「カメラ・トーク」30周年万歳!

とお祝いを述べたい私ですが、実際は6月5日に購入しているので微妙にウソになってしまうのがつらい。ちょっとツラインダ。

それにしても「三十年前を振り返る」という行いは、かつて随分と大人っぽく見えたものだ。

山田風太郎や向田邦子や坪内祐三が回顧的な文章を書いていた時、それを読んだ自分は「回顧するような過去」「書き残せるような考察」が自分には後々「できる」ものだろうか?と疑問に感じていた。

過去は単に過ぎ去るものではなくて、事後的に生成されてゆくものとして考えていたのだった。

今はますますそう感じられるようになった。

ありきたりのイメージと言葉でなぞるだけの、表面的な「懐かしむ」ではなくて、本当に回顧するためには必要なものが色々とある。


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