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美容室におけるひとり親家庭

ひとり親って大変。
年間婚姻件数約60万件に対し、
年間離婚件数は約20万件です。

単純に考えると、つまり概ね3分の1が結婚しても
離婚してく世の中です。

その際に問題になってくるのがひとり親家庭の
子育て問題です。

美容師に限ったことではありませんが、
ひとり親家庭の子育ては大変です。

特に病児保育の問題が日本では深刻です。
風邪を引いた状態で預かり続けてくれる保育所は
とても少ないです。

二人の子供を持つお母さんの話。

子どもの一人が病気で倒れました。
治り始めたころ下の子が同じ病気に倒れました。

合計で1週間以上会社を休むことになりました。

久々の出社で言われたひとこと。
「もう会社に来なくていいから。」

昭和の話ではありません。
2000年以降の話です。

こんな話もあります。

職場で思うように評価されないのはなぜかと
ワーキングマザーの人が上司に相談。
かえってきた一言が次の一言。

「子供を産んだあなたが悪いんじゃないの。」

全て現代の話です。

今でもこれに近い働く女性への不利益な取り扱い、
言動は当たり前に繰り返されていると実感しました。

というのも、先日、病児保育や訪問保育を行っている
認定NPO法人フローレンスさんの職員さんにお話を伺ってきました。

(認定NPOフローレンスとは?)
 https://florence.or.jp/

知り合いが職員なので、たまたま、説明会を
案内してもらったので、今の日本の現状を知るという意味や
美容室の保育につながる何かきっかけになれればと
伺ってきました。

今聞いた話等説明会で、現状の日本で起きていることとして
ご紹介いただきました。

僕も学生の時までは女性と男性の取り扱いが不利益に
差があるなんて昭和の話だろうと思っていました。

でも社会人になって思いました。
学校では見えなかった社会の暗黙のルールや
同調圧力。今の日本は決して誰にとっても生きやすい
社会ではないなと感じます。

社会において競争原理でせわしなく働かなければ、
一定の生活水準を維持できない。
そうなると、標準から外れる人を雇うことは
企業側にとってコストになる。

そんな社会でいいんでしょうか。
会社も、お金も、社会全体も、人間が幸せになるための
道具として、便利なシステムとして
先人たちの知恵をしぼって開発された仕組みです。

ただ、その中にずっといるとその会社を守ることや
お金を得ることの仕組みそのものが目的化します。

僕もふと思ってしまいます。
生まれてきて、お金を得るためだけに生まれてきたのか、
会社に尽くすために生まれてきたのか。

決してそうじゃなく、それぞれの人がその個性を活かし
社会貢献しながらお互いがハッピーになるために、
生まれてきたんだよねと。

もし、幸せじゃない人がいるんだとすれば、
絶対に声を上げるべきだと思っています。

なんだったら、ソーシャルアクションをすべきだと思っています。

自分の中での美容師さんの社会的扱いに関する
ひどさも一つ社会に呼びかけたい社会課題だと思います。

さらに問題なのは、社会課題は連鎖して、
併発することもあることです。

ひとり親で美容師。そういう場合もあります。

大分前ですが、色々働くことに問題を抱えていた
女性の一言
「本気でやりたいことを宣言していれば、
 必ずそれを応援してくれる人にいつか出会える。
 何度か否定されたり、心無い言葉を浴びせられて
 折れそうになることもあるけど、
 そういう人に会えるまで、言い続けてほしい。」
本当にその通りだと思いました。

自分自身も社労士は手段であり、
目的ではありません。

美容業界の社会課題を解決するための手段が、
社労士というだけです。
たまに、弁護士、社労士、行政書士など、資格業が目的に
なっている人が多いですが、
でもやっぱりそれって違うと思うんです。

その資格を取って、どんな社会課題に取り組みたいのか
というのが前提としてあって、
その手段として資格があると思っています。

先生と言われる資格を持っている人で、
何人か心無い人と会ってきましたが、
自身の儲けやうまみという言葉を連呼していて、
まったくもって一緒に頑張りたいと思えない人もいます。

そういう人はやたらと、
コストという言葉を使います。
会う時間もコストになるだ。とかとか。

働く目的が多分お金なんだと思います。
別に資本主義の社会なので否定しませんが、
ただ僕はあまり魅力を感じないというだけです。
あくまで個人的意見。

例えば、
社会課題の解決を目的にしている人だと、
困っている人に会って話を聞いている時間も
社会課題に取り組んでいる目的の時間になります。
その社会課題に向き合う時間そのものが目的だからです。

なのでその時間を持つことに意味があります。

コストという意味の裏返しは、
この相談を受けることの売り上げに対して
という意味も含んでいるように感じます。

なので個人的にコストを連呼する人は
目的がお金なんだと思っています。

それの何が悪いのかということを思われる方も
いるかもしれません。
何度も言いますが悪いことだと私も思っていません。
ただ自分とは考え方違うなっていうだけです。

個人的には、美容室、保育等社会課題に取り組むことを
目的としている人とつながっていきたいと思っています。

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美容室経営者と一緒に悩み考えます。

実家は創業60年を超える法人老舗美容室
美容室の経営のサポートもしています。

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