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【ざっくり知りたい】新Vポイント

CMでもよく耳にするVポイント
もうすぐTポイントと統合するのは噂に聞いたけど、そもそもVポイントユーザーではないので、これまで何も調べてきませんでした。
そこで筆者、fp技能士センターの会報にVポイント特集を見つけ、それを元に簡単にまとめてみました!
※記事で取り上げる数字等は最新のHP等でご自身でチェックされるようお願いいたしします。

基本情報


Vポイント
三井住友カードの利用、SMBCグループ等の取引で200円で1ポイント貯まる
→Visa加盟店で使える

4月22日から「Vポイント」と「Tポイント」は統合される
貯まっているポイントは今後も使用可能
※両ポイントの連携手続きが必要

ポイントの有効期限
4月22日時点で持っているポイントはすべて最終変動日から1年間

アプリ
「Tポイントアプリ」→「Vポイントアプリ」へ
「Vポイント」→「VポイントPayアプリ」へ
「VポイントPayアプリ」モバイルVカードを表示できるようになる予定
 →提携先でのバーコード提示でポイント貯まる

ポイント還元率の合算
複数の条件を満たした場合20%を超えることがあるが、景品表示法の定めに基づき実際の還元率の上限は20%
 

三井住友カード


三井住友カードの種類
 三井住友カード
 三井住友カードゴールド
 三井住友カードプラチナプリファード
 三井住友カードプラチナ

三井住友カードにおけるVポイントアッププログラム


タッチ決済

Visaのタッチ決済、Masterタッチ決済で支払い
→Vポイントが5%ポイント還元

+スマホのVisaのタッチ決済、Masterタッチ決済で支払い
→さらに2%上乗せ

※1回の利用金額が200円未満でも、月の利用合計が200円以上であればポイント付与。ただし交換方法や利用店舗によっては1ポイント=1円にならないケース有。
※原則1万円を超えるとタッチ決済ではなく決済端末にカードを挿して支払う必要があり、ポイント加算の対象にならない。
※iD、カード差込、磁気取引は対象外

家族ポイント
対象カードを持っている2親等以内の家族を1人登録する
→対象のコンビニ・飲食店で200円利用ごとに+1%ポイント還元
 5人以上登録で最大+5%ポイント還元

Olive(Oliveアカウント)


下記の①〜⑤のサービスを全て申し込むと、銀行特典、その他各種特典が提供されるパッケージサービス
①Oliveフレキシブルペイ
 三井住友銀行と三井住友カード(株)が共同提供するサービス
・キャッシュカード機能
・デビットモード
・クレジットモード
・ポイント支払モード
 アプリ「三井住友銀行アプリ」「Vpassアプリ」でモードを切り替えて支払
②Web通帳(通帳不発行方式)
③SMBC ID
 三井住友銀行アプリ、Vpassアプリの共通I D
④SMBCダイレクト
 残高紹介や取引がWebで利用できるサービス
⑤残高別金利型普通預金または普通預金
 残高別金利型普通預金:残高別に金利が変わっていく仕組みの普通預金

OliveにおけるVポイントアッププログラム


①三井住友銀行アプリor Vpassアプリへ月1回以上ログイン
→還元率+1%
②Oliveアカウントの選べる特典「Vポイントアッププログラム+1%」
→還元率+1%
③三井住友銀行の住宅ローン契約
→+1%
④当月中、円から外貨預金への預け入れ回数1回以上
→+0.5%
※5万円以上あればさらに+0.5%
⑤外貨預金の毎月最終営業日の残高が1万米ドル相当額以上
→+1%

SBI証券におけるVポイントアッププログラム


①当月の投資信託買付1回以上
→対象のコンビニ・飲食店でのカード利用額の0.5%相当のポイント付与
②当月の国内株式or米国株式の取引1回以上
→対象のコンビニ・飲食店でのカード利用額の0.5%相当のポイント付与
③当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が50万円以上
→対象のコンビニ・飲食店でのカード利用額の1%相当のポイント付与
 ※三井住友カード・三井住友銀行仲介口座限定
④三井住友カードつみたて投資
クレカで投資信託が購入できる投信積立サービス
→カードの種類別に最大5%のポイント還元

※SBI証券Vポイントサービスの登録、対象の三井住友カードの保有、SMBC IDの登録が必要。
SMBC IDについては、Vpass(利用明細照会やローンの申込など、三井住友カード株式会社のサービスがインターネット・携帯電話で利用できるサービス)との連携が必要。

Vitalityスマートfor Vポイントにおけるポイントアッププログラム


Vitalityスマート
住友生命保険相互会社の保険と同時加入する「Vitality健康プログラム」と基本的に同じ仕組み。様々な「健康増進メニュー」がある。

Vitalityスマートfor Vポイント
「Vitalityスマート」に加えVポイントが獲得できる特典のある三井住友カード会員限定のサービス
※VitalityスマートとVitalityスマートfor Vポイントは保険なしで加入可能

健康状態や食生活のチェック、健康診断結果の提出、予防接種やがん検診の結果提出、ジム利用等の「健康増進メニュー」で「Vitalityポイント」を獲得
→ステータスによってVポイントの付与率が決まり、最大+2%
 

SMBCモビットにおけるポイントアッププログラム


三井住友カードが提供するカードローンブランド
契約後、自動引き落とし返済用の口座としてOliveアカウント契約口座を登録
→カードローン1万円以上の利用で最大1%ポイント還元

まとめ

自分の生活スタイルに合えばポイントが貯まりやすいという印象です。また、細かい条件等をきちんと調べて契約しないと、思ったような特典が得られない可能性もありますね。

銀行、保険、証券、ローン、、といった様々な商品・サービスの会社を超えた連携は、お客様を囲い込む戦略だなぁと感じました。それに今はやりの「健康増進」なんかも絡んでいて、見事です。
選択肢の多い時代、複雑なサービス等を自分で調べ、選択するのは至難の業です。すると、自分が今使っている物・サービスの系列の物・サービスを選びやすくなるので、必然的に囲い込まれていくのではないでしょうか。

すでに、「クレカ、銀行、証券(NISA等)、保険、ローン、スマホ、、どれも全部楽天だよ〜」といったいわゆる「楽天経済圏」にお住まいの方がいます。Vポイント経済圏も同じようなものだと言ってしまえばそれまでですが、「三井住友」という大手が他の会社とタッグを組んでそれを構築することは、同業他社にとってものすごい脅威ですね。顧客の獲得=ビックデータの獲得につながる金融機関は、ますます営業形態の変化を迫られているように感じます。

さて、三井住友ナンバレスカード作ろかな。
 

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