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2024.3.31 生布施明レポート 2023-2024 刹那の夢がたりツアー @東京渋谷 オーチャードホール

    レポが遅れまして申し訳ありません。息子の小学校入学にあたっての準備やら福岡遠征やら、さらにその後の入学後の生活リズムに慣れるやらでバタバタとしておりました。

 3月の締めは毎年恒例オーチャードホール公演。今回も大変良い時間でした。オーチャードがやはり一番ファン仲間も多くいらっしゃり、みなさんとお会いするのも大きな楽しみの一つ。

 最初にさっくり総括すると、今回のオーチャード公演は圧倒的に観客のノリよく、サイリウムもかなり多かったです。私の席の一個前の列で薔薇の花のサイリウムをお持ちの方が10名くらいいらしたのですが、これが素敵だったのでファンクラブの方、ぜひグッズ販売をご検討ください。

 そして多分今期最高の出来でした。(後日レポする福岡公演も、良かったですが)1箇所のミスを除き(もはやこれも狙ったのかと疑うあとでの回収のうまさ)。詳細は下記の流れでご確認を。
 後半どんどん調子を上げてくる76歳。一体何者なの?そしてやっぱり時々2000年頃の布施さんに見える…。

会場

 言わずと知れたオーチャードホール。
 東急百貨店が2023年1月31日(火)閉店し、景色がだいぶ変わっておりました。

 会場に向かう途中、布施さんのオリジンを確認。相変わらずピカピカでした。周囲の方に迷惑にならないように、何往復かしてお車を拝んで会場前へ。

 今回は11列のやや下手側(ピアノ側)。

 これ以降はセトリなどネタバレが多々含まれますので、ご注意ください。(ツアー千穐楽が2024年4月18日で終わりましたので、ネタバレを避ける間は割愛)

流れ

 開演前に、撮影が入る旨のアナウンス。カメラが数台確認できました。(お仲間曰く、5台あったそうです。)

 転がしは前方に2つ。ブザーが鳴ってすぐ開始。幕がはためいていました。記憶が正しければ横に開閉するタイプの幕。

 金子さんのヘアスタイルが短めボブになっていて可愛い。
 そして舞台に桜の木。白い桜と、ピンクっぽい八重桜のような桜の2種でした。まだ東京はそれほど咲いてなかったので、手配は大変だったのでは…などと憶測してみたり。

 太鼓の音→ニューヨークニューヨークのメロディ。(リンク先00:00:00〜00:00:32までの音)

 MY WAYのイントロが流れ、布施さんが下手から入場。

 服装については濃いネイビーのタイ、白いシャツ、濃いグレーのジャケットとズボンで、中にはネイビーというか黒っぽいベスト(変わらず)、ポケットチーフはグレー。

 いや、若くて美しかった…。双眼鏡(11列でも持っていった)で見ても、若い。化粧云々あるかも分かりませんが、肌がツヤツヤしている。レンズ越しに目が合った錯覚に陥る。

 「信じたこの道を」の「この道を」の声量がすごい。
「ほほえみに溢れ」のところの金子さんのピアノが素敵。(速弾きっぽいところ。この辺りを伝えきれず語彙力の限界を感じる…)

 最後の「(全ては心の決めた)まーまーにー」のところの突き抜ける感じが圧倒的。拍手がすごい。これが1曲目なの、何回観てもやっぱりまだ信じ難い。

 再びニューヨークニューヨークの一節(リンクの00:00:32〜00:00:39くらいまでの音)、から君は薔薇より美しい。スタンドマイクからマイクを外し、ボタンを外す布施さん。クロスステップが可愛い!映像でも早く観たい。踊っている時のお顔がニコニコで超キュート!
 乱れ光るサイリウム。私も遠慮なく振りました。「変わったー」1回目はちょっとだけ音ずれを最初感じるも、途中で修正。
 間奏のピアノ弾くフリが可愛い。今回お水を飲むのがかなり遅めで、「え、2番歌い出し間に合う?」と勝手に心配していたのは内緒です笑。(間に合ってました!さすが!)
 その後も下手で目に見えない翼を広げたり、可愛いステップをしたり。眼福。
 最後の「変わったー」の伸びが最高!最後アーゥとも。決めポーズ(斜め下を指差す感じで)もバッチリ決まっておりました。
 会場、すでにアンコールのごとく大盛り上がり。

