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令和4年度春季リーグ vs関西大学3回戦

本日、わかさスタジアム京都にて、vs関西大学3回戦が行われました。
開幕戦の勝利を無駄にしないためにも、今日の勝利は必須となります。(関西学生野球リーグでは、同節において2勝したチームが勝ち点を獲得するからです)


得点表

関大 000 000 110 2
京大 010 200 01× 4


先発オーダー

1小田 4 (3・茨木)
2伊藤 5 (4・北野)
3山縣 8 (4・天王寺)
4青木悠 3 (3・四日市)
5片岡 6 (4・神戸)
6出口 7 (4・栄光学園)
7大川 9 (3・済済黌)
8愛澤 1 (4・宇都宮)
9水野 2 (2・高松)


先発投手は普段捕手でチームを助けている愛澤。実は高校時代、投手で栃木県選抜に選ばれた実力者です。
打撃ではこの2試合当たっている上位打線に加え、初スタメンの大川水野にも期待がかかります。
京大後攻でいざ、試合開始です。


奇襲成功、一気にペースを握る

先発投手が捕手というので驚きですが、何と愛澤はアンダースロー。この秘策が見事にはまり、初回を三者凡退、2回と3回は1人走者を背負うもフライアウトを重ねる完璧な投球を見せます。

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【先発の愛澤。4回無失点と好投した。】


京大は初回、山縣が三塁打を放ちましたが無得点。しかし打撃の良いイメージは持てていました。すると2回二死から愛澤がバットでも魅せます。6球目の速球を左中間へ運び、二塁打とすると、リーグ戦初出場の水野が打席へ。打球はショート後方へのフライとなりチェンジかと思われましたが、上空の風にあおられ、レフトとショートの間に落ちるラッキーなヒットに。昨日に続いて京大が先制します。

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【本日も3塁打など出塁で貢献した山縣。】

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愛澤は2塁打も放つなどマルチな活躍が目立った。】

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【先制適時打の水野。守備では初先発とは思えない落ち着きを魅せた。】



中盤、高まる緊張感

4回、愛澤は二死一、二塁のピンチを招きますが落ち着いて後続を断ち、4回無失点という素晴らしい内容で先発の役割を果たします(なおこの後愛澤は捕手へ)。
するとその裏、先頭片岡が四球で出塁すると出口が鮮やかなランエンドヒットを成功させ無死一、三塁、さらに盗塁で二、三塁のチャンスを作ります。ここで打席には本日初スタメンの大川。初球を振り抜き、ライト線への値千金二点適時打を放ちます。さらにこの後一、三塁とチャンスは広がりますが、こちらは得点には繋がりませんでした。

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 【結果的に決勝打となる2点適時打を打った大川。調子は上向きだ。】


5回は徳田(4・北野)がマウンドに上がりました。エラーと四球で複数走者を背負いますが、リーグ戦経験者の余裕を見せ、しっかり後続を切って無失点で後半へとつなぎます。

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【怪我から復活し2年ぶりのリーグ戦となった徳田。やはりこの男の投球は心強い。】



関大の執念、京大の底力

6回から京大は一昨日先発したエース水江を投入。4番から始まる好打順でしたが三者凡退で切ります。
しかし7回表、二死一塁としたところで水江が牽制で暴投するというまさかのミス。これにより二死三塁のピンチとなり、適時打を打たれて遂に一点を失ってしまいます。

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【一回戦に続く登板となった水江。これぞエースと思わせる粘りの投球を魅せた。】


一方京大は愛澤が三安打目となる中前打を放ちますが、相手投手の球威に押され6回、7回と得点が奪えません。
勢いに乗る関大は8回、先頭打者が二塁打で出塁すると内野ゴロの間に三塁へ進塁。そして右前適時打を許し、一点差に追い上げられます。この時、流れは完全に関大へ傾いたかと思われました。
しかし今年の京大は一味違います。水江が後続を断ち同点は許さないと、その裏またしても片岡出口が連続で出塁します。代打梶川(4・旭丘)のバントは惜しくも三塁でアウトにされましたがここで二塁走者出口が単独で三盗を見事に決めます。そして愛澤の放った一ゴロの間に一気にホームへ。かなり際どいタイミングでしたが結果はセーフ。ここへきて京大が追加点を上げます。


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【起死回生の三盗に加え、好判断で本塁を陥れた出口。この男で一点をもぎ取ったと言っても過言ではない。】


9回表、ここを抑えれば京大の勝利です。しかし関大もそう簡単に終わるわけにはいきません。先頭が中前打で出塁し、望みを繋げます。一球投げるごとに両ベンチから飛ぶ大声。とんでもないプレッシャーが球場に渦巻いていましたが、それでもエースの意地は凄いものでした。次打者2人を内野ゴロで確実に仕留め、二死三塁とすると最後の打者を三球三振。4-2でゲームセット。京大が勝利しました。


勝者決定戦にふさわしいとてつもない重圧のかかった好ゲームでした。開幕節での勝ち点獲得は2002年秋以来20年ぶり、関大からの勝ち点獲得は1982年秋以来実に40年ぶりの快挙です。このチームは現在進行形で歴史を塗り替えています。ぜひ次節同志社大学戦もご期待ください!


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