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クレジットカード離れが進む中国 クレジットカード普及率1位の韓国

 中国では、クレジットカードを使わなくなる人が増えている。

中国の若者たちがクレジットカード離れ
 
【3月12日 CNS】中国の若者の間で、クレジットカード離れが話題になっている。中国の短文投稿サイトの微博(ウェイボー)で実施されたクレジットカードの保有枚数調査によると、有効回答3355人中1267人が「クレジットカードを持っていない」と回答した。

 広西チワン族自治区南寧市で働く陳陳さんは、「クレジットカードを使わなくなってから、生活が楽になったと感じています」と語る。
 
 陳さんは、2023年6月から、信用枠まで使えるクレジットカードから口座残高以上使えないデビットカードでの支払いに切り替えた。クレジットカードを持っていると、余裕があると錯覚し、ついつい収入以上に使いすぎてしまうからだという。

 中国決済清算協会によると、2023年第3四半期にクレジットカード発行枚数は年初と比べて2000万枚近く減少し、4四半期連続で減少した。一部の上場銀行が開示している決算報告などでも、クレジットカード決済額は減少している。

 一方、オンライン・クレジットカード申請プラットフォーム「融360」の担当者は、「クレジットカード発行枚数は減少しているが、市場の消費活力が弱まったわけではない」と語る。銀行のDX(デジタルトランスフォーメーション)が深化するにつれ、クレジットカードの発行規模を追求するのをやめ、サービスの質や顧客満足度の向上に努めるようになったからだとしている。(c)CNS-工人日報/JCM/AFPBB News

https://www.afpbb.com/articles/-/3509404

 クレジットカードを使っていると、使いすぎるので、デビットカードに変更する人が増えていると。使いすぎるよりも、ちゃんと管理できる支払い方法に変更するというのは、賢い。


中国で「社区食堂」が人気、老若2世代を引き付ける秘密とは
 
【8月15日 Xinhua News】中国各地で最近、社区(コミュニティー)住民向けに栄養バランスの取れた食事を安価で提供する「社区食堂」が人気を集めている。浙江省杭州市西湖区北山街道の食堂は午前10時半には行列ができるほどで、高齢者だけでなく若者の姿も多く見られる。

 社区食堂は当初、高齢者食堂と呼ばれ、高齢者への食事サービス提供が目的だった。各地の民政部門が食堂の建設や高齢者の利用に助成金を出し、高齢者が手頃な値段で栄養豊富な食事が取れる仕組みが整えられた。ここ数年は利用者の対象を高齢者以外にも拡大する食堂が増え、多くの若者が利用するようになった。
 
 社区食堂には値段の手頃さに加え、健康的な食事が取れるという利点があり、テイクアウトやファストフードで食事を済ませていた若者が集まるようになった。北京、上海、広州、深圳のような大都市や杭州などの主要な地方都市では、ファストフード店の1食当たりの値段が30元(1元=約20円)前後なのに対し、北山街道の社区食堂は野菜料理が1品4元、肉や魚を使った料理が1品6元で「17元で肉・魚2品、野菜2品」などの定食もある。北京市石景山区の社区食堂は50グラム当たり2・48元で提供し、値頃感を求める高齢者だけでなく、ホワイトカラー層からも絶大な支持を集めている。社区食堂は食材が衛生的で、栄養豊富なメニューがそろい、出来たてが食べられるほか、高齢者の味覚を考慮して全体的に薄めの味付けになっており、油や塩分、添加物が多いテイクアウトの食品より健康的であることも人気の理由となっている。

 社区食堂を利用したことがある女性からは「食事はおいしくて値段も手頃。メニューも健康的で、奥の厨房エリアでシェフが調理しているところも見えて清潔感がある。1人当たり20元以内で肉・魚料理2品と野菜料理1品が食べられ、家庭の味も楽しめる。今後も頻繁に行きたい」との声が聞かれた。

 多くの社区食堂が独自の特色を打ち出している。杭州市上城区復興里社区の「健康食堂」の責任者によると、最近は健康にこだわる客層をターゲットに28元のプレミアム菜食セットを販売。客の7割は若者だという。同区にある南星街道の社区食堂は文化イベントスペースとして利用され、料理教室などを開いて地域住民の生活に溶け込んでいる。上海市徐匯区漕河涇街道の社区食堂では、高齢者とホワイトカラー層それぞれの食事のピーク時間帯に合わせて、ご飯の炊き加減を調整。高齢者の食事のピーク時間帯を過ぎると、若者が好む「ピリ辛」の炒め物をショーケースに並べる。

