戦争論-聖戦

100分de名著「戦争論2回目」を考えたい。生物史を観じるとき凡ての戦い・争いは奪い合いであるとお気づきになるだろう。仏法は更に心身の奥深くまで観じて勢力を広げんとする生命の実相を説いて、争うことの悲惨さを解き明すが此処ではそれは置いておいて、聖戦も奪い合いの1つだよ。(*´з`)

天の加護を聖戦の御旗(みはた)としたいのはギリシャ神話からローマ神話、あるいは世界中の神話に観られるようで日本もその例から漏れないようだ。だからね、聖戦だあ!と叫ぶ声の大きい方に天の加護があるのではないよ。非道な者が「神風吹けー」と叫んで人々は更に苦しむしかなかったよね?

ギリシャ神話では神々が血みどろで戦い、人間は戦争を高みの見物してた。それで今の日本人は?あなたはどお?沖縄は米軍任せ?ほかは自衛隊任せ?それが高みの見物でなければ‥悪態を吐くしか知らない?誰が保証してくれるの?日本の平和を誰が保証してくれるのかって、あなたは分かってる?

聖戦って?聖戦の目的はなんですか?その目的がロジックに適うならば、その目的へ向かって進むのを合理的な人格、健全な感覚と言うことができる。合理性(ロジック)は流し素麺のようなものだよ。高みの見物のあなたの口に素麺が入ることは永遠にない。聖戦って言葉で小躍りしてる時じゃない。

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カインは畑仕事だったの?それでアベルは猟(りょう)でした?そして気遣いが足りない駄目オヤジのアダム。本来なら母親イヴの出番‥かもだけど女性の出番はなかった頃の創世記。いやいや、惜しかった。女性の権利を認めてたらカインとアベルの兄弟仲を取り成したかも知れないね。ああ、残念。

大河ドラマいだてんの金栗実次・四三兄弟の場合も派手な四三に日本中の人気は集まって、兄実次の存在なんて最近まで誰も知らなかったろう?じっさいに苦労して弟を支えた実次だ。家族身内なら実次の苦労を知ってて当然。アダムはカインの苦労を知ってて当然。いやいや、痛ましい話だね。

駄目オヤジのアダムも己の至らなさに気づいた。カインの罪を問う検事・判事のアダムでなくて、己の罪深さを知った父親なんだ。それなのにどうしてカインを罰せようか?それでカインを傷つけないよう遠くへ逃がしたんだ。即ち、これがヤハウェの心。ナザレのイエスが心酔したヤハウェだよ。

カインを罪に問いたがる現代人の風潮はキリスト教に則ってるのかも知れないが、ヤハウェからは異端の徒でしかない現代人だと結論づけられる。西洋文化が聖戦を口にしてもヤハウェが担保になることはないと導かれる。そんなナザレの居場所はあなたですか?私ですか?  #奈ザレの部屋 は如何?

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結局、西洋文化には聖戦を口にする資格がないとなれば、聖戦への少しの理解を私から示しておきたい。(仮に)「聖戦だあ」と叫びながら邪悪がコンピュータ・ウィルスを送りこんできても、そのウィルスを根拠聖戦でないと私は言わないさあ。だって戦争に原爆使用はOKなんだろう? (*´з`)

神様に計算間違いは許されない。(それと同じで)人間同士の食い物の奪い合いは許されない。だったら飢え死にしないための戦争はあってならない。すなわち、そんなものは聖戦でない。そうすると聖戦ってのはそれ以外なのは明白だ。そんなことを知らないで済ます態度は責任放棄でしかない。

あなた、責任を放棄して人間を辞めますか?改心して人間の責任を果しますか?人間は「own issue」の約束をした。own issueの責任を果たそうと努める主体‥人間。だからそれは義務でなく権利であり、その資格が具わるのが人間だ。犬ッコロも幼児も到底理解しない。主客を選るのは自分自身。

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