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本当にさよならツイッター

2021年の目標をひとつ成し遂げた。スマホからTwitterを削除したのだ。思えば2010年にアカウントを作成して以来、10年来のつきあいであった。世話になった。

今後もこのnoteを含めた更新お知らせにはTwitterを使うが、個人的な意見、主義主張にまつわる発信はすべて「FLAPTALK」で行う。

本音の発信など、真に共感してくれる人にだけ届けばいい。不特定多数と無節操につながる時代は終わったのだ。

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名古屋のIT企業で果てしない残業にあけくれる一介のエンジニアにすぎなかったおれが、ネットの海を賑わせる多数の有名人たちと繋がりを持てたのも、Twitterの力が大きい。その点において感謝に絶えない。

しかしTwitterは、繋がらないほうがよかった人間との繋がりをももたらした。見たくない情報、読みたくない言論が、スマホの画面を埋め尽くすときもあった。

タイムラインを日々流れゆく言葉たちはいたずらにおれの精神を刺激し、ときに自らの人生を否定させ、ときに己と誰かを執拗に比べさせ、そのたびに眠れぬ夜を過ごした。

ひとの心の中がダダ漏れになるSNSであるTwitterは、そもそもが誰も幸せにならない仕組みなのだと、今ならそう理解できる。

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ふと手持ち無沙汰になると、あの青い鳥のアイコンを探してしまう自分がまだいる。しばらくはこの所在なさと付き合っていかねばならないのだろう。しかし、何事もいつかは慣れる。深い傷が、やがてかさぶたになり癒えていくように。

本当に、さよならツイッター。たくさんの感謝と、山ほどのファックオフを捧げよう。

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