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いよいよ明日本番!

BimBomBam大楽団ライブいよいよ本番が明日に迫りました。一年かけて準備してきたこのライブ、俺としてもこんなに時間をかけて準備したのは人生初めてで、いつも出たとこ勝負でやってきた身としては初めてのお使い状態で、いつ泣いてもおかしくない様な一年でした。今日はこの一年について軽く書きたいと思います。

まず、そもそもなんでこれをやろうという事になったのか。これは子供の頃に見たジャズ。Newport Jazz Festival in斑尾が始まりで、その時みたディジーガレスピービックバンドや、アートブレイキービックバンドが心に大きく響いてて、ビックバンドがずっと憧れの一つでした。なので、PE'Z時代もビックバンドやりたいという事は何回も言ってましたが、実現せず。BimBomBam楽団を組む時に「いずれは!」って気持ちがあったので、楽団という名前にし、少しずつゲストに参加してもらったり、3人でやるから小学団って言ってみたりしながらその時を待ってました。

そこにやってきたのがコロナさん。彼(勝手にこう呼んじゃいます)は色んなものを根こそぎ奪っていきました。一番大きかったのは「やる気」です。「やる気」が無くなりそうになっちゃったんですね、一度。何をするにしても、お客様だろうが演者だろうが、皆がコロナに気をつけている中で、「音楽やる意味あるの?」って気持ちになりかけてしまって。2021年の秋にはツアーをやったりもして、あちこちの土地の方に喜んで貰えて「ああ、音楽いいな」ってやっと思えたりして、何とか気持ちを保とうと必死でした。

なにか大きなきっかけを作らなきゃなーって思ってた時に、昔の昔、PE'Zの初期からお世話になってた人や、色んな人と組んで何か動こうという話が出てきました。これはもうチャンスはここしかないという気持ちになったわけですね。「よし、どーしようもないくらい頑張らなきゃ上手く行かない事をやろう」ってなったんです。そこでビックバンドだったんですね。無理やり夢を叶えに行ったわけです。

BimBomBam楽団の活動をしてきたこの7年、色んな人とコラボしてきました。なのでメンバーは大体どんな感じの人を誘いたいかイメージできてました。一番の問題は、俺はビックバンドのアレンジとかできないので、アレンジャーをどうするかという事です。その辺の話はクラファンリターンの動画でたっぷり話してるので割愛しますが、とにかく小笠原での出会いから、今回のアレンジャーは金沢法皇となりました。彼は俺より15歳も若いんですが、ものすごい努力家で、しかも脳みそ尖りまくってる凄いやつなんです。「かなざわのりお」と読みますが、おれは「ほーおー」と読んでます。尊敬の念を込めて。ほーおーに頼んで良かったと心の底から思ってます。

BimBomBam楽団は2019年に『BBB-LAND』というゲスト沢山のアルバム作って、そのライブをビルボードカフェでやりました。動画もYouTubeにあるけど、あれもすごく豪華で熱いライブだったけども、今回はビックバンドという事で、さらに沢山のメンバーを集めなきゃならないんですね。BimBomBam楽団のメンバーに、この数年たまに参加してもらってる柴田亮。ここを基本にビックバンドといったら管楽器なので、これが大変。サックスに関してはそのアルバムで沢山のゲストに参加してもらってるので、その中から元晴さんとサラちゃん、そしてじゅんじゅん。そしてなんと言っても今回の影の協力者、りっきーと、パラパラ漫画の動画で協力してくれた曽我部くんって感じでスムーズに決まりましたが、トランペット、トロンボーンはゼロからなので悩みました。トランペットのよーすけはもう1番の仲間なので、もちろん誘うのは決まってたんだけど、果たして俺とよーすけでビックバンド乗り越えれるのか?って話になって、やっぱりパキパキ吹ける人に助けてもらわないとダメだ!って事でヒデローさんにお願いしました。トロンボーンはまずちょっと前にハニードロップってバンドに呼んでもらった時に、ぶったまげた後藤篤ぱいせん。この人とんでもないんですよ、、ほとんど話した事無かったけど勇気をもって誘ってみました。よかった、、オッケーしてくれて。リハーサルでもめちゃくちゃアレンジとかに直し入れてくれたり、アイデアだしてくれたおかげで良いものになったと思う。そんでたなっち。たなっちはまじでいいやつなんだよなー。芯の底の底に強いものをもってて、俺は一緒にちゃんと演奏した事無かったので、今回やっとやれてよかった。

