見出し画像

草刈りしながらずっと考えていた事

昨日は終日草刈りをしました。
草刈りは大好きな仕事ですが、その理由は考える時間が出来るからと、ダイエット効果があるからです。私がもう少し若ければ草刈り専門法人を立ち上げたいくらいです。

炎天下の草刈り中に脳内プレイヤーで再生された曲はエリオットスミスのI figured you out メアリールーロードのカバーバージョン。メアリールーロードは7年前の来日時は仕事で観に行く事が出来きませんでした。いま一番観に行きたいミュージシャンの一人です。

いま、50歳を過ぎて改めて人間関係を築く事の難しさを感じています。私はもともと社交的ではなく、集団の中にいるよりも一人でいる方が好きなのですが、他人の心の動きに敏感なのに加えて、サラリーマンの時は営業職だったので、スキルとしてどんな人ともそれなりに付き合ってゆく事ができます。仕事に於いては、分かりあえない人こそ大事にしなければならず、そういう人たちに理解してもらえる事が結果として売り上げや自分の評価に繋がってゆくからです。

2011年に脱サラして帰農してからも、その考えは変わる事なく、あまり気が乗らないイベントにも参加してみたり、「投げられたボールはとりあえず受ける」をモットーに、普段は関わる事がない人たちとも交流したりする事で自分のネットワークや可能性を広げる努力をしてきました。

このように、これまではまるで伝道師のように、未知の人や分かり合えない人に対して自分を理解してもらえるように弛まない努力をしてきましたが、いよいよ50歳を過ぎて、人生も残り僅かになってきた近年は、分かり合えない人間と分かりあうよりも、分かり合える人とより深く何かを共有する方に時間とエネルギーを費やしたいと思うようになりました。この心境の変化は年を重ねないと現れて来ないのかも知れません。

日常に生まれる些細な喜びや、深い悲しみや、強い怒り。そしてこの狂った世の中にもあるであろう僅かな希望。すべてを共有出来ずとも、最後の希望だけでも共有できる誰かがいると幸せなのかなと思うこの頃です。

https://youtu.be/rL0xOdI9cZA



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?