視界には必ず人工物

中学校の頃、ふと思った。

目に映るものって必ず人工物がはいってるよなぁ、と。

アスファルト、カーブミラー、通り過ぎる車。

家、学校、その間の通学路。

見渡す限りの人工物。

昭和、大正、もっと前の時代だと、ふと見ると視界100%が自然だったりする風景っていっぱいあったのかもしれない。

そう考えると、なんだかちょっと虚しくなった。

山とか海とか行けば自然100%の視界に出会えるかもしれないなぁ、なんても思った。

結局いろいろ試行錯誤してたどり着いた、「視界100%が自然」の方法は、空を見上げること。

これは、人間界を一瞬だけおさらばできる方法かもしれない。

なので、今でもたまに空を見上げて、ちょっと人工物から目をそらせたりして、産業的人工物からの逃避。

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