と言った感じでメンバー決まりました。

8月にこの企画を発表してから色んな人に「なにこれ!面白そう!」って声をかけてもらった中の一人にSAROくんがいました。SAROくんはさらに「参加したい!」とまで言ってくれて、俺としてはいつかがっつり一緒にやりたいと思ってたので即誘いました。ギターのアニキも同じで、「じゃあ出てください!」って感じで参加してもらう事になりました。熱いメンバーがどんどん揃っていって、俺は、、、、、さらにプレッシャーがキツくなったのは考えない様にしてたのは内緒。

ハモニカの清野美土はこの数年仲良くさせてもらってて、セッションしたり、BimBomBam楽団とよしとくんのバンド、ハモニカクリームズとの対バンとか色々やってる中で強引に出てもらう事になりました。いいんだよなーよしとくんのハモニカ。

ボーカルの大久保紅葉ちゃんはサックスのサラちゃんから教えてもらって、前々からかなり気になっていた歌手でした。今回ほぼ初対面で誘ってみたのにオッケーしてくれたのは嬉しかった。この強いメンバーの前で一番若い紅葉ちゃんが強い気持ちを持って歌うのを凄く楽しみにしてます。

で、ですよ。いきなりビックバンドと言ってもなんじゃらほいって皆さんなると思うので、まずはどんな感じになるのかを軽く伝えるべくリハーサルを6月に一度やりました。ほーおーにはシケナギとDouble Bの2曲をまずアレンジしてもらいました。この2曲の時点でもうこの企画いける!って感じたんだけど、ほーおーとはとにかく打ち合わせを重ねました。皆さんご存知の通りYouTubeにもあがってるあの2曲、かっこいいでしょ?他の曲がまたこの2曲を飛び越えてくるアレンジになってるので、楽しみにしててください!

そこから半年くらいたちまして、11/30から本格的なリハーサルが始まりました。ここからはもう具体的に進めていくので、楽しい楽しいだけじゃない日々が始まりました。正直「しんど、、、」って思う時も沢山ありました。あれだけ個性の強い人が集まれば、それはまあ色々あるわけで。しかもほーおーはその中でも若い方に入るわけだから、誰よりも大変だったと思う。怖い先輩沢山いるからね、、、笑

そんな中よく頑張りました。100点!

最終日の通し練習の時はほっとしたのと、ここから本番日にむけて色々やらなきゃならない事が山積みなので、それを考えたらいきなり疲れてきて、気が遠くなりました。今まで感じた事ない疲れが体を襲って、夜10時に寝ちゃった。前日フルに働けるように。それが今日。昔から前の日にほっとしすぎて本番の日に気合い入らないクセがあるので、そこはちゃんとやりたいと思います!!

今回は本当に個性強いメンバー多くて、そんなビックバンドは海外でしか見た事ないのでどんな事になるのか楽しみすぎで、怖すぎです。そもそも20歳くらいの時にニューヨークでミンガスビックバンド見た時に、有名なソリストだらけのメンバーを見て、こんなのまじで最高だ!って思った気持ちが今回のメンバー選びにつながってるので、ある意味その部分でも思った事を実現できる環境にいることに感謝です。そして、参加してくれたメンバーみんなも、沢山のリハーサルやらなんやら、色々と納得いかない事も多かったとは思うけども、堪えてくれた事にも感謝してます。

という事で明日は本番。

20歳そこそこからずっと音楽業界でやってきて、ずっと余計な事頭の中満タンなステージしかやってきてない中、BimBomBam楽団を始めて少しずつ楽しいステージをやれる様になってきました。今回も同じように沢山の余計な事を考えなきゃならないライブだけども、俺ももう47歳なので、本番だけはは余計な事考えないで楽しい時間を過ごしたいと思います。もういいよね、少しは楽しんでも。

皆様も沢山楽しんでください!

では明日。

大山

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