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後足部から予測する‼アライメントと障害について

こんにちは‼D-Dです。

本日は後足部のアライメントについて投稿します。

「運動連鎖」の「上行性」の話に当てはまると…足部が回内すると…脛骨は内旋⇨大腿は内旋⇨骨盤は前方回旋と繋がっていきます。

反対に足部が回外すると⇨脛骨は外旋⇨大腿は外旋⇨骨盤は後方回旋…と足部のアライメントが下肢や骨盤にまで波及します。

腰痛や股関節、膝痛等の訴えも実は元を辿れば足部アライメントが原因かもしれない可能性もあります。

このように全身に影響を与えるといっても過言ではありません。足部のアライメントはそのぐらい大切なものだと思ってください。


さて、皆さんは足部を後方から観察することがあると思いますが視診で得た情報をどのように生かしていますか? 

例えばこんな足が目の前にあったとして…

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この方の「足のアライメントはざっくりとこんな感じ」、「下肢にこんな影響を及ぼしそうなこんなアライメントかもしれない」など大まかに判断が付くでしょうか?今回の記事はそれができるようになる内容です。

アライメントの評価に関しては他の記事にも内容が載っているので併せて読んでさらに勉強になると思います。






さてタイトルの通り今回は後足部の話をします。

足部の中でも後ろ側(踵側)を後足部と呼びます。
具体的にはショパール関節よりも近位の関節です。 

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距腿関節は基本的に安定性は骨的に担保されていますが、基本的に距骨下関節は荷重に伴って回内方向へと動いていきます。骨的に見ると踵骨に対して距骨の方が内側に位置しているためです。

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荷重に伴って距骨下関節が回内方向に動くことで内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチを低下させて荷重の衝撃を分散しています。荷重による負荷が取れると足部のアーチが復元し距骨下関節も元に戻ります。


人間の足はこのように後足部から生じた動きを前足部に伝えていきアーチの低下と修復を繰り返しながら荷重や歩行を行なっています。 

足部アーチや扁平足に関しては以前マガジンで解説されているので合わせて読んでみてください。


後足部の回内外が過剰になると悪影響(疼痛やパフォーマンス低下 等)が出ます。以下に後足部回内外で出現しやすい疼痛部位や下肢の疾患についてまとめてみました。

また「過剰な回内外」をどのように判断するのか?

道具を使わずに簡単に評価できる方法も紹介しております。

それでは学んでいきましょう‼

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