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最高にトゥースな1日〜後編〜

2024.02.18(土)、オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームに行ってきました。

この日は1日ずーっとトゥースだったので、長くなると思い、前回はライブ前の事を書き綴り、今回は後編。ライブの内容に触れていきます。お笑い愛がありまくるオリコンニュースさんに沢山情報が出ていますが、DVD化されるまで待つという猛者すぎる方はネタバレになりますので、予めご了承ください。一応、前編も載せておきます。ライブに触れてませんし、早起きした甲斐があったので。

僕は1人飲みを終えて、友人と居酒屋で落ち合った。インスタのストーリーで僕が東京ドームに行く事を知って、連れと飲んでるけどもし良かったらと、わざわざお誘いのDMをくれた。
お互いお笑い好きなのは認識していたし、確かオードリーさんの話もしたのも記憶している。結果、その飲みも盛り上がった。勝手にこの日のライブはどうなるか、野暮だとは思いながらも考察を進めたり、ここでもオードリーさんは知ってても、イベントの事は知らなかった隣のお客さんから、ユニフォームをイジってもらえた。1のイジりを100のテンションで返してしまい、そこは申し訳なかったけど、お客さんも前のめりで話を聞いてくださったので、とても嬉しかった。
「俺も水道橋に行くっていうから、ジャイアンツの帽子被ってきたんだよ〜。」TPOを重んじたおじさんと、楽しく話したのも良い思い出だった。(若林さんは阪神ファンなんですけどねという言葉は、さすがにオタク喋り過ぎて、喉の奥にしまい込んだ。)

程なくして、いよいよ東京ドームに向かう。周辺で写真を撮ったりしてから、ついに入場。

場内では、すでに放送作家の藤井青銅さんと佐藤満春さんの「オール前座ニッポン」というラジオが放送中で、内容はすでに後半に入っていた。開演までの時間も飽きさせない。ザ・ラジオイベントという感じで好きだったし、温かい空気感も作られていて、よりイベントのワクワク感が増した。

オール前座ニッポンも終わり、Creepy Nutsの「よふかしのうた」が流れた。サビ前で音が大きくなり、暗転。

オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームがついに始まった。

https://open.spotify.com/track/68BmFo8k9wtaAXgQjRt51s?si=Hr-ftA0_RCGCmMjMn2LTBg

最初は今回のイベントのテーマソング、星野源さんの「おともだち」に合わせて、オープニングアニメが流れた。このアニメのおかげで、ググっと引き込まれた。
アニメの内容は、小学生の2人がオードリーのラジオを聴いて仲良くなり、ラジオの内容を真似したり、仲良くキャッチボールなどしながら、一緒に遊んでいた。しかし、年を重ねるにつれて、勉強や受験で徐々に疎遠になっていく。キャッチボールの相手が壁になってしまったのが切なかった。その後お互い大人になっていき、学生生活や就職して社会人になり、苦労の毎日。仕事が終わり、公園のベンチでラジオを付けると、オードリー春日さんの声。

「オードリーの、オールナイトニッポン?in東京ドーム!開催決定!!??…………………いや、ちょっと待て、私の声が響いただけじゃない(笑)」

去年東京ドームから放送された、春日さんドッキリの回で、今回のイベントが発表された音声が流れた。

かつてオードリーのラジオを聴いて仲良くなった2人が、疎遠になっても、また会って2人揃って東京ドームに向かうというアニメだった。私も含めて、きっとここに来てる人は、これを楽しみに1日1日を頑張ってきたに違いない訳で、それをしみじみ感じる。本当にこのアニメのキャラクターのような人もいたんじゃないかなと想像したら、目頭が熱くなった。

そして、画面は一面のとうもろこし畑に変わる。笑いが起きる。ラジオで散々こすられた映画「フィールド・オブ・ドリームス」のオマージュだ。
ここで若林さんがスクリーンに登場。ケビン・コスナーのように、とうもろこし畑を彷徨う。若林さんの静かで穏やかなナレーション(心の声)に対し、「今、なんか言ったよね!?」というメタなボケで大笑いした。

