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40台オッサンが40℃の世界に逝きかけてみた

流行ってますね。インフルエンザ。
ボクもせっかくなので流行に乗っかってひいてみました。

インフルエンザといえば、高熱と節々の痛み。

にしたってですね、やっぱ何度味わってもインフルエンザ高熱攻撃はダメージでかいっすわ。
予防接種してたら、もっと楽だったのかしら。

インフルエンザ戦いの記録

【Day 1】昼間からどことなく寒気を感じ、15時くらいから、背中や腰、ふくらはぎ、二の腕などの筋肉に電流を流したようなピリッとした痛みを感じる。
この時点でインフルエンザを疑い、帰りがけの病院に寄ろうかとも思ったが、仮にインフルエンザだったとしても、検査で陽性反応が出るには発症後12時間以上の経過が必要があることを思い出してスルー。
順調にウイルスが侵攻している(気がする)のを感じつつ、「翌日以降風呂入れなくなるなー」などと冷静に考え、さらりと入浴。
ただの風邪の可能性も捨てきれず、21時台には就寝。(おそらく37℃台)

【Day 2】6時起床。明らかにだるい。すでに38℃。
予測してたこともあり、落ち着いて朝食。
9時。自転車で近くの診療所へ。運動神経の衰えが顕著でスピード出せず。ふらついてこわい。途中押す。
インフルエンザ検査をするが反応なし。解熱剤と胃薬だけもらって帰宅。今思えば、行くのが少し早すぎたのかも。もしくは夕方に出直せばよかった。
12時頃には38.5℃を計測。
脳というか頭蓋が締め付けられるように痛い。
前日から続く電流っぽい痛みも継続中。
徐々に思考が追いつかなくなり、起きるのも面倒になり、寝たり起きたりを繰り返す。ほとんど食事せず。
24時に計測最高値の39.1℃。
不思議と熱っぽさなどは感じてなく、これが防衛本能か?などと。
いいことだとは思わないが、追加で解熱剤と市販の風邪薬を追加摂取。
布団に戻る頃にうっすらと発汗を感じ、解熱へわずかな期待。

【Day 3】6時起床。37.8℃。「わーい。少し下がったー!」と思えてしまう不思議。
9時くらいに病院に行こうかと思うも、まともに動く気にならず布団の中でごろごろ。この時点で38.5℃。
11時くらいにふらふらしながら病院へ。無事陽性。
今話題のイナビルを処方され、薬店の店頭で吸引。割と全力で吸う必要があるのね。自宅でやってたら失敗してた可能性大。
帰宅後、軽く食べておとなしく寝る。
15時、37.5℃。
18時、36.8℃。
イナビルすげえ!(でもこれまでの戦いで体力奪われすぎたのかだるい)

【Day 4】7時起床。36.5℃前後かと思いつつ、何度か測ると37.2℃くらいの範囲を行ったり来たり。まだまだ予断を許さないらしい。
食欲が少し戻るも、味覚障害的なご飯のまずさ。担々麺が粘土の味。
諦めて寝る。
21時くらいに就寝し、23時半、1時、5時に汗だくで着替え。回復の兆しを感じる。
感覚的には、イナビルで強制的に発熱を押さえつけ(圧力鍋みたいなイメージ?)、体内でモヤモヤしつづけていた。大量の発汗があると「解熱したー!」という開放感というか爽快感がすごい。

【Day 5】6時起床。35.8℃。(平熱こんなもんです)
その後ちょいちょい計ってみるものの、35℃台をキープ。
若干ふらつきがあるが、解熱剤の影響大と考え投薬を停止。

体温計の誤差

案外忘れがちだけど、温度計と同様に体温計にも誤差は当然ある。
テルモのサイトでは

市販されている90秒予測計と30秒予測計電子体温計を購入し、評価に使用した。体温計は検定済みであることから、実測検温の精度は±0.1℃以内であると考えられる。(「電子体温計の予測精度の検証」より)

とある。

体温計の製造年月による性能の差や、経年劣化、使用期限も考慮しないといけない。
個人的には3〜5回測定しての平均値を取ってもいい気がする。

体温の変化と精神の安定

さすがに39℃になると思考が安定しないし、単調になる。肉体的にも無理がきかない。
寝ることしかできないので、ぼんやりと思考をめぐらすことしかできないのだけれど。
そんな頭で思ったのは、地震の震度表現とリンクしそうだなーてこと。

■〜36.5℃(平熱):人は揺れを感じないが、体温計には記録される。
■〜37.0℃:屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。
■〜37.5℃:ほとんどの人が、揺れ(発熱)を感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。
■〜38.0℃:ほとんどの人が驚く。歩いている最中にも、揺れを感じる。
■〜38.5℃:大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
■〜39.0℃:立っていることが困難になる。 転ぶこともある。
■39.1℃〜:立っていることができず、はわないと動くことができない。高熱にほんろうされ、動くこともできない。(「気象庁震度階級関連解説表」より。一部変更)

平熱もそれぞれなのでリンクしない場合もあるとは思いますが、無理は禁物ってことで。
みなさま健康には気をつけましょう。ご自愛くださいませ。

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