 からの、愛はるかに
双眼鏡で覗いて爪のピカピカさに見惚れつつ。(この日はお肌もツヤツヤで全体的に光ってました。いや本当に。)
 サビのところの青→紫のキラキラ照明と、布施さんの声で極上空間。いうことなしでした。

 スタンドマイクのマイウェイの時に、やや声量のムラがあるように感じたのですが2曲目以降の手持ちマイクだとそれは全然なかったです。手持ちマイクの方が、口とマイクの距離の調整がしやすくてベストな音の出し方に調整しやすいのかなぁなどと思いました。それにしても基本遠いけど。S極とN極の磁石ついてるのかな笑。
 よく見ると、永田さんのコーラス用マイクのところにも桜が刺してありました。風流…。
 最後の「今愛はそこに」の弱音のところが最高。手振り(手を横に広げる感じ)、背景の赤への切り替わりと相まってなんとも言えない。
 そして最後にジャケットのボタンをつける布施さん。笑

 MC
・お越しくださいましてありがとうございます
・民度の乱れにため息が出る
・お平を祈るばかり
・今日はその辺りのことは忘れていただいて
・ツアータイトルは「刹那の夢がたり」。
・刹那は元がサンスクリット語のクシャナ
・指をパチンと鳴らす間に60の刹那がある(と言いながら指を鳴らす)
・「…えぇえぇえぇえぇ」(ここで笑い)
・浅学な私、語学に薄い私にはよく分かりませんが
・そうそうあの時!急に暑かったよね、なんて思い出せるような
夢がたりを届けたいと思います

 そしてTears in Heaven。カメラ意識からか「オーゥ」はなし。背景オレンジ。"Would it be the same?"の"same"がセィ〜〜〜ムという感じで丁寧で好き。ずっと舞台中央で歌唱。全体的にウゥ〜みたいなのは控えめ。(カメラ入っているときあるある?)最後は「ウゥ〜」が来て満足。(何を聴きに行っているのか。笑 でも布施さんの合間合間のウゥ〜とかアゥ!とか好きなのです。)

 歌い終わり、ちょっとニコッとして(好き)、上手に移動されて木蘭の涙。背景緑、白のライト3本が布施さんに当たる感じ。

 最初の方の「いつまでもいつまでも」のところで声が震えててちょっとジンとしてしまい、あと「あなたは嘘つきだね」が「あなたは嘘つきだね」に1箇所なっていて、ちょっと可愛くて逆に良かったです←。

 下手に歩いて移動されて(左手をポケットに入れて歩くのが好き)、下手についたらマイクを左手に持ち替えて。ここ細かく動きまで決めていらっしゃるんだなぁ…としみじみ。
 オリジナル歌詞が「何度も振り返る」のところ、「幾度も振り返る」になっていてこれもまた良い。「幾度」の方が歌いやすそうな感じもする。

 最後のアカペラに入る前に、立ち位置を一歩右に修正。音がよく届く場所があるんだと思われます。一旦終わりかと思った観客から拍手が起きかけたところでアカペラスタート。ここは毎度圧巻。
 最後は横を向いて、照明が落ちて終了。何度聴いても、ドラマチックというか…聴かせます。

MC
・独白コーナーというのをやります。評判はすごくよくない(イマイチ、でもなく?)
・昨年の夏、夜中にこっそりとしたためましたので(その言い回しが好き!)
・(独白コーナーの説明)独り言、独白、というか戯言ですね、戯言で(歌と歌とを)繋ぐ
・芝居ではございませんが
・皆さんの見た景色を思い出しながら戯言を聞いていただけると幸いです(戯言を今回はやけに強調するなぁ)

