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霊的コミュニケーションと精神的合意

5月も下旬に差し掛かり、女王の交尾も佳境を迎えています。梅雨前に女王の交尾が終わり、産卵が開始されていればとりあえず一安心なのですが、なかなかそう簡単には行きません。処女王が交尾飛行から帰って来なかったり、天候不順でいつまでも交尾が進まなかったりと不安は尽きません。この時期はいろいろな事が計画通りに進まず、イニシアティブを取る事が困難で、仕事が後手後手に回ってしまっています。

ところで、我が家には高校一年生の女子が1人おります。部活はサッカー部のマネージャーか、剣道部か、茶道部か、さんざん迷って吹奏楽部に入部したらしく、楽器はトロンボーンらしいです。普段管楽器を聴く事があまりない私としては、なぜ娘が管楽器を選んだのか。なぜホルンやトランペットではなくトロンボーンなのか、いや、そもそも吹奏楽部を選んだ理由はどこにあるのか、非常に興味があるのですが、理由を聞いても一切答えてくれません。理由があるのかないのかもわかりません。

社会との共感や、将来の予想が難しくなっているいま、聴いているのはECM屈指の名盤である「テイルズオブアナザー」というアルバムです。1977年の録音で、名義は今は亡きゲイリーピーコックですが、このアルバムには音楽的リーダーが不在で、メンバーの誰もイニシアティブを取っていません。このアルバムは私にとって究極の音楽と言ってもよく、「誰かが描いたシナリオをなぞるのではなく、直感の赴くままに生きてゆくのだ」と確信させてもらえる神アルバムです。

「誰が何コーラスのソロをとって、誰に渡す」といったヘッドアレンジはもはや必要ない。必要なのは霊的コミュニケーションで、ドラマーのソロは終わり、ホーンプレイヤーはどこで言いたい事を言い切って終わるかを目配せもそぶりも必要なく感じ取る精神的合意が、彼(ゲイリーピーコック)の直感である。※ライナーノーツより転記

まさにフリージャズのライブの中に放り込まれた感のある5月中旬。ミツバチや娘との霊的コミュニケーションと精神的合意がしっかり感じ取れるかどうかが5月を乗り切るポイントだと感じています^_^



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