 高齢者への思いやりから始まった小さな社区食堂は、次第にサービス提供範囲を若者へと拡大し、大きく年の離れた2世代が集まる場となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News

https://www.afpbb.com/articles/-/3476708

 高齢者向けのサービスとして作られた社区食堂が中国の若者にも人気になっている。原因の1つは、中国経済の低迷と若者の就職率が低いことだろう。

 しかし、これまでの食生活を見直して、安くてバランスの取れた食事に変えるというのは、良い傾向だ。

 日本では、昔から定食屋というのがある。もっと、定食屋が増えてほしいくらいだ。ごはんとみそ汁、それに、色々なおかずが選べる。生姜焼き定食や、チキンカツ定食、みそ汁も豚汁に変更できれば最高だ。

 ファーストフードでは、この定食屋には勝てない。のだが、やはり資本の違いは大きい。個人経営の店は、どんどん減っていくのだろう。寂しいかぎりだ。

 中国は、景気の後退で、こういう食堂が注目されるというのは、悪いことではない。


 韓国は、クレジットカードの普及率が高い。

韓国がクレジットカード大国となった理由 キャッシュレス決済率90%で世界一
 
  韓国がクレジットカード大国であることをご存知であろうか。韓国では、住民登録番号(日本のマイナンバー相当)がクレジットカードと紐づいていたことからクレジットカードが普及していた。しかし、元々は現金での支払いが主流であり、現在のようにクレジットカード大国として知られるほど、普及率は高くなかった。

 クレジットカード大国への転機となったのが、1997年のアジア通貨機危機だ。この際に韓国はデフォルト(債務不履行=国家破綻。最近では3月9日にレバノンがデフォルトしている)寸前の状態に陥り、「国際通貨基金(IMF)」の管理下に置かれた。IMFは多額のお金を貸し出す代わりに財政再建、多くの財閥の解体、金融機関のリストラなどの経済措置を指示した。 

https://www.koreaworldtimes.com/topics/news/7062/

 韓国では、キャッシュレス決済が、96%を超える。これは、どの国よりも、キャッシュレス決済が多い。こういう事から、韓国はデジタル先進国なんていうのだろう。日本のキャッシュレス決済は、19%程度で低い。

 中国の若者がクレジットカード離れになっているように、クレジットカード決済しているほうが優れているとか、進んでいるとはならない。韓国は、個人債務がGDPを超えるほどの借金大国だ。

 これを考えると、クレジットカードが普及しても、管理ができなければ悪い方向に向かってしまう。

 また、韓国では、他人よりも良い生活をしないとバカにされるので、見栄を張って、自分の収入より高いレベルの生活をする。これが、借金が増える理由でもある。

 中国のように景気が後退しているからと言って、高齢者が行くような社区食堂には行かないだろう。見栄を張って、高級店に外食。というパターンだ。

 日本人の感覚からすると、中国人の感覚と近い。自分の収入に合わせて生活レベルを合わせるし。背伸びして高い生活をしても、どこかで破綻する。

 キャッシュレスにすると得をするのは、国だ。紙幣や貨幣を発行する手間が省ける。お金が動いても、データとして記載されている数字が移動するだけだ。物が動かないので、コストはほとんどかからない。

 それに、現金は、市中に出回れば、どこにあるかは把握できない。個人のタンス預金もわからない。これが全部デジタルになれば、どこに金があるかは一目瞭然だ。

 政府が通貨をデジタル通貨に変更しようとするのも、全ての金を管理するためだ。キャッシュレスは、便利と言っても個人の資産が完全に管理される状況というのは好ましくない。

 韓国の場合は、中国がクレジットカード利用率が下がっているのを見て、デジタル後進国とか言うのだろう。

 デジタル化されるのが、本当に幸せに繋がるだろうか?それに取り残される人も存在する。みんなが特別な知識もなく、使える技術こそ本当の技術だ。iPhoneは、やはり凄い(一番初めのだけ)

 

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