 と話し、メガネをかけて(♡)行き始まった独白コーナー。

独白1 

・今おーきく息を吐いてあの日を振り返るとなんだか拳をぎゅっと握りしめてしまう
・夜空を仰いで唇を噛んで
 たった一歩進むのにあの頃涙も道連れにしてしまった

 そして負けちゃいけないよ。上手側。
 愚痴なんかいうかもしれないけれど、で胸に手。相変わらずサビで熱く腿を拳で叩く。(2回叩く時と3回叩く時とあり)これは独白の「拳をギュッと…」の部分に倣ってか?と、これを書きながら今更思ったりしています。
 サビのところの「あいつになんて」が「あいーつにーなんてー」で「なん」が詰まった感じ。(音源とかでは「あいーつにーなーんてー」な感じかと思っていますが、はて。)
 ライトがオレンジだったりピンクだったり(緑もあったかも?)カラフル。間奏のギターがキレよくかっこいい!
 最後のサビのところで下手へ移動。歩き出しがいつもより力強い。
足元のライトが紫でかっこよかったです。

独白2 
寸劇(下手側で)
 「久しぶり!帰って来てたの?」
 「あ、お母さんが…知らなかった…」
 「うちのお袋は、もうだいぶ前にさ…」
 「旦那さんは?(と言った後、驚いた顔に)」
 「いつ?5年前?ほんと、全く知らなかったからさ。ごめんね。」
 「私は…いろんなことがあってさ。親父の跡を継いで薬売りさ。」
 「今も山崎先生のとこから来たばっかり」
 「またみんなで集まって食事しない?」
 「海辺のあの店 やってるんだよ 2代目だけどね」
 「ハタ教授も(呼ぼうよ)。ハタ教授なんだよ。」
 (バスが来る音)
 「あ、バスが来た じゃあこっちから連絡するよ。大丈夫大丈夫、心配いらない」
 「会えて嬉しかった」 
 「またね」 
 (バスの発車音)

 そしてともかくもの始まり。ライトは緑。「君との誓い守るため」のところでマイクが両手持ちなのがニクい。そしてなんかお顔がめちゃくちゃ若くて良い顔すぎる。双眼鏡でまじまじと見るとチーフは刺繍入りだと気づく。
 最初は下手で、後半で中央に移動。最後の「歩いて 歌い続けて」のところでトトトと前に出て手を斜め前に伸ばす布施さん。壮大な感じ。

独白3
ともかくもの演奏が終わるか終わらないかのところで始まり。この間髪入れない感じがいつもおおおっとなる。)
高島野十郎の蝋燭の絵が、西向きの壁に飾ってある
・儚さ寂しさ切なさ
・過去を懐かしむ未練なんだろうな
・ノスタルジアがしみじみと炎の芯に見えるような気がするからなんだろうか
・「またね」

 青空の彼方星。背景は紫。紫ライト。ギターの音が印象的。「いつも朝を迎えた」で右手ポケットへ。手につい目が行ってしまうw。途中の手拍子は服部さんと、多分長谷部さん(角度的によく見えず。)この曲はツアー後半からやたら沁みるようになりました。"Tears in Heaven"も「木蘭の涙」も似た系統の曲ですが、この曲は布施さんの(だと思われる)訳詞がまた良きです。

MC
・もうちょっと楽しい感じが良かったかも
・昨年の夏暑くて頭がぼーっとしちゃって
・歳じゃなくて気候(のせい)です
・次のツアーは涼しげなのがいいなー
・次の、秋からのツアーが60周年。楽しいものにしたいけど、書いてると暗くなる
・次はオリジナルメドレー
・前回の1964年の東京オリンピックの年にデビューして
・翌年にレコードデビュー
・(曲が)レコードになってるのもなってないのもある
・200曲くらいかなと思ったら300曲くらいあった
・でも聞いても(歌詞を)見ても覚えてない
・(出演する番組で)週に1ぺん曲を発表するコーナーがあった(だからたくさん作った)
・なので今日は私の知ってる曲で(当たり前w)
・明るくパワフルなのを最初に聞いてもらおうと思います
・(少年よについて)仮面ライダーのオファーがあった
・仮面ライダーになるの?と思ったら元仮面ライダーの役
・撮影で屋久島に行ってもらうと言われて受けた。でも撮影場所は埼玉だった。