かたや春日さんのスクリーン登場は、映画「メジャー・リーグ」のオマージュ。春日さんがチャーリー・シーンに扮して、ゴリゴリのオマージュをする。ノーコン過ぎて、春日さんが投げたボールが藤井青銅さんのパネルの頭部をぶち抜いたのが、おもろすぎた。

そして、若林さんがとうもろこし畑が映し出されたステージのスクリーンから(これがかなりフィールド・オブ・ドリームスっぽかった)、春日さんがチーム付け焼き刃(オードリーのオールナイトニッポン制作チーム)が並ぶベンチから登場した。

若林さんが自転車に乗って場内一周。春日さんは、ゆっくりとベンチからセンターステージに歩いて向かう。そして、センターステージには、ラジオブースがせり上がる。場内大盛り上がり。そして、2人がセンターステージに並ぶ。若林さんが口を開く。

「こんばんは。ラジオモンスターです。」
「ラジオしたいと思います。よろしくお願いします。」

鳥肌ずーっと立ちっぱなしでした。

そして、オープニングトーク。
東京ドームの人に、「トークだけで東京ドームに出た人っているんですか?」と聞いて出た名前が2人の宗教家だった話や、日本テレビのメイクさんがチケットを取る時に、スタンド席を選んだ理由の話など、普段と変わらない楽しいラジオを聴いていた。

次は若林さんのトークゾーン。
まさかUber eatsの配達員をされていたとは。笑
でも、その理由がちゃんと目的地がないと自転車に乗っても面白くないっていうのが腑に落ちる。
お店に入る時に元気よく「はい、どうもー!Uber eatsでーす!」と、漫才師っぽく入ってしまった話も面白かった。

そして、春日さんのトークゾーン。
学生時代に食べた「ポークライス」の話。これは若林さんとも一緒に通っていたけども、惜しくも閉店してしまったお店で、1番食べたメニュー(だったかな?)を完全に再現したいと。お店の人に連絡してレシピや作り方を教えてもらい、芸人でラーメン屋もやっているHey!たくちゃんさんの厨房まで借りて、再現に挑み、実際に作ったポークライスを食べた若林さんが「泣きそう…。」って言ってたのは、このイベントのハイライトの一つでしょう。本当に良い話でした。

次はチェ・ひろしのコーナー。
これたぶん映像化されるかどうか分からないんだけど、このイベントの中で1番笑いました。
ステージ上にある春日家のベンツ・ゲレンデを、春日さんが引っ張り、3分間でさまざまな困難やトラップを避けながら、一斗缶に囲まれたステージ上の駐車スペースにゲレンデを停められたら優勝。
運転役のオードリーのマネージャー岡田さんが、土足厳禁の春日家ゲレンデに、汚ったない靴で運転席に乗り込んだ。春日さんが引っ張る間、コンプライアンスに配慮する言葉を言いながらも、ガンガンにボールのようなものを、春日さんならびゲレンデにぶつけていく若林さん。最初は小さいボールだったのが、バレーボールになり、そして練習用マシンが登場し、どんどんボールをぶつけていく。しまいには、パイ投げみたいな感じで、真っ白い液体をゲレンデにぶつけていく。
残り15秒ほどで若林さんが「良しみんなで車を押すぞ!」といい、ゲレンデを押していく。しかし、その先にあるのは大量の一斗缶。

春日さん、残念ながら優勝ならず。

次は、フワちゃんと春日さんのプロレス対決。
以前ラジオで、春日さんの奥さん(クミさん)から、ラーメンに味玉をトッピングさせてもらえないという、衝撃的な春日家のルールが伝えられ、その理由を春日さんが「味玉は嗜好品だから。」という、あまりにもケチすぎる理由を話したところから始まったこのコーナー。クミさんの友人であるフワちゃんが、この話を聞いて激怒したという所からプロレスが始まった。
フワちゃん大活躍でした。すごかった。カッコよかったなー。語彙力無くすくらい良かったです。また、春日さんも入場から試合中、試合後まで実際のプロレスのオマージュたっぷりで面白かった。小川走り久しぶりに見た。

