にちようび
日曜日の太陽が落ちていく。
日曜日の僕のアタマはとっても重たくて、気を抜くと落っこちてしまいそうだ。
僕は支える。両の手でアタマを支える。ほんの少しだけ、楽になる。何も手につかなくなった。
僕は支えない。重いアタマは首を捻じ曲げながら地球と宇宙をぐるりと廻る。何も手につかなくなった。
ついこないだまで僕のアタマを支えていたものはどこ?いいや、そんなものなかったんだ。
落っことしてしまえ、と思った。
そうしてそれを拾うんだ。それから周回軌道を跨いで、木星まで歩いていこう。
重たいアタマを落っことして、拾って、地球にまみれたそれを、自分の両の手で抱いて、生きていたい。
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