 「老人よ」じゃなかった、「少年よー!」と言って前奏スタート
 今回も「イェー」が飛び出し。そして今回も声が若い!"Hit the beat Keep your beat"のところで右手で太鼓叩き続ける仕草し続けてるのがすごい。
 歌い終わりは疲れた風に手を膝に。

 でもその後間髪入れず霧の摩周湖の「あーあー♪」(マイクあり)に行けてしまうのがやはりすごい。青ライトが綺麗。
 そして、独白コーナーの時かけていたメガネをここで外して(多分メドレー入る前に外すつもりだったのの外し忘れかな、と思われます)右ポケットへ。つまりオーチャードではメガネの少年よと霧の摩周湖を聴けたことに。これは貴重だったかもしれないw。
 あとまた双眼鏡でまじまじ見たら、髪の襟足がスッキリしていて素敵。今はどこで髪を切っていらっしゃるのだろうか。

 下手側に行きメガネをポケットから出して机に置いたときニコッと笑ってそれが胸キュン。

 そして愛の詩を今あなたに。赤ライト。ちょうど目の前に感じる位置(下手)で歌ってくださり素敵なお姿を堪能…。マイクの捌き方がいちいち綺麗。特に最後口元から離していってピッと切る(という言い方で合ってるのか分かりませんが)感じが好物です。この曲も長く歌っていらっしゃいますが(1974年リリース。シクラメン前なのか…としみじみ)、今のお声での歌唱もダンディーセクシーで大好きです。

 次に上手で落ち葉が雪に。今回はバース間違えず、ホッとした私←。(バース間違えは松戸レポを参照のこと)
 背景は青い枠が下手から上手へ移動。ライトは緑。
 どの部分だったか、小堀さんの目の前で小堀さんの方を見て歌っていらした。(小堀さん、緊張したりするのかな…私だったら弾けなくなるw)
 間奏でいつもの笛を吹く仕草。笛のお尻を上に持ちあげたり下げたり。この曲も最後マイクをゆっくり下に下ろしていく感じが、美しい。所作が美しいのも布施さんの好きポイントです。
 
 そして最後曲が終わり切るのを待たず暗闇で恋のサバイバルに向けてテンション上げている布施さんが見えるw
 イントロが始まり、普通始めるところよりだいぶ早いところで「待ち続けて」と歌い始めてしまう布施さん。流石にあれ、と気づいたか、「イェー」と入れて持ち直し、正しい位置で再度歌い始め。久喜の「少年よ」の間違い事件を思い出して笑ってしまっておりました。(すみません)
 でもそのあとは普通に(と言ったら失礼かもですが)素敵な恋サバでした。

愛は不死鳥
。マイクありで入り、「愛は 愛は 永遠に死なないー」と伸ばし方もストレートな感じ。「ごらん 不死鳥」で前方を指さして、照明が赤にパッと切り替わるところが最高にかっこいい。背景はオレンジのキラキラが揺れていました。また双眼鏡で眺めて(見過ぎ)、額にうっすら汗を確認。舞台は暑いだろうなぁ…。
 オリジナルレコーディングのものより、ライブのアレンジがだいぶ好きな一曲です。これは生でみんなに聴いていただきたい。
 最後の「死なーなーい〜〜〜〜〜〜」が、長い!

