見出し画像

【レポート】若手実力派が集結!ミュージカル『天使について~堕落天使編~』

2022年2月24日~3月6日に自由劇場にて公開された舞台、『天使について~堕落天使編~』。
2016年に韓国で初演され、奇抜な発想、絶妙な構造の脚本、インパクトある楽曲ナンバーで開幕後すぐに話題を呼び、2018年2021年と再演。そんな大ヒットした2人芝居型ミュージカルが、日本人キャストにて初めて上演されました。
RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、鍵本 輝(Lead)を筆頭に、若手実力派が終結して話題に。
私も3月5日の回に観劇してきたので、今回はこのミュージカルの魅力と、観劇日のレポートをお届けします。

『天使について~堕落天使編~』(原作:『천사에 관하여』)

あなたは天使を見たことがありますか?
〜想像の中の存在、天使。
天才芸術家と歴史的な芸術作品の誕生と出会いに隠された秘密の物語。

作品の創作に苦しむレオナルド・ダ・ヴィンチのもとに降臨した新米天使のルカと堕天使のヴァレンティノ。
そして、ダ・ヴィンチを支える助手のジャコモ。

2人の天使と2人の人間が絡み合い巻き起こる騒動を通じて
天才芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが残した歴史的な芸術品が誕生した秘密を辿る物語です。

奇抜な発想、絶妙な構造の脚本、インパクトある楽曲ナンバーでお届けする1人2役、2人4色の新しいミュージカル。
全23曲に及ぶミュージカルナンバーはロックからオペラ アリアまでとジャンルは幅広く、想像を超えた壮大な音楽で物語を綴ります。

キャスト
ヴァレンティノ/ジャコモ役
RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、古谷大和、鈴木勝吾

ルカ/レオナルド・ダ・ヴィンチ役
鍵本輝(Lead)、中村太郎、石井一彰

主催/企画/制作:LDH JAPAN
(引用:http://musical-tenshi.jp/

『天使について~堕落天使編~』の3つの魅力

私が観劇したのは、3月5日の
ヴァレンティノ/ジャコモ役:鈴木勝吾
ルカ/レオナルド・ダ・ヴィンチ役:鍵本輝(Lead)
の組み合わせの回。2人はラスト公演だったそう。
初めての自由劇場という会場にすごくわくわくしながら見て来ました。
私が見た回だけでなく、キャストのインスタライブや、YouTubeなどで配信されている公開ゲネプロ、囲み取材なども見て感じた、この舞台の魅力を3つ紹介します。

1、異色の2人芝居
この舞台の1番の特徴は、1人2役のトリプルキャストで、日程によって組み合わせが変わること。
同じ役でも、誰が演じるかによって全く違うものになっていたと囲み取材で話されていましたが、さらにそれぞれの組み合わせだからこそ生まれる空間も楽しみの1つだったのでしょう。
また、2人芝居なので、特定のキャストを目当てに行った人にとっては、ほぼずっと自分の推しが舞台にいるので、とても貴重で嬉しい時間になったことでしょう。

2、ダンスボーカルユニットの2人が2トップのキャスト構成
公開ゲネプロに出演した、RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と鍵本輝(Lead)。
ダンスボーカルユニットのメインボーカルの2人の安定した歌唱力や表現力はさすがのものでした。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの所属するLDHと、Leadの所属するRISINGPRODUCTIONは、どちらも歌・ダンスの実力を兼ね揃えたアーティストばかり所属する事務所。
両事務所のアーティストのコラボレーションは今回がおそらく初めてですが、とても親和性があると思うので、これからも見てみたいと感じる組み合わせでした。
ストーリーは少し複雑で、1回見るだけでは全部は理解できなかったのですが、ライブのように歌を聞く形でも楽しめる舞台でした。

3、舞台にかける想い

事前のインスタライブや、囲み取材、として舞台当日のMCから、キャスト1人1人の熱い想いを感じました。
とくに、普段はライブでのパフォーマンスをメインに活動する、RIKU・鍵本輝の2人は、ミュージカルという特別な場所への想いがあったよう。
その特別な想いが、見ていた人たちの心にも届いていたのだと思います。

RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)
上演前にキャストでインスタライブを行った際、そして囲み取材などでも一貫して話していたことは、「僕はLDHの代表としてここに来ていて、LDHの看板を背負っているので」ということ。
LDHといえば、ファミリー感が強く、LDHという言葉自体が看板になっていたりもします。
LDHファミリーの中ではまだ若手のTHE RAMPAGE。今回の舞台の企画・制作もLDHなので、その中でのキャスティングに、人一倍の責任感を感じました。

鍵本輝(Lead)
ラスト公演の最後のMCにて、
「コロナの影響で約2年、Leadとしてのオフラインのライブができていなくて、久々にオフラインでみなさんの前に立つのはLeadとしての舞台で、という想いもあったのですが、いただいたチャンスに本気で覚悟をもって挑みました」と話していました。
Leadはテレビなどのメディアよりも、ライブや握手会など、オフラインでの活動をメインで20年間活動してきているグループなので、よりその場所への想いが強かったのでしょう。

キャストの想いは歌声、表情、表現、すべてに現れます。
それがエンターテインメントのおもしろさでもあるので、キャスト1人1人のかける想いを知った上で見ると、より楽しめると思います。

さいごに

コロナの影響でなかなかオフラインでのライブや舞台といったエンターテインメントを楽しむ機会が減っている中で、無事に開催されたミュージカル『天使について~堕落天使編~』。
新しいエンターテインメントの形が日本でも生まれましたね。

すでに公演は終わってしまっていますが、様々なメディアのYouTubeで公開ゲネプロが配信されているので、ぜひご覧ください。

この記事が参加している募集

おすすめミュージカル

おすすめミュージカル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?