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越冬地へ

今日は巣箱50箱を越冬地へ移動しました。作業は直感力と気合いだけは若い者には負けない中年男子2人で行いました。朝6時に巣門を閉め、トラックで2回に分けて運びましたが、巣箱にはアワダチソウの蜜が予想以上に入っていて、正直1人では持ち上げたくないレベルでした。

最近トラックを運転しながら聴いているのはエリッククラプトンで、1970年代前期にリリースされた4枚のアルバムをその日の気分でランダムにかけています。この時代のエリッククラプトンは所謂「レイドバック」の時代で、何回聴いても飽きる事がないどころか、歳を重ねる毎に深く理解できるようになっている気がします。

ところで、レイドバックとは「どんな時も自分はひとりではないのだ」という絶対的な安心感の中にいるような、究極の感覚であると私は思っていて、ソファの上でリラックスしているような、一時的な感覚とは違います。いつもどこか緊張していなければ生きていけない殺伐とした現代に於いてはなかなか体感できない感覚なのかも知れません。

この10数年、巣箱とともにジプシーのように放浪し、山林や耕作放棄地を切り開いて来ましたが、あちらを立てればこちらが立たずでなかなか約束の地に辿り着く事ができません。涅槃の境地に行くにはまだまだ修行が足りないという事なのかもしれません^

https://youtube.com/watch?v=-b8YTH-CTCU&feature=share


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