ハマるきっかけ。

気づけばどハマリしている。一度ハマるととにかく知識を得ようとする。

幼稚園に通っていたころ、女子の間ではもっぱら流行っていたのがセーラームーンで、そのセーラームーンとの出会いのきっかけをくれたのは母方の祖父だった。
年長の春だったと思う。
当時小学館が発行していた「よいこ」という幼児向け雑誌をいつも買ってもらっていて、本屋に行くという祖父に「よいこ買ってきて!」と頼んだ。「わかった。わるいこ買ってくるね!」と冗談を言いながら書店に行った祖父が買ってきたのが「なかよし」という少女漫画の雑誌だった。
その時祖父がなぜなかよしを買ってきたのかはわからないし、自分が祖父になぜよいこを買ってこなかったのか問いただしたのかどうかも全く記憶にないが、割と喜んでなかよしを読んだことは覚えている。そのなかよしに掲載されていたのがセーラームーンだった。3人目の戦士セーラーマーズの登場回だった。
セーラームーンは連載開始間もなくアニメが始まったこともあり、周りの女子に漏れなく自分も当然のようにアニメも漫画もかじりつくようにハマっていった。
結局、周りの女子がミラクルガールズや魔法騎士レイアース、カードキャプターさくらに浮気していく中で、自分はセーラームーンのアニメと漫画が終わるまでの5年間、小学校中学年くらいまでずっとセーラームーンにハマっていた。

最近でいうとドラゴンボールにハマった。
兄がいるため昔一緒にアニメを見ていて大まかなストーリーを薄く知ってる程度だった。
昨年の秋、フィッシャーズというYouTuberが動画の中でドドリアのモノマネをしていたのを見て、気づいたらAmazon Kindleと単行本42巻分の電子書籍を購入し、年末には最新の映画を一人で見に行っていた。このハマり方の速さには自分でも引くほどである。

祖父が「なかよし」じゃなくて「よいこ」を買ってきてくれていたらセーラームーンにここまでハマることはなかったかもしれない。
フィッシャーズの動画を見てなかったら、昨冬は別の映画を見ていたかもしれない。
こうしてみると、モノとの出会いは偶然で面白いものだ。

漫画以外だと、美容やコスメにハマりちゃんと向き合い始めたのが、社会人になってからだったが、この話はまた今度。

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