 それから背景紫ライトでワンフレーズの、上手に移動してカルチェラタンの雪。久しぶりに襟を立てるのを見られてムフムフしてしまう私。(好きなのです。)一人ミュージカル感は健在。「雪が降ーるー」のところでくるっと一回転。

 襟を直して、シクラメンのかほり。いつもながら良い歌唱。歌い終わって布施さんは下手へ。

 そういえば双眼鏡で見てもイヤモニらしいものは今回見えなかったような…。(普通に使っていたらすみません)

 バンドメンバーによるリベルタンゴ。小堀さんのギターが相変わらずキレキレ。双眼鏡で舞台をじっくり拝見。服部さんの雫型のイヤリングが綺麗だったり、桜が白っぽいのとピンク(八重っぽい)のと2種あったり。あと小堀さんがギターに桜をつけていたり。奥行きある音の中に身を揺らす、そんな幸せ時間でした。
 
 演奏終わって、下手から踊りながら出てきた布施さん。「踊ろうとしたのに」とおっしゃる布施さん(可愛い)。衣装は黒の蝶ネクタイに白のシャツ、黒のジャケット(脇にラインが入ってる)に黒ズボンの衣装。ポケットチーフは深緑色。

 そこからメンバー紹介。
・右の方(男性側)
 ベース川嶋さん→ドラム長谷部さん→ギター小堀さん(リーダーを務めてます、お疲れ様だな〜と一言。)
・女性グループ
パーカッション服部さん「桜に隠れて見えない」
→キーボード永田友紀さん
→ピアノ金子泉さん

 金子さん紹介ののち、すぐピアノ。ハウルの動く城の「人生のメリーゴーランド」のメロディーの中、赤鼻をつけて手品を披露する布施さん。手品で花を出すたびいちいち驚く顔が可愛いw。

 自然な感じでピアノはピエロのイントロへ移行。ここで赤鼻は取られていました。舞台のやや後ろ目で歌う布施さん。
「僕の ピエロの夢はまるでコメディ」の「僕の」でご自身を指差すところが可愛い。

 ピエロは正直なところ、最初のうちは良さが分かり切ってなかったのですが(すみません)、本心を心のうちに秘めて人を笑わせて、でも時に悲しみや切なさに苛まれる男性の心情が布施さんらしい優しい言葉で書かれていて、「Us.」のCDや今回のツアーで良さがじわじわ分かってきた気がします。
 そしてきっと、舞台に立つご自身を書いているのだと感じます。もうすぐ60年となるキャリアの中で、笑顔は見せつつ心で泣いている、そんなことがきっとあったんだろうなぁ…。

 歌い終わってMr. Bojanglesへ。奥の方で帽子、杖、メガネ、鞄を身につけ、舞台の前の方へ。
 ドアを開ける仕草(とドアが開くギィーっという音)、「ハロー!」の声(録音)。
「酒場に」の入りが早かったのを「さか〜〜〜〜ばに」と調整。
「忘れていた僕」の「ぼくぅ〜」のところがいつもとちょっと違う感じ。
悲しみを拭った手がいつもは吹き飛ばす感じがポイっと投げ捨てる感じ(に見えた)。あと今回はやたらギターが沁みる。
 足で杖を蹴り上げようとして足だけ蹴っていたところがありました。(杖に足当たらず)

 曲が終わってMC。
・あー。はぁ、はぁ。←ちょっと息を整える
・(はぁはぁしてるのは)苦しいだけの話
・最後のコーナー
・コロナがあって、世の中変わってしまった
・音楽もコンピューターで作られている部分ももちろん(これまでも)あったけれどもAIやChat GPTでさらに変わってきている(という感じの話)
・布施さんの声で、全く知らない曲なのに私が歌ってる。若い頃の声で
・「間違えないんです。あいつら(AI)は。」
・「私は今日もご覧に入れましたけども」(会場笑い)
 「(恋のサバイバルの入りのミスを再現する感じで)『待ち続けて…』あっ、早かった」
 「待ってねーよ」
 (こんなセルフツッコミが聞けるとは(笑)非常に綺麗にミスを回収していて、拍手モノでした。観客の皆さんにもとても受けていました。)
・「すごく時代遅れなように思われるかもしれませんが、やり残している気がする。間違えたから言ってるんじゃないですよ(笑)

