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【オーディオ#6】 昭和の真空管ラジオに想いを馳せて… LUXMAN FM STEREO TUNER LXV-OT8

一般的なラジオAM放送が、数年でなくなりそうですね。大手の放送局はもうFM放送の受信帯にお引越しを完了してますし、マイカーはすでにワイドFM対応のディスプレイオーディオに昨年載せ換えました。

家でラジオを聴くにはスマホだったりPCだったりと何かしらで対応できてしまう昨今ですが、レトロ好きの20世紀(に)少年(だった)はラジオで放送局が流す電波をキャッチしてこそ "漢"(おとこ)。www


真空管チューナーは、本屋さんで売っていた本の付録でした。

ラジオ本体を物色しているときに目に止まったのが、音楽之友社が出版した「真空管FMチューナー・キット」でした。本のほぼ90%以上を占める自分で組み立てるキット本体が付録で、組み立て方の説明書とほんのちょっとしたウンチク書が添えられた感じ。(出版社も考えましたね〜。www)
自分が入手しようとしたときは、すでに数年が経過しておりモノが見つからず、ネットで新品を探してゲットするのにかなり手間がかかりました。


キットといっても組み立ては超簡単で、10分で作るプラモのごとく。www

郵送され開封した付録は、ドライバーやラジオペンチといった簡単な工具だけであっという間に出来てしまいます。


右上が仮組みが済んでテスト中のチューナー。
右下は別売、同規格の真空管フォノイコライザー。

本体キットは、日本の老舗オーディオメーカー・ラックスマン製です。


隣の国の安物真空管が付属。www

真空管は搭載していますが、音の最後の出口に味付け程度の存在でして、昔の真空管ラジオとはまるで違います。www
しかし、でっかいチューニングダイヤルを回して神経を使いながら放送局を探り当て、若干真空管で補正された出音は、20世紀少年を満足させるに充分であります。


テスト中の自作簡易室内移動式アンテナ。
180mmの木製棒に、別売のT字アンテナ線を取り付けただけのしろもの。

組み立てなんぞより、もっとも肝心なのは電波受信に必要なアンテナです。音の良し悪しは、いかに電波を強力にキャッチするかにかかってます。自作の簡易移動式アンテナは見た目は"ちゃっち〜"ですが、安価で効率よく電波を捉えます。


"真空管には真空管"ということで、イタリア製アンプ(下)が出力を増幅。
ここで真空管度が、グッとアップします。

この出来に非常に満足していて、出版の「月刊stereo、よくやってくれた!」と褒め称えてあげたいです。www
P.S.(吉野編集長、ありがとう。)

続く…。

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