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こっさり【食】


食の味わいの表現、「こっさり」

どこで初めて聞いたか忘れてしまった。

先日、京都駅でラーメンを食べる機会があり、まさにこれだと感じた。

改めて調べてみると

「最初はコクのある様に感じられるが後味があっさり」した味を表現する言葉である。1990年代末頃から北海道のラーメン愛好家の間で使われ始めたといわれ、『噂のラーメン鑑』(サンケイ旅行出版、1998年)で味の分類に「こっさり」の記述がある。また、2005年頃からラーメンだけでなく日本酒・ワインといった酒類やスープ、カレーなど食品・飲料全般へ使用が拡大していった。
ラーメンに関しては「こってりしているような見た目であっさりした味」という用法もあるが、誤用とされる。逆の「あってり」は「あっさりしているようで、こってりしている」という意味。

とのことで、自分ごととしては、腑に落ち切れていないので使ったことはなかったが、上司が大好きだった天下一品に行ったときに、そんなメニューがあったようなきがしている。

(ちなみに2003年頃、人生で初めて天下一品を食べたときには、一生行かないほど、自分の口にはあわないと思ったが、10年以上経って食べてみると、なかなかどうして、癖になる味わいも分からないではなくなった)


京都駅でさくっと夕飯を食べるに下した選択肢は、京都駅ビル拉麺小路。

とりわけ地元のお客様向けではない、京都地元のということで、店名は聞いたことがあった「ますたにラーメン」にチャレンジすることにした。

事前にラーメンの太さ、スープ、全体の見た目と値段をチェック(食べログ)し、いけそうだ(超とんとつ、とかそういうシツコイ系ではないと判断し)、入店した。

スープは思ったよりも透き通っており、最初はとんこつ系の味わいがあり、コクも感じる。けれど、スープとよく絡む細麺をすすると、驚くほどごくごく、スープをすすれる味わいなんです。

あれ?もしかするとこれが「こっさり」なのではとぱっと言葉が自分の中に降りてきて、そして納得した感じがしました。

新幹線に乗りながら、wikiをすると、やはり後味すっきりという意味合いがでてきて(しかもラーメンの表現であり、北海道とは!!)、あっていて、今後はラーメン食べるときに多用しようかな、と思っています。

京都ますたにラーメン、おすすめです。



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