・照明はイトウ先生(照明の話するの珍しい)
(確か舞台を作るために照明や音響の方の努力もある的な話があった気がします。記憶が薄くてすみません。)
・いつでも(みなさんを)待ってます。
・誠にありがとうございました。

 そしてジャケットのボタンを外して慟哭。身振りが大きく途中ジャケットの中のサスペンダーがチラッと見えました。2回目以降の「儚くあなたを運んで行く」ところは少し屈まれてもいて、やっぱり気持ちがこもるとジェスチャーも大きくなる布施さんが好き。(しかも回数を重ねるごとに屈む深さが深くなるw)にしてもやっぱりビジュアルが2000年くらいである。おかしいな。四半世紀分くらいやっぱりサバを読まれているのか…?
 最後はマイクありで「夢の世界へ」。後ろが紫で、なんとも美しい。

 その後ついて来るなら。「オーイェー!」がキタ!ボタンに手を掛けて、でも留めないw。「船出のとぉーきぃー」が鬼気迫る感じでとにかくすごかったです。
 「離さないでおくれ」の「れー」が「い」の口に見えたんですが、音はちゃんと「れ」なのが不思議。(昔のドラコンの音源でも出てる音と口の形が自分の中で一致しない時があり、発声的に声を出しやすくするための何かなのかな?と思っていたりしますが、真相やいかに。)
 そしてとにかく若い!少し離れているからかと思って双眼鏡で見ても若い!時間逆行でもしているのでしょうか笑。額の汗が美しかったです。

 そして終始圧巻のWALK。確かタイは解いていた気がします。
 最後のフレーズ、「ただ前を向いて」というのが布施さんの姿勢を表していますね…。

 WALKあとからは会場が湧きに湧いて、私もすごく感動・興奮してここからメモを全然とっていませんでしたw。記憶にはっきりあるのは、たくさん揺れるサイリウムと、ブラボーの嵐と。
 
 赤ジャケットを着て戻ってきた布施さんは、「ブラボーなんて言われたら、特別だよ!」と仰って君は薔薇より美しい。お客さんもノリがすごくよく、手拍子にサイリウムがすごかった。布施さんも本当に嬉しそうに、伸びやかに、ニコニコと歌われていました。

そしてTime to Say Goodbye。相変わらずのオペラ歌手明。最後の最後にこれを歌えるのがすごいなぁと思います。最後の「イヨコンテ」が来るのが分かっていながら、終わってほしくないと思う気持ちが今回は特に強かったです。

 終わって、会場を流れるI'll be Seeing Youを背にしてお見送りへ。
 前回のオーチャード同様、たくさんのファンの方がいました。(みなさんきちんと道の脇に寄っていて民度の高さを感じます。)今回は出ていらっしゃるまで少し長かったような。きっと楽屋にお客様などいたのかもしれません。(単なる推測)
 手を振ってくださって、ご自身のお車で帰途につかれた布施さん。いやぁ、本当に幸せな時間でした。

セトリまとめ

MY WAY
君は薔薇より美しい
愛はるかに
Tears in Heaven
木蘭の涙
負けちゃいけないよ
ともかくも
青空の彼方星

<メドレー>
少年よ
霧の摩周湖
愛の詩を今あなたに
落ち葉が雪に
恋のサバイバル
愛は不死鳥

カルチェラタンの雪
シクラメンのかほり

ピエロ
Mr. Bojangles
慟哭
ついて来るなら
WALK

君は薔薇より美しい
Time to Say Goodbye

※府中、久喜等と違いなし

感想とまとめ

 まだ東京は桜もちらほらな日でしたが(29日が開花日)、舞台の上の桜は満開、布施さんも満開!みたいな感じの公演でした。カメラも入っていましたが、MCでのミスについての回収もさすが!と言ったところで、布施さんやっぱりライブ慣れしていらっしゃる…!と思いました。(当然ですね)
 
 福岡のレポもまた近々出しますので、気長にお待ちくださいませ!それでは、また。



 


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