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これから有償依頼を始める方へ

閲覧ありがとうございます、煮干と申します。
本記事は「有償依頼ってどうやって始めた?」のお声を何件か頂いたので、私なりのやり方で始めた経験と、何件かご依頼をいただいて思った所感などをまとめたものになります。


はじめに(注意事項)

私が有償依頼を始めたキッカケの詳細は省きますが、ざっくりいえば趣味と実益を兼ねてでした。
なので普段は働いていて、休みの日など空いた時間にアルバイト感覚でやろうと思っている方向けの記事となってます。
絵を描くのが好きで、それが収入になるなら一石二鳥でありがたいですよね。
個人依頼を始めたい方向けへの記事は他にも実績も多い方もいらっしゃいますので、一意見として見て頂けたらと思います。
絵で沢山稼ぎたい方や本格的にイラストレーターを目指している方向けではないので注意!


〇個人依頼の主な依頼内容

イラスト依頼といっても使用用途はそれぞれだったりします。
私がここ一年で頂いたご依頼や周囲の方のお仕事内容を大まかに分けると

・個人Vtuberさんなど配信者の方関連
 配信で使用するサムネイル
 歌ってみたMV用一枚絵
    2Dliveのキャラクター/衣装デザイン
 …etc

・TRPGなどの立ち絵
  キャラクターデザイン
    全身/バストアップの立ち絵

・個人制作物用の挿絵等
   小説やTRPG/マダミスのシナリオを制作されてる方の
   表紙絵や挿絵などの一枚絵

あとは個人観賞用でイラストをご依頼される方が多い印象でした。
主にキャラクターイラストと呼ばれるイラストがほとんどです。

背景やモンスター、動物などそれ専門に描いてる方もいらっしゃったりします。
これらのジャンルは描き手が少なく貴重なので、得意な方はすごい強みになると思います。

この記事はキャラクターイラストを前提として書いていきます。

事前準備

その①(参考画像を用意しよう)

ご依頼を始めるにあたって一番肝心なのは、なんといっても参考画像だと思います。何系を描くのが得意なのか、少年、少女、現代系、ファンタジー系…などなど、あればあるほど依頼者にとっては助かるものだったりします。
今まで描いてきた既に手元にあるイラストをサンプルにするのも全然良いと
思います。(二次創作でも、オリジナルでも!)

私の場合は過去のイラストと合わせてもう少しサンプルが欲しいというのもあり、新規でイラストを描き下ろしたりしてました。

その②(抽選企画)

新規でサンプルイラストを描き下ろしたとありましたが、それが表題のプレゼント企画で描いたものになります。
皆さん一度は X(旧:Twitter)でこんなポストを見た事はありませんか?

#RTしたVtuberさんを描く
(RTされた方の中から抽選で~などの文章)
■立ち絵プレゼント企画■

これってすごくwin-winなことが沢山ありまして、

クリエイターにとっては
1、サンプル画像になる(※サンプルとして使用する旨は記載あると良い)
2、自分の宣伝になる
3、制作時間の目安を作る(※これは後記する料金表作成のため。既にある程度分かってる方は除く)

TRPGやVtuberといったジャンルは今SNS上でも盛んなコンテンツです。特に個人で配信をやられている方は、サムネイルの作成が大変(って聞きました)なので、こういったプレゼント企画は需要が大きかったりします。

ちなみに私の時はVtuberさん向けにイラスト企画をやらせていただいたのですが、注意してほしいのは
※著作権の譲渡の可否
※商用利用の可否
です。最初これで失敗しました。
商用利用というのは、企画で描いたイラストをグッズ化とかで販売したり~のやつです。
許可する分なら問題ないのですが、しない場合はしっかりその旨を明記するのがベターです。
プレゼント企画をやられてる方もたくさんいらっしゃるので、他の方のツイートを見て参考にするのがやりやすい方法かなと思います。


その③(コミッションサイトに登録しよう)

です。私が今登録しているのは、

1、Skeb
2、SKIMA(立ち絵の販売もできる)
3、つなぐ(まだ登録しただけ)

の3つになります。主にSkebとSKIMAを利用してます。
Skebはコミッションやるにあたって一番とっつきやすいと思います。
各コミッションサイトについてはそれぞれ色んな口コミあるのですが、
上記を利用しているのは主に手数料が安いといった利点から利用してます。
ココナラは企業やプロの方も多く、総じてクオリティが高い印象を受けました。最初登録を考えたのですが、手数料で引かれる分を考えると相場が高くなってしまうのでやめました。

あとは直接メールやDMでご依頼を受注する方法などあります。
自分はコミッションサイトでご依頼していただいた方からのご縁で、直接 Xからご依頼いただく流れが多いです。
そして次が一番悩みました

その④(料金設定)

これは……本当に人によって違うので…良い参考とはならないかもですが……

最初にあった通り趣味と実益を兼ねてなのであんまり高い料金にしたくはないのと、無理なく趣味として続けていく金額への調整に悩みました。
どういう風に料金設定したかというと、純粋に時給換算です。

ここで事前準備したサンプル画像の制作時間が大体の目安になってきます。
一枚絵のラフの作成~線画/清書でおおよその時間を把握しておいて、それを元にご依頼内容に合わせて減算加算していく方法です。

