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傑作の割合

「私、描けないんです!」

という人が結構いる。でも字は描ける。しかし絵は描けない。
どういう事なのか。

正確には「私、自分の理想とする絵が描けないんです」だと思う。

絵を生業とする私もたまにうっかりすると陥る心理状態。

期待に応えられないカモ、受け入れられないカモ、ひとりよがりな絵描きと思われるカモ。カモがカモを呼び、ピタリと絵筆が止まってしまうおっかない症状である。

脱出方法はただ一つ!


考えない。

、、、というのは極端だけど、とにかくひたすら無心に手を動かす。そうすると自然に色が動き出して絵が出来上がってくる。

大体10枚ぐらい描くと「お、いいね!」と思う作品が1枚ぐらいは出てくる。(←自分に甘め)巨匠と言われる絵描きだって、一生に一枚描けるかどうか分からないらしい。
傑作を描こうとして描いた絵は力み過ぎて嘘っぽく、疲れる。

Don't think, feel!

ブルース・リーの有名なアレ。
これを合言葉に手を動かそう。

観る人の好みなんて無責任なもので、その人が良くないと言っても別の人の心にはドキュンと響いたりする。

たくさんの人のドキュンに出逢うべく、描く!

そして、ここでお知らせです。
2019年4月、銀座ギャラリー桜の木個展が決定しました。

傑作をご覧いただけるかもしれません!

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