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【教育】目的をどこに設定するか。

今、自分自身も子育てをしています。4歳と1歳の子がいます。

子育てって、肉体的にも精神的にもさまざまな面で本当に大変だし、修行だなと思います。

子育てしている中で、いま子供になんて言うべきか迷うことってありますよね?

いま、優しく話すべきか、話を聞くべきか、なだめるべきか、叱るべきか、何も言わないべきか、など常になんて言おうか迷っています。そして迷いながらも、その時その時に考えて言うことを選択しています。それが正解かはわからないけど、子供に対して一生懸命真剣に接しています。4歳児相手でもてんてこまいですよ。笑

中学生もまったく同じです。

教員なので、子供を指導しないといけないことは、たくさんあります。しかし、子供に対して、正論や理屈なんてまったく通じないんですよね。笑

だって、ほとんどのケースでは、子供自身も、それが正論であることぐらい、始めから自分でわかっているんですよ。わかりきっていることを、また強く言われたり、理屈で言われても、納得感は少ないんですよね。

だから、手を変え品を変え、工夫して、どうすれば相手に伝わるのか、相手の行動を改善できるのか考えています。

伝え方はケースバイケースです。なぜダメなのか理屈を具体的に伝える場合、周りの人の気持ちを伝える場合、笑顔で伝える場合、真剣に伝える場合、強く叱る場合など相手とタイミングと人間関係によって、伝え方は様々です。

子供と接する時、とても大切なことは、

①まず相手の気持ちを受け取る(聞く)ことです。子供の気持ちや行動を認めて受け止めてあげること。

②子供の気持ちに共感すること。

③そしてそのうえで、改善することを子供自身に考えてもらう。

④最後に、こちらの気持ちや考えを伝えます。

きれいごとだと思いますか?でも大体の教員はみんなこれをやっています。なぜかというと、まず相手の気持ちを受け取ってあげないと、効果的な指導ができないからです。笑

そうしてさらに、大事だなと思うことは、「目的をどこに設定するか」ということです。

例えば、教員として、ルールを破ってしまう子に対して、どのように伝えて、指導するべきなのか。それはやはり指導する目的で変わってくる。

教員がこの指導は「なんのために」やっているのか、を常に意識するといいと思います。

〇ルールを守らせたい、と思って指導するのか

〇この子が周りから嫌われないようにしたい、と思って指導するのか

〇将来大人になった時、この子が困らないようにしたい、と思って指導するのか

やはり、より大きくて遠い目的の方が、相手に伝わりやすいと感じています。よく言いますよね「遠くの目的の方が、目的を見失わず、まっすぐ歩いていくことができる」って。笑

教育活動において、すべてのことで「目的をどこに設定するか」こそが、見失ってはいけない大切なことだと、私は思っています。


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