【逐条感想】夢を信じて 徳永英明

ドラゴンクエストのエンディングテーマ、徳永英明さんの「夢を信じて」について、何日か前に書いたけど、なんで僕の胸厚…じゃなくて胸熱ソングなのか、考察しました。

登場人物は2人で、「君」と「自分」(歌詞で登場するわけではない一人称)。「君」はおそらく「自分」が尊敬できる友人かなと。「自分」は不安を抱えながら暮らしていて、僕の想像では10代後半。では、具体的な歌詞に沿って。

・いくつの街を 越えてゆくのだろう 明日へと続く この道は

「自分」が今後の人生について考えている光景が浮かびます。今後、どんな街を転々とするのだろう。

・行くあてもない 迷い子のようさ 人ごみにたたずむ 君はいま

未来への道筋が見えていない、迷っている、そんな不安が見てとれます。「君はいま」とあるので、「自分」から見て「君」が迷っているように思えるということですかね。この後の歌詞を見ると、「自分」も同じような気持ちでいるような。
ちなみに、僕には兄がいるのですが、兄が一人暮らしをするため実家から出ていったとき、同じような気持ちになった気がします。僕もいつか家を出て、どこか違う場所で暮らすのだなあと。不安と期待が入り交じった感じ。

ではちょっと歌詞を飛ばしてサビヘ。

・夢を信じて 生きていけばいいさと 君は叫んだだろう 明日へ走れ 破れた翼を 胸に抱きしめて

夢を信じて生きていこうというメッセージのようですが、僕がグッとくるのは「生きていけばいいさ」です。「行こうぜ!ピリオドの向こうへ!」ではなく、「いけばいいさ」という押し付けがましくない、肩の力が抜けている感じ。
「君は叫んだだろう」、って叫ぶかい。肩の力はいっとるがな。
ま、それは置いといて「だろう」ということは、「君」が近くにいるわけではなく、「自分」の想像ですね。もし「君」がここにいるなら、そう叫んだだろう、という。「自分」は夢を信じることができなくなっていて、「君」に隣で叫んでほしい、背中を押して欲しい、そんな1/3の純情な感情を感じます。my heart。

・明日へ走れ 破れた翼を 胸に抱きしめて

「破れた翼」ってのはなんでしょうかね。僕の想像ですが、「自分」が思い描く夢や理想を叶えるために翼で一気に飛びたい、でも、そんなに簡単じゃない、と気づいた。何が具体的な挫折があったのかもしれません。それが「破れた」。
でも「明日へ走れ」、飛べるわけじゃないけど、地に足つけて頑張るしかない、そんなことに気づいたって感じ。

おお、意外と長くなってしまった。
ということて、個人的な胸厚…じゃなくて胸熱ソングのご紹介でした。
PVはこちら。若っ。そしてオープンカーでどこ走ってんねん。
https://youtu.be/c2AcM9iaPEw

#徳永英明 #夢を信じて #ドラゴンクエスト #勇者アベルの伝説 #胸熱ソング

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