①シャンプーの方法

まずはじめに、日々の【シャンプー】について。

正しいシャンプー方法を知る事で髪への負担を軽減できます

髪質改善の施術後は、その効果で髪の毛の内部や外部に
擬似的な細胞が埋め込まれている状態です。

あくまで擬似細胞なので、日々のお手入れが不足すると、
当然流出してしまい、元の状態に戻ってしまいます。

特に気を付けていただきたいのがシャンプーです。
シャンプーは、汚れや皮脂を落とすものなので、
それなりの洗浄力があります。

洗浄力が強い=髪への負担が大きい、という事ですが、
そもそも、”シャンプーをする”という行為自体が、
髪を傷めてしまう原因でもあります。

シャンプー時、多くの方は所謂『洗った感』を求めて
ゴシゴシと強めに擦りながら洗っていると思います。

別記事でもご紹介しましたが、まず、このゴシゴシ洗い自体がダメージの原因です。髪は摩擦に弱く、また、濡れている状態は非常に脆くなっています。加えて、洗浄力の強いシャンプー剤を使うことで
「摩擦・濡れている・洗浄力」という3重のダメージを与えてしまいます。

正しいシャンプーの方法は
指の腹の部分を使い、優しく、頭皮をマッサージするように洗う

”マッサージするように”というのは具体的に
頭蓋骨と頭皮を引き剥がすように、小さい円を描きながら揉み上げる
ように行って下さい。

こうする事によって、摩擦を軽減し、
頭皮の汚れをしっかりと取り除く事ができます。

尚且つ、頭皮の血行促進にも繋がるので、綺麗で強い髪が生えてくる基礎を作る事になります。
慣れるまでは『洗った感』は感じづらいと思いますが、
髪質改善にとって非常に大切な事なので、ぜひ実践して下さい。

次に、シャンプー剤選びです。
洗浄力というのは、シャンプーにおいて必要な物ですが
特に、アルコールを含んだシャンプー剤や美容室専売品以外(以下、市販)のシャンプー剤は正直なところ、お勧めできません。

美容室専売品のシャンプー剤と市販の大きな違い。
様々ありますが『価格のつき方』を例に説明します。

商品を作る際、ある程度の予算を組んで開発・生産しますが、この予算の内訳が大きく違います。

市販のものは、商品の価格が先に決められます。
「〇〇円で売り出すから、〇〇円以内で作って下さい」という流れです。
反対に美容室専売品は、価格が後で決まります。
「〇〇に特化した物を作るために、この成分がこの程度必要。全てを網羅した結果、〇〇円で売り出しましょう。」という流れ。

内容は少し極端に書きましたが、イメージはこのような形です。

なぜ流れが違うのか。要因は色々ありますが、1つの要因として、
宣伝方法の違いです。

市販のものはメディアを使ってCMしていますが、美容室専売品は我々美容師が直接お客様に対して説明しています。
予算の内訳である、広告宣伝費用に差があるので、商品そのものに使える予算に関しても当然、差が生まれます。

同じ洗浄力でも、内容成分に差がありすぎるので、髪への負担も大きく差が出ます。髪質改善後、その効果を長く保つためには、髪質に合ったシャンプーを選んでいただくのは、必要最低限のホームケアの1つです。

効果をできる限り持続させるために、どのシャンプーを使えば良いか分からない方は、遠慮なくご相談ください。





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