Hikoma8の組み立て
こんにちはひみこです。
2022年始頃、Hikoma 8というマクロパッドを設計し、発注製造していました。10枚発注したPCBが余っているので、Boothで頒布するために組み立て方法をここに残します。
こういう記事書くの初めてなので、分からない場所があったらTwitterとかで質問してください↓↓
Hikoma 8 とは
Hikoma 8は8キー/9キーのマクロパッドです。Bigass Enterを活用するために設計されました。
Pro Micro(ATmega32U4)とQMK Firmwareを使用しており、VIA/Remapでのキーマップ書き換えができます(要json読み込み)
Hikoma 8ではBigass Enterの使用/不使用、ProMicro搭載位置の左/右が選択できます。この記事ではBigass Enterの不使用、Pro Micro搭載位置を左側にして組み立てていきます。必要な場所には解説を入れていますので、適宜読み替えて組み立ててください。
組み立て前に、この記事の全体に目を通してから作業してください。
この記事ではハードウェアの組み立てのみを解説します。Pro MicroへのQMK Firmware書き込みを解説できるほどの力がないからです。「QMK Firmware 書き込み」また「VIA 使い方」「Remap 使い方」等で検索して対応してください。
.hexファイル(コンパイル済みファームウェア)のダウンロードはこちら
VIAやREMAP用のjsonファイルのダウンロードはこちら
ForkしたGithubはこちら (必要になったときに使ってください)
Pro Microのリセットは、裏面からピンセット等でRSTとGNDをショートせてください。
組み立て
部品一覧
Booth頒布商品に含まれないものも掲載しているので、購入前によく確認してください。
トップケース
ボトムケース
MX互換スイッチ 9個(Bigass Enter使用時は8個)
ボルト・ナット・ワッシャ
PCB本体(製造時のミスにより、右上は手作業で切削しています)
キーキャップ 1u*6個 1.25u*1個 1.5u*1個 2.25u*1個
キーキャップ(Bigass Enter) これを使うときは、6の1.5u*1個 2.25u*1個は不要です。使いたいときに用意してください。
Bigass Enter用サポート 7を使用するときに必要です。
スタビライザー 2u用
Pro Micro(ATmega32U4) ピンヘッダ*2
ゴム足*4個 (写真に入れ忘れました)
導線 (写真に入れ忘れました Bigass Enterを使わない時に必要です。)
必要な工具等
付属してないので各自で用意してください。
はんだごて
ニッパー
ピンセット
絶縁用テープ(セロハンテープやマスキングテープで十分です)
簡易レンチ(付属品)
棒ヤスリ(必要になるかも)
Pro MicroをPCBに
Pro Microの下にあるRESET部分にテープを張って絶縁してください。必要かしらんけど念為
左側にUSBポートを出したい場合は、PCB裏面から見て右側にProMicroを取り付けます。
右側にUSBポートを出したい場合は、PCB裏面から見て左側にProMicroを取り付けます。
はんだ付けします。
赤矢印部分 PCBオモテ面に飛び出ているピンヘッダの足を切断します。
画像右側 スタビライザーを装着します。
スタビライザーを装着した段階で、2.25uキーキャップまたはBigass Enterを装着し、作動を確認してください。スタビライザーによってはキーキャップとの相性が悪く、軸がスレて押し込みが固い、戻らないなどの問題がある場合があります。棒ヤスリなどでスタビライザーを削って調整してください。
棒ヤスリは100円ショップで入手可能です。
スイッチ
Bigass Enterを使わない場合は右上のスイッチを取り付けます
Bigass Enterを使う場合は右上にBigass Enter用サポートを取り付けます。
◁マークが左を向くようにして、両面テープを使用して貼り付けてください。
Bigass Enterを使う場合は、この段階でBigass Enterを付けてまっすぐ押し込めることを確認してください
トップケースの裏側からPCBを乗せます。
各スイッチの足がPCBのスルーホールに入るように慎重に行ってください。
Bigass Enterを使う場合は左上のスイッチは不要です。
スイッチの底面とPCBが接地していることを確認してから各スイッチをはんだ付けしてください。
Pro Microから左上のスイッチに繋がる赤い線は、付属の導線で接続します。
Pro Microを右側に取り付けた場合(画像の反対側に取り付けた場合)も、ピンヘッダのない場所に導線をはんだ付けしてください。
Bigass Enterを使う場合は不要です。
導線をはんだ付けした後、テープでいい感じに留めておいてください。
ケース
完成です おつかれさまでした。