ラフパターン、人物、リテイク回数、1つ追加につき〇〇円などなど
あとは元にした制作時間内に収まるように自分が作業ペースの配分を頑張ろう!な感じでゆるくやってます。
あんまり低く設定しすぎても負担とモチベの維持が大変だと思うので、そこは自分との相談です。



上記のサンプル画像と料金設定が出来たらコミッションサイトの商品に登録してまず第一段階終了!といった感じです。
有償依頼を始めようとなって実際ご依頼いただけるまではそれぞれ運要素もありますが、私は諸々準備始めてから半年以内くらいから少しずついただけるようになって今に至ります。

サイトに登録しただけでは中々ご依頼をいただくことは難しいので、次に私がやったことが


自分から仕事を取りに行く

になります。ご縁があれば抽選企画などでクリエイターを知ってもらってご依頼いただくこともありますが、

SKIMAなら「リクエスト募集」、Skebなら「アピール/ファーストリクエスト」
Xであれば  #イラスト依頼 #絵師募集 
(依頼受付してる方の使用も多いタグですが)など
こういう絵を描いてほしいと募集してる方がいらっしゃるので、勇気を出してそこに応募しにいく方法があります。

SKIMAの「リクエスト募集」


本当に多くの絵師の方がいらっしゃるので、私は断られて当たり前の気持ちであちこち応募したりしてました。
そこで初めて採用を頂いて今もリピーターでご縁を頂いてる方もいらっしゃるので、落ち続けてもめげずにリクエストを送ってほしいという気持ちです。
ちなみにコンペ形式とプロジェクト形式の2種類があります。
以下引用

プロジェクト形式

プロジェクトに対応できるクリエイターからの提案を集めて、取引を行うクリエイターを採用する方式です。 ※プロジェクト形式のリクエストから開始されたお取引では購入者からクリエイターへ「CHEER!」を贈ることが可能です。

コンペ形式

提示した企画内容に沿った成果物をクリエイターに提案として提出いただき、成果物を採用する方式です。 ※コンペ形式のリクエストから開始されたお取引では購入者からクリエイターへ「CHEER!」を贈ることができません。

SKIMA「FAQ」より

(CHEER!って何だろうと思ったらチップのことでした)


Skebの「アピール/ファーストリクエスト」


skebにはアピールという機能があって、「あなたのキャラを描かせてほしい」といったメッセージを相手に送ることができます。誰にアピールを送ろうか悩んでる方は、新着順の中から自分の絵柄の得意な傾向のキャラクターを見つけたり、「apeal」や「アピール」で検索をかけると、アピールを受けてリクエストを送ってる方もいらっしゃるのでそこから送ってみたり。
あとはファーストリクエスターという、初めてのリクエストを多く受けていらっしゃる方がいるのでその方に送ってみたりなどなど。

あとは力業?なところではありますが、初期はSkebのおまかせ金額を3000円で設定にして先着何名様まで!という方法も一時期取ってました。
Skebは新着に載るとそこからリクエストを送ってくださる方が多いので、
ひとまず目にとどまる機会を少しでも多く作ろうという目的でやってました。

Xで有償依頼の募集に応募

Xで有償依頼を募集してる投稿に応募を送る方法です。
料金表やサンプル画像をまとめたものをあらかじめ作成してポストしておき、引用RPできるようにしておくと後々楽だと思います。
気を付けることとしては、DMの受け取り設定と振込み方法。
折角希望があって依頼しようとしたらDMが送れない…ということがないように設定を見直しておきたいのと、あと結構見かけるのが振込み方法でPaypayやアマギフとなってるものです。
私も知識不十分なところがあるのですが、

【注意喚起】 イラストの有償依頼の報酬をAmazonギフト券(アマギフ)やPayPayアプリを用いて支払う行為は、各サービスの規約に抵触する可能性があります。 最悪の場合、関与する双方のアカウントがBANされる恐れがあります。
https://x.com/skeb_jp/status/1702302971864969444?s=20

X Skeb公式アカウントより

銀行振込だと個人情報(本名など)を相手に知らせてしまうので、抵抗がある方は上二つのコミッションサイトを利用するのをオススメします。



最後に

文章能力ないので色々つっこみどころがあると思いますが、ご依頼をいただけるようになるまでの流れはこんな感じでした。

蛇足として、記事は「営業の仕方」な内容でしたが、キャラクターイラストを描くからには「顔は最低限私なりに良く描こう」というのは今でも気をつけてます。
さいとうなおき先生とかかげ先生の添削動画お世話になってます。たすかる〜
独学で絵をやってる人間には本当に助かるのでYouTubeオススメです。
視聴して勉強しては「絵を描くのって脳みそ使うんだな…」となります


頂けるまでの期間は人によりけりですが、中々来なくてもあきらめないで!の思いです。


あなたの絵を必要としてくれる方はいます。

プロの絵師じゃなくても「対人でのやり取り」「対価としてお金を頂く」「依頼してくれる人への感謝の気持ち」
これを忘れなければ大丈夫です。

自分は有償依頼を始めてから絵を描くのが更に楽しくなったので、ご依頼をいただいてる方々には本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

これを読んでくれた方への一助になれば嬉しいです。
ここまで見てくださってありがとうございます。


煮干(@bbatuyoi)

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