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偏屈なB型左利きが言いたいことを言う所。

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専門家でもなんでもないフツーの僕が、世の中について思うこと。日本語の用法用量と要領。
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記事一覧

勝手に被害者にならないこと。

勝手に被害者にならないこと。

 ~例:「障害」じゃなくて「障がい」です~

 実にしょうもない議論だ。貴方を差別しているわけではないよ。

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 SNSの発達で、人が自由に言葉を発信するようになって、小さな言葉の選び方に文句を言う人が増えたように思う。確かにそれは、配慮の必要なもので、デリケートなものだと僕も思う。

自分の言葉に信念や思いを込めることも素敵なことだ。

 だけど、人のそれを正すという行為に意味

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そっか、パンダって草食だもんね。

そっか、パンダって草食だもんね。

 筋金入りの。

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 昨日、上野動物園のパンダが四年ぶりに交尾をしたそうな。

 ラジオで聞いて思わず吹き出してしまったのだが、パンダって交尾まで話題にされるのね。リーリーの生きづらさに思いを馳せながら、当たり前のことに強烈になっとくした。

 パンダって、草食なんだね。

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 気になって調べてみた。

 パンダの雄はそもそも生殖能力が低いらしい。その意欲的なも

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愛ちゃんに「子育てなめるな」と文句を言った世の母たちへ

愛ちゃんに「子育てなめるな」と文句を言った世の母たちへ

 傲慢にもほどがあるということを、まず真摯に受け止めよう。

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 卓球の福原愛さんがご結婚され、披露宴などが行われた。で、「子どもができても卓球は続けたい」的なことをおっしゃった。

 するとネットが炎上した。

 「子育てしながら競技生活が続くわけない」「子育てがどれほど大変かわかっているのか」「世のお母さんたちの苦労をわかっていない」などなど。

 ・・・。

 いい加減にし

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酒は好きだけど酔うのは嫌い。

酒は好きだけど酔うのは嫌い。

 この記事を、土曜の朝を二日酔いで過ごしている同志に捧げます。

 読めないかもしれないけど。

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 僕はお酒が好き。好きなお酒は歳とともに少しずつ変わるけど、ビールで言うと、あの黒い星の奴が好き。味も、それから「丸くなるな★になれ」ってメッセージも。

 だけど僕は酔っぱらうのは大嫌い。

 何言ってんの?って思います?でも僕本当に嫌いなんです。

 ノンアルコールビールは嫌い

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子育てって何歳まで?   あべの考え。

子育てって何歳まで? あべの考え。

 僕の答は他の記事にも書いたけど、もう少し、書いておきたいことがある。

 あべが、あべなりの「子育て観」を身につけた背景の話。

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 父の最終学歴は「工業大学中退」〜父を大学に行かせた伯父の話。

 僕の父は工業大学中退です。その詳しい事情は知りません。ただ、そもそも「大学に行く」という選択自体に様々な葛藤があったということだけは、ここ数年、親戚などから少しずつ聞きました。

 

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「公務員」になりたいって?ばかじゃね?

「公務員」になりたいって?ばかじゃね?

 これは、アンケートの取り方が悪い気もするけどね。子どもに就いてほしい職業の1位が「公務員」らしい。で、大学生の就職希望もわりと上位に「公務員」が入っているらしい。

 はっきり言っておく。

 そんな頭の悪さで公務員になんかなられたら、国民が困ります。やめたまえ。

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 先日はあちゅうさんがtwitterで「恐るべき量の恐るべきバカ」について言及していた。以前の職場の先輩の言葉

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悪口を喰う生き物。

悪口を喰う生き物。

それは人間。

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「バク」という空想上の生き物がいる。夢を喰う生き物だ。

胎児でも夢を見るというのだから、きっと猿なんかでも夢を見ることはあるんじゃないだろうか。ならば、バクはきっと、人間以外の夢も食べるだろう。

では、悪口はどうだろう。

敵意ではなく、自分の何かを満たすために、自分には全く関係ない人に対してわざわざ悪口を言う。そんな生き物はほかにはいない。きっと。

もしバク

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数式上は一緒でも…

数式上は一緒でも…

 -3+3=0

  0+3=3

 数学上、負の数をゼロに戻すことと、ゼロから正の数にすることは同じだ。「+3」で、数直線上を右に3つ進む。ところが、どうやら人間はこんな風にはできていないらしい。その人の状態次第では、「+3」が全く機能しないことになる。それは、「人間」という生き物の本質であるような気がする。

