新米姉妹のふたりごはんはいいぞ

友に勧めれて見始めたのだけど、丁寧に作られていて今年一番好きなドラマとなった。まず家が広い。庭も広い。玄関も広い。キッチンも広い。
そんな夢みたいな舞台もさることながらメインテーマの料理の丁寧なことといったらもう。一旦具材を入れるためだけにトレイが用意されている。そんな料理してみたい。動画で見る暮しの手帖。夢だ。

台詞の塩梅もちょうどよかった。料理についてはキチンと説明する一方で、心の動きは言葉にしすぎない気遣いがある。だけどお礼は必ず言う。最高。

アマゾンプライムで見ながら友とラインで突っ込みながら見たんだけどそれも相当楽しかった。制服姿のまま油はねする調理に挑む姉妹を見ながら友と二人で「頼むから私服に着替えてくれ」と懇願したのは良い思い出。

あと、第3話で妹のあやりが自分に友達がいないことを告白するのだけど、そのシーンがとても好きだ。姉としての不甲斐なさを認め、それでも姉として頑張りたいと伝えるサチも良い。最初に歩み寄るのは決まってサチだし、彼女はあやりの行動を安易に否定しない。もしかしたら劇中では一度も否定したことないんじゃないか。
今まで気安く個人的なことを打ち明けなかった理由を説明するのに、妹のあやりは「私には友達と呼べる人がいません」と簡潔に言う。十代の女の子が口にするには重く勇気がいる言葉だが、それを口にしたという意味と理由を想像するだけで胸を打つものがある。またその言葉に返す言葉が優しくてね〜。「友達出来るよ」ではなく「あやりさんと友達になりたい人、きっといると思うよ」に持っていく力よ。すごい。気休めじゃない言葉というのはこういうことか。加えて「姉の私が保証する」の追い打ちで心がくしゃくしゃになってしまう。血が繋がらない家族という事実をやすやすと超えることが出来るのはサチだからこそ。良い子〜〜〜〜〜〜!!

あと、あやりの良いところはそこそこ口を大きく開けてご飯を食べるところ。あれ、今まで一人だけでご飯を食べてきたという説得力がすごい。

最終回〜〜〜!終わらないで〜〜〜!!あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

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