昭和の匂い メキシコ

ビタミンDたっぷりのメキシコ。

街角から聞こえてくる音楽も陽気で
いつ訪れてもなんだか
元気が出てきます。

メキシコとひと口に言っても
大きな南アメリカ大陸にある国で
アメリカと国境を分け、北に位置するTijuanaと
南のグアテマラを隣国とするTapachulaでは
ずいぶん文化・風土・治安も変わってくるはず。

私がここ10年足を運んでいるのが
クジラのような形のメキシコの尾びれの先っぽの
ユカタン半島にあるカンクンから車で2時間程
南下したところに位置するPlaya del Carmenです。

Playaはスペイン語で海岸ですのでカーメン海岸
とでもいったところでしょうか。

とにかく果てしなく続く砂浜がすごい。
エメラルドグリーンとコバルトブルーの
海の色のコントラストが
マルク・シャガールの好きな私には魅力の一つです。

日本でも有名なロス・カボスやマンザローニは太平洋側にあり、     カンクン、プラヤ・デル・カーメンは
キューバやプエルトリコの位置するカリブ海側にあります。

海産物はたしかに豊富。

もちろんお野菜も

初めて訪れた10年前とはかなり変わり
メキシコはもう既に欧米を駆使する先進国です。

とは言いながらも
何故か急成長中の昭和の日本を私は感じます。

高度経済成長期の日本、
庶民は新しい家財や電化製品を
ローンで買ったり
お給料日にはご馳走を食べて・・・

みんな小さな幸せを本当に有難く思えた。

メキシコの人達は
お仕事があることに誇りを持ち
お父さんが頑張っていることに威厳があり
お母さんの手料理にみんなが癒され
子どもは無邪気に走り回り・・・
どこにでも昔はあった昭和の日本
そんな気がします。

昭和生まれの私には
メキシコがいつまでも
元気な国
であってほしいです。


【text by Shinobu from Canada】

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