようになれば面白いなと感じて球場を出たのでありました。

春季リーグを見た試合からすこし…

無観客のところもありましたが、関西学生開幕当初は「観客入れての開催」であったので1.2節を観戦しました。県知事杯の頃よりもチームが明るさがさらに出ていて…このチームの象徴ともいえる選手といえば、

画像3

渡邊 公登内野手(4掛川西)です。県知事杯の時に1人すごく声が出ている選手いるなぁと感じていました。それが渡邊 公登内野手。チームに1人でもいたら変わりますね。見てて楽しいです。

画像4

同ポジションとなる福谷 陽向内野手(3社)もしっかり声が出る選手で、試合前のシートノック前から観察するのも面白いかもしれません。

打線の軸は4回生の3番4番…と言いたいところですが、昨年秋のリーグ戦から県知事杯、春のリーグ戦を振り返ると期待をしたいのが…

画像5

石井 雄也三塁手(2大阪桐蔭)。もともと捕手登録であったものの打撃を活かすとなると内野へ。今季は打率.341 チーム最多の7打点をマーク。

投手陣は1回生の頃から先発から後ろまでフル回転の黒原 拓未投手が大活躍でしたが、黒原 拓未投手の次に活躍した投手…

画像6

西 隼人投手(3福岡大大濠)です。左腕中心の今季関学において貴重となる右腕。甲子園での関大1回戦でMAX148km。1か月後のわかさで、MAX152km。一昨年の県知事杯で好投しましたがここまで良くなっているとは…。この他にも2戦目の先発が多くMAX146kmの山本 晃大投手(4佐久長聖)、テンポのよい投球する鈴木 翔也投手(3静岡)、1回生の頃から期待の高い執行 大成投手(2県立伊丹)と左腕3枚に注目しています。

神宮での戦い方…

リーグ戦で「打」で圧倒した試合よりかは「投」で接戦をモノにした試合が多く…早い段階で点を取っておきたいところ。あとは関西が誇る剛腕・黒原 拓未投手が軸となる投手陣が全国の舞台でどこまでやれるか楽しみです。

少しでも長く神宮で戦えますように。1.2回戦を観戦します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?