初献血

たまたまお昼ご飯を買いにスーパーに行ったら、お店の前に献血カー。

献血は一度やったことがなかったけど、いつかやってみたいと思っていた僕。

これはいい機会だ、と思い赤十字マークのジャンパーを着た人に話しかけた。

「 まずは受付を済ませましょう 」と言われ、受付の場所まで案内された。

パイプ椅子に座らされて待機。

受付、献血カーには20人程おり、献血に来る人は老若男女問わずたくさんいるのだとびっくりした。

10数分程経って、いよいよ受付へ。

健康状態やら現在常時服用している薬はあるかなどいろんな質問に答えた。

質問が終わったらまた待機。

献血カーには数人しか乗れないので、その人たちが降りてくるのを待つのだ。

10数分程して、ようやく僕の番がきた。

献血カーに乗ると直ぐに乗車していたお医者さんから先程の質問の内容について再確認。

それが終わると、今度は優しそうな看護師さんから指に針を刺されて血を数滴ほど提供。

即席の血液型判別液みたいなのを使って僕の血液型を調べていた。

今までずっとA型だと思っていたけど、実は全然違う血液型でした。

なんて世界仰天ニュースで見たようなことが起きないかなぁ、とぼんやり考えていたら、結局A型でした。

指先の血の採取が終わり、いよいよ献血へ。

これまた優しそうな看護師さんに誘導されて椅子に座る。

椅子といっても座ると寝るの間のような姿勢で座れるリクライニングシートみたいな椅子だった。

「 右腕を出して下さい 」と言われ右腕を出す。

「 血管凄い見やすいですね 」

はじめて右腕の血管を褒められた。

いや〜、それほどでも〜

という気持ちにはならず、

針が刺しやすそうな腕でなによりです!

などと、これまで考えたこともなかったようなフレーズが頭の中に浮かんでいた。

そして、優しそうな看護師さんは血管を褒めるやいなや、躊躇なく僕の血管目がけて針をジュクリ。

針が身体に刺さる瞬間は見なかった。

というか、見たくなかった。怖かった。

代わりに血が吸われていくチューブを見ていた。

想像以上に勢いよく血が吸われていくのがわかった。

「 若いと血が溜まるのも早いですね 」

と看護師さんに言われた。

パンフレットによると、通常400mlの血液を採取するのには10分くらいと書いてあった。

だが、若さもあってか僕の場合は、それよりも早かった。

結局、5分くらいで採取が終わったのであった。

献血が済むと、最後に特典みたいなのを貰った

今回僕が貰ったのは、燃えるゴミの袋と食器用洗剤、献血のキャラクターが書かれたタオルだ。

献血が終わったあとはご褒美のようなものがあると聞いたことがあったのだが、どうやらそれは本当だったらしい。

でも、僕はハーゲンダッツが貰えるなどという噂も聞いたことがあったのでちょっとガッカリ。

なんでも、市町村によって特典の内容が変わるという。

ハーゲンダッツを求めて、次は違うところで献血をしてみようかしら。

そういえば、献血をして気付いたことが一つあった。

身体が寒いのだ。

おそらく、400ml分の血液とともに、その分の熱も持っていかれたからであろう。

夏に献血をすると逆に涼しくなったりするのかな?

初献血の帰り道には、そんなことを思い浮かべていた。

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