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 たとえば、仲間が週末のイベントに誘ってくれる。特に予定があるわ

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その時、とっつぁんの名言が僕の心に寂しく響いた~バレンタインのおもひで

その時、とっつぁんの名言が僕の心に寂しく響いた~バレンタインのおもひで

それは今をさかのぼること16年。そう、珍しく雪の予報が出た2001年のバレンタインのことだった。

東京から電車で1時間弱のザ・ベッドタウンにあるザ・県立高校の1年生だった僕。

バレンタインであることをさっぱり忘れ…いや正確には忘れようとやっきになって、学校中の電気が消える夜8時まで体育館でシューティングをして、真っ暗な教室で着替え、寒風吹きすさぶ中をいつものように帰るつもりだった。そう、雪が降

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甘さは苦さのあとにやってくるのだと知りました~人生で最も大量にもらえたバレンタインの話

甘さは苦さのあとにやってくるのだと知りました~人生で最も大量にもらえたバレンタインの話

あれは、もう7年くらいまえになるだろか。

僕は当時、親友が講師をやっていたキッズダンススクールのお手伝いをしていました。

彼女がどうしてもレッスンができないときに代行をやったり、ショーを作る際に音源の編集をしてあげたり。

僕はダンサーではなくふつうのサラリーマンだったので、ダンスに関われることがうれしく、また純粋に音楽と戯れる子どもたちから刺激をもらえることに満足しながら、ボランティアで参加

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二番煎じを恐れない。

二番煎じを恐れない。

先人がいる。そしてネットがある。

だから、自分のことばを発したとき、それを見たり聞いたりした誰かにとって、それは既知のことばだったりするのかもしれない。

自分には全くそういう認識がないにも関わらず、「模倣」と言われるかもしれない。

僕自身も、こういうところに記事を書いたりしていて、つい最近までそういうことを気にしていました。

だけどもうやめました。

「思考を変えれば言葉が変わる。言葉が変

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子どもの性別を聞かない父親

子どもの性別を聞かない父親

それは僕。

もうすぐ生まれる予定だが、僕はまだ、その子の性別を知らない。

もちろん奥さんは知っている。ただ僕が、聞いていないだけだ。

奥さんには、「教えないでね」とお願いした。

だから、本当に、僕は自分の子の性別をまだ知らない。

来月、生まれてきたときに知れたら、いいなと思う。

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子どもが生まれる予定であることを、職場の同僚や友人に話すと、「どっち?」と聞かれる。

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10代男子のための”今日という日を安穏に過ごせる魔法のことば”

10代男子のための”今日という日を安穏に過ごせる魔法のことば”

今日はバレンタイン。

そう。一部のモテ男たちと恋する乙女にとって、楽しみでもあり緊張でもある今日という日は、大多数のふつうの男にとって、どこかで意識しつつも、可能な限り知らない素振りで過ごしたくなるやや重たい一日。

そんな「今日だけはチョコ食べたくなっても絶対食べないようにしよう」と考えているあなたに贈る。

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大丈夫!君の両親だって無事に結婚できたんだから!!

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コトバの過剰包装。

コトバの過剰包装。

先日、いつものように某ショッピングモールを歩いていたときのこと。

こんなアナウンスが聞こえてきた。

「赤いシャツをお召しになった○○ちゃんというお子様が…」

迷子のアナウンス。

これ、どう?まぁ、普通といえば普通ですか。

でも僕は違和感ある。別に不愉快だからやめろとは思いません。が、「お召しになった」って敬語がはたしてその状況に対して適切かというと微妙だなと。

「赤いシャツを着た○○ち

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