見出し画像

Netflixは偉大なる航路への羅針盤を持っているか

タイトルは適当だ!ドンッ!!


公開されましたね!本予告!!

ネットの反応は半々、賛寄り?
俺の感想は賛8否2です

だらだら語っていきます

ちなみに原作はエース救出編(2年前)まで、映画はフィルムシリーズを完走してるくらいのお手本ライト勢です

それを踏まえてどうぞ〜↓


漫画の実写化。

永遠に語られるであろうテーマである。

人は言う。
「大概は失敗するだろ」

人は言う。
「るろ剣やデスノートは成功だろ」

人は言う。
「ドラゴンボールで帳消しだろ」

そう、博打が過ぎるジャンルである。

基本的には難しい
何せ漫画で大成功したからこそ実写化の話が出る

漫画ならではの良さ、実写化する違和感、それらを超えて原作ファンも納得させ、未読勢も取り込む
考えただけで頭の痛くなる話だツライ

でも上記したように成功例は少なくない

デスノート、るろ剣、のだめ、ごくせん、銀魂、ちはやふる、東リベ…
海千山千の恋愛映画も大抵成功しているイメージだ

なにより海の向こうでランキングを独占してるアベンジャーズやスパイダーマン、バットマンなんかもこのジャンルである

しかし失敗例も多い

ドラゴンボール、デビルマン、北斗の拳、テラフォーマーズ、こち亀…

期待値やネームバリューがデカすぎるために反動も大きい

何がこれを分けるかはいろいろ理由があるだろうが、一番は「日本準拠かどうか」だと思う

恋愛映画はもちろん、成功例の大概は日本が舞台であり、失敗例はSFすぎるのだ
こち亀?あれはそれ以前に

あれ、ということは今回は…?




お、ビジュアルいいな!!!

さすがというべきか、海外資本
唸るほど金を持ってらっしゃるね

絵面にチープさはゼロ、むしろ期待以上!

規模デカいお話なのでこれは非常にありがたい

セットは豪華、CGにも違和感なし
それだけで嬉しいのは望まなさすぎ?

タイトルだけ借りたガッカリ実写も健在な中、これは嬉しいですね

そもそも配役が💯に近くない??

上記のバギーは本場でガチピエロにアップグレードされたヤバさがあるし

アルビダじゃん!!
アーロンさん!?
ミホークだ!!

ちゃんと三次元に落とし込まれてる!

このあたりの敵役にもキチンとオーラがある
わざわざ言うまでもない再現度ですね

「肌の色が〜」「人種が〜」というしゃらくさいコメントを完成度で黙らせる痛快さがある

筆頭は彼↓

ティザー時から話題沸騰だったが、まさかの動いていてもウソップという出来!

ウソップじゃん!本物の!

今までどこにいたんだ!彼は!
キャスティング担当にボーナスあげろ!!

あと個人的にはアーロン役に黒人の役者さんを使ってるところがスゴい
「過去に奴隷だった」キャラを演じるのは賛否あるかもしれませんが、深みが増すと思うので素晴らしいことだと思いますね

まぁこの辺は尾田栄一郎先生の拘りが大きいんでしょう

コメント全文

要約すると「ガチで拘りまくったからガッカリはさせないよ」ということですね

さすがフィルムシリーズも監修する原作者

実写化においてここまでちゃんと話し合いに参加できるのは良いことでもあるので嬉しい
権利だけぶっこ抜かれる方もいらっしゃるみたいなので

マジでファンを大切にする漫画家の鑑

…なんだけどさ?

「アクションパートヤバくない…?」

一瞬見ただけでわかる
おそらくアクションはスゴくない
ドラマということを差し引いても

「ワンピースが実写化する」と聞いたとき、まずは不安が過った方も多いだろう

「ゴムゴムの表現どうするの?」

おそらく製作陣もそこを重要視したことでしょう

おかげでゴム描写に違和感はない

予告で拝める「ゴムゴムの銃乱打」は見応えたっぷり、むしろ楽しみなくらいだ

落とし穴はそこじゃない、肉弾戦である。

予想できなかった

荒唐無稽であるはずの能力戦はバッチリで比較的映像化しやすそうな肉弾戦が残念なんて

思えばCGにはノウハウがある
Netflixだけでなくとも今現在、CGを使ってないタイプの映画の方が少ないかもしれない

制作費と人手があればまぁまぁ叶うのだ

なにより百戦錬磨のNetflix、やってやれないことはない

しかし逆に彼らにはチャンバラや徒手空拳のアドバイザーが欠如しているように見える

「スピード感のないゾロの殺陣」
「ワイヤー丸出しの移動」
「慣性無視のサンジ」

もちろん現実寄りにすればいいってワケじゃない
それにキャストの話を聞く限り、どうやら彼らはガチでアクショントレーニングを積んでいる

なのになんで?

いや、だからこそだろう
そこの食い合わせが異様に悪い

香港映画信者である俺だが、今のハリウッドにもアクションを撮れる人材は山ほどいる

「なんでここだけ…?」と思わずにいられない

ワイヤーの出来の悪さではるろ剣一作目の失笑牙突を思い出してしまう

話はズレるが、個人的に実写化最高傑作は「るろうに剣心」シリーズだと信じてやまない

時代劇と香港アクションをミックスさせたチャンバラ、キチンとしたビジュアル、俳優陣の演技力と三本柱がしっかりと出来すぎているくらいだ
なんなら邦画でもトップクラスだし世界に誇れる日本映画と言える

そう、真剣佑がゾロ役に抜擢されたことと無関係ではないはずだ

しかし皮肉なことに世界が彼を扱いきれていない

テーマ性がなく「アニメを無理矢理実写にしている」違和感がある

というかここだけ見れば冗談抜きで20年ほど遅れているかもしれない

俺らは既に知っている。

「真剣佑は動けること」や「サンジの動きをワイヤーCGいらずで演じてきた俳優たち」のことを。

脚に炎を纏い旋風脚を放つトニー・ジャー
空中で何発も蹴りを入れられるドニーさん
回し蹴りの風圧で火を消せるベニー・ユキーデ

これは育ってきた映画の弊害かもしれない

しかしここらで目が肥えているだけにどうしようもなく不安になってしまう

もちろん全て見ていないだけに過度の批判はお門違いだ
それは失礼にあたる

でもちょっと不安です

続編に期待かな?
るろ剣のように成長してくれることを願って🙏




以上、愚痴だらけになっちゃいましたが、成功してほしい気持ちは本当です

ライト勢とは言えワンピと共に過ごした少年時代は本物なので
グラバト2は神ゲー

というか扉絵で登場しただけの衣装を着てたり、小ネタが異様に充実してたりキャストやスタッフの愛は本物なのは伝わってくる

なにより声優がアニメ準拠なのが勝ちなのでね!

成功したらナルトブリーチらへんが続くハズだし!

頼むぞ!!マジで!!!


あとこの発想はマジで天才だと思う

技名も見所なワンピ、スムーズに叫ばせられるしアメコミとの差別化にもなるしなによりルフィが言ってそう



追記

序盤で書いた「舞台が日本云々」はあんまり気にしなくていいと思います
こち亀の失敗例、テルマエロマエの成功例があるので

そもそもつくってるの海外なので


余談

何気なく呟いた予告ツイート(冒頭に貼ったやつ)が過去一バズったの見てワンピってスゴいんだなって改めて思いました

ティザーですらちょっとハネた

新しいフォロワーさんも増えたので急いで書いた所存でございます

そう、下心だ ドンッ!!!


なんて最低なドンッ!の使い方


おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?