そして、暗転しセンターステージにDJブースがせり上がる。よく見ると若林さんが立っている。

まさかラジオで「家でDJしてる」とはチラリと話していたけど、この為にとは思ってもいなかった。数々の名シーン・名言を曲に乗せてDJしていた。DJ Kooさんが、SAMさんの靴を盗んだ話をミックスしてたのがめちゃくちゃ面白かった。

すると、「Orange」が流れ始める。若林さんと星野源さんが出演されているNetflixのバラエティ「LIGHT HOUSE」で作られた曲。するとステージから人影が。

星野源さん登場。

ブワーと一気に鳥肌が立った。

正直、この2人を見られるとは思ってもいなかった。LIGHT HOUSE自体、僕自身にめちゃくちゃ刺さった番組で、今でも何かモヤっとしたら見ることがあるくらい好きな番組の一つ。
中でも「Orange」という曲は、若林さんのラップも好きだし、歌詞も好きで、

阿佐ヶ谷 高円寺 夕方 Orange
妬み嫉み恨み辛み こびりつくこの道
阿佐ヶ谷 高円寺 夕方 Orange
栄光に向かって走る列車 休日運転通過してく

中央線快速のオレンジ色と夕焼けの色彩感と、都心部に向かう列車が通過していくという切なさが情緒的で、とても好きな歌詞。それを生の歌声で聴けるとは思わず…。また喰らってしまいました。しかも今は水道橋いるやん。みたいな。
「Pop virus」も聴けて良かった。ペンライト代わりのスマホライトで囲まれた2人が、本当に楽しそうで何よりでした。

そして、「死んでもやめんじゃねえぞ(通称しんやめ)」のコーナー。めちゃくちゃ笑ったんだけど、全く内容は覚えておらず。ラジオネーム豆腐小僧さんの採用率が高めだったのは覚えてます。

ついに、エンディング。コーナー間に出演されたビトたけしさんや、Taigaさん、ニッチローさん、ダブルネーム・ジョーさん、松本明子さんに触れつつ、またもラジオブースが組まれたゴンドラに乗車。場内を一周してくれた。所々でみんなが掲げる名前入りのタオルをいじる。日向坂46の方々がいる所も、きちんとイジってて優しさを感じながら、遠く離れるゴンドラを見守る。

オードリーが場内を一周したところで暗転し、いつものエンディングテーマと共に、今日のハイライトがスライドショーで流れていく。ああ、こんな事があったな。楽しかったな。あぁ、終わっちゃうのか。曲が終わるに連れて寂しさが込み上げる。

スライドショーが終わり、センターステージにスポットライトが当たる。そこにサンパチマイクがせり上がる。

漫才やるとは分かっていたけど、今までが楽し過ぎて、より楽しい事を忘れてしまっていた。そうだよ見たかったのは、これだよこれ!と気持ちが高ぶった。

再びステージのスクリーンが開き、2人が登場。それまで髪の毛を下ろしていた春日さんも、ピンクベストと共にバッチリ決めている。若林さんも、YouTubeでオーダーメイドの様子まで配信したスーツをカッコよく着こなし、センターステージまでの花道を噛み締めるように歩いていた。

当たり前だけど、若林さんが先にサンパチマイクに着いた。

そこから30分以上、オードリーの漫才を堪能した。最高の時間だった。ネタの内容は野暮だから言わない。とにかく笑った。生活に支障が出ない範囲で、アゴを痛めた。

漫才も終わり、最後のカーテンコール。撮影許可が伝えられた。なんて、なんて優しいんだろう。

夢のような3時間半でした。そして、何より全てがラジオでした。昨年の発表から、人生の中でこんなに1年が待ち遠しかったことはなかった。
そんな気持ちにさせてくれたオードリーの2人に感謝しかないし、これからも毎週土曜日夜25時、もしくは通勤時間(笑)に、ニッポン放送に電波を合わせて会いに行こうと思います。

オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームの最後も、いつもと同じ言葉で終わった。



若林さん「ミッフィーちゃん」
春日さん「それではまた夢でお会いしましょう。アディオス。」


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