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仮想スナックえりか



どちらかと言うと、私はカウンターの中ではなくお客としてぐびぐび呑みたい派だ。

札幌に住んでいた20代の頃。
お堅い業務を終え、お姉さま方と夜のすすきので一杯やりながら

「みんなでお店やったら楽しいかもねえ!
カウンターの一角に年金相談コーナー作れば年配客に喜ばれるかもよ?
私がママで、えりかがチーママで...」

などと先輩の妄想をつまみに笑っていたのだが、よくよく考えたらその場にいた全員がお客として呑みたい派だったので、妄想は爆笑とともにあっけなく終了した。


しかし。
あれから時は流れ、
ある夜私はママとしてお店を持つことになったのだ。




どうも、おはようからおやすみまで暮らしを見つめるツイ廃です!



きっかけは単なる思い付きだった。
夫の帰宅が遅くなるというLINEに突然ひらめいた、ただそれだけ。

キーボードの早打ちには自信があるのだが、初めての思いつき企画だけに20分限定とした。

2時間前にTwitterで告知し、
子どもたちに

「20時30分には寝てね!
20時59分になったらなんぴとたりとも話しかけてはならぬ!」


と謎の宣言をしておいた。
母親の奇行に慣れている3人はしっかりと協力してくれた。有難い。


さて、オープンの21時になった。




オープンしてみるとたちまち14名さまで大にぎわい!






さすが仮想スナック、なんでもあるね♡


若干、ドラマ『HERO』に登場するバーのマスター気分を味わえた。



仮想なのでテーブルはどんどん増えてゆき、ひとりで切り盛りするママは大忙し!




駆け込みの来客も。







2軒目はどこにあるのか。笑


お客さまを全員見送り、通知の数字にふと目をやる。






ご来店、ありがとうございましたーーー!!!




しかし、閉店後も素敵なツイ友さんたちのコントは続く。





ノリのいいツイ友さんたちに恵まれて心から感謝♡

リアルタイムで盛り上がったことで、フォロワーさん同士が繋がるという嬉しいご縁の輪も広がったようだ。


次回のオープンはいつになるのか。

ママの気まぐれに、私自身も振り回されそうである。






いただいたサポートは、入院で小さくなった胃を元のサイズに戻すために使わせていただきます。