見出し画像

事業者・支援者のための『業種別支援の着眼点』卸売業編(2023年12月)

前回は『業種別支援の着眼点』の小売業について説明させていただきました。今回は卸売業について見ていこうと思います。


まずは中小卸売業の目利き、決算資料編ということで、卸売業特有の決算書の見かたについての説明がされています。

1枚目は重視すべき指標です。卸売業なので、売上総利益率が低くなるのが一般的。まずは売上総利益率、売上営業利益率で、収益力を確認する必要がありますね。
また、在庫の回転期間(棚卸資産回転日数)を同業と比較できるのであれば、これも重要な指標になります。
ただ、業界平均との比較と言っても、完全な同業(取扱製品や商圏が同じ)は存在しないでしょうから、あくまでも参考としつつ、自社の長期的なトレンド(粗利率の直近7年間の推移等)も確認しましょう。

2枚目の自社物件か賃貸物件かは、おもしろい着目ポイントですね。単年度の分析としは見落としがちですが、長期的な事業計画を策定する際や、業績不振から、BSを含めた見直しを行う必要がある場合などは、よく見ておく必要があると思います。

3枚目は卸売業の3つの役割について紹介されています。卸売業(問屋)不要論は昔からありますが、この3つの機能が卸売業の存在意義です。
改めて、自社はこの3つの役割が果たせているが、特に強い機能、より強化すべき機能はどれか、具体的に考えてみると、事業計画を作成するヒントになると思います。

5~6枚目は、金融機関の支援事例を若干加工して載せている資料だと思います。

以上、今日は業種別支援の着眼点の卸売業についてみてきました。
資料の使い方等についてYouTube動画も作成されておりますので、そちらもご覧いただき、理解を深めて支援活動、自社の事業活動等に活用ください。

では、次回は運送業についてみていこうと思います。お楽しみに。


業種別支援の着眼点シリーズ
『業種別支援の着眼点』導入・共通編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』建設業編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』飲食業編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』小売業編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』卸売業編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』運送業編(2023年3月公表)
『業種別支援の着眼点』製造業編(試行版)(2023年11月公表)
『業種別支援の着眼点』サービス業編(試行版)(2023年11月公表)
『業種別支援の着眼点』医療業編(試行版)(2023年11月公表)


最後に弊社の宣伝です。

弊社では、2024年4月から、インバウンド集客を強化されたい店舗様(飲食店、お土産店、貸衣装店、観光施設等)へ、外貨での支払い(外貨での買い物サポート)機能が付いた外貨両替機の導入支援を行っています。

導入により外貨両替(外貨から円への両替)を希望する訪日外国人観光客の取り込みによる既存店舗の売上アップと両替による新たな収益の獲得が見込めます。

物価高等、各種コストが上がり、ネット集客での差別化も困難な現状、他社とは違う集客チャネル(両替目的の訪日外国人観光客の取り込み)の獲得に加え、外貨両替事業を簡単にプラスし収益の多角化が可能となる本サービスにご興味をもっていただきましたら、下記からサイトにアクセスいただき、サービス資料をご覧ください。

導入コストや収支シミュレーションについてお知りになりたい方は、右側の詳細版の資料をご覧いただければと思います。
詳細版資料のパスワードについては、下記の弊社公式LINEにご登録いただき、チャット欄に「詳細希望」と入れていただきますと、パスワードが自動で送られます。
また、zoomでの資料のご説明や特に関東近郊であれば無料で導入効果等の調査、各種補助金(経済産業省系、観光庁系、総務省系等)活用のご相談も可能ですので、LINEからお気軽にお声かけくださいませ。
お問合せお待ちしております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?