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ベンダーに問い合わせをする時は気楽にどうぞ

皆様がさまざまな情報収集からデジタルプラットフォームの行動分析ツールに興味を持って頂いた後、より具体的な情報を求めてベンダーに相談することもあると思います。
基本的にはどのベンダーも問い合わせは大歓迎です。
今回は私の経験から勿体無いなぁと思う問い合わせ内容とその理由をご紹介させて頂きます。皆様の製品検討のコミュニケーションが円滑に進むことを願っております。

分析対象を限定すること

「LPを改善したい」
「期間限定の特設ページを直したい」
「クーポンをもっと使ってほしい」
最初の問い合わせの時に、改善したい場所が限定されていることは意外と多いです。
もちろん、今までの取り組みで課題が限定されているケースも多い、そこを相談されているのかと思います。
ただ、これを聞いた時に思うのは、「何でそこがやりたいの?」です。

例えば、LPよりもカートの方が売り上げを上げられるかもしれません。
お気に入りボタンのような地味な機能で直接コンバージョンには影響を及ぼさなくても、LTVに最大化する可能性は十分にあります。

もし絞るのであれば、今までどう言う活動をしていてここ課題になっているから伸ばしたい、と言うような理由も含めて要望頂いた方がスムーズだと思います。

問い合わせ頂く際は、ゴールは「売り上げアップです」「会員数の増加です」「顧客満足(NPS)です」くらいにシンプルでも全然大丈夫です。

どのくらいの効果があるかを事前に知りたい

「コンバージョン率5%を目指したいです」
「売り上げ10%Upを目指したいです」
と言う質問も正直困ります。
これに「できます!」と回答するのは無責任な営業な可能性があるので注意しましょう
過去にもお話をしてきたことですが、分析はデータの中からインサイトを発見することです。言い方を変えると、悪いユーザー群を見つけ、良いユーザー群に近づけることです。
そのため、現状をデータから見ないことにはどのくらいの効果が上がるかと言うのは答えることが難しいです。
改善できることはほぼ間違いないのですが、どのくらいかは事前に言うことができない点はお許しください。

一方で、売り上げ何%上がらないと費用対効果が出ません、と言うケースもあるかと思います。
その場合はPoCをすることをお勧めします。機能や予算感、サポート体制などが読者の方の期待に近い場合、実環境でのPoCができるかもご相談ください。
多くのベンダーや代理店は協力をしてくれると思います。

全部のデータを取ることができません

オウンドメディア上の行動は全てあったほうが望ましいです。
「特定のページ・画面にはタグが入れられません」
「この機能のデータは取れません」
「特定のCDP/DWHのデータは他部門が管理をしているので使うことができません」
このような状況はあまり好ましくないです。
例えば、ウェブサイトの改善をしたいけどサポートページ(お客様問い合わせ)は別部門が管理しているので変更できません、と言う感じです。

データが欠けてしまうと、そこに特徴的な行動やインサイトがあっても見つけることができなくなってしまいます。
事前に、オウンドメディアの全てのデータを取得できるかご確認頂けるとスムーズに話が進みます。(※)

分析対象のデータが増えるとライセンスコスト/投資額も上がります。
最終的に予算状況から対象を絞るケースはありますが、最初はできるだけ多くのデータから検討頂くことをお勧めします。

結論

AmplitudeもContentsquareを含む包括的な行動分析ツールは膨大なデータを俯瞰から詳細に分析し、インサイトを得られることが魅力です。
より多くのデータの準備とKPIを準備するくらいでも十分だと考えています。
もし、読者の方の今の状況が十分に分析をでき、課題の特定ができる場合は包括的なツールは不要かもしれません。
他のポイントソリューションの方がコスパが良いことも十分にありますので、是々非々でご検討頂けると幸いです。

補足
※:データの取得方法は製品ごとに若干異なるため、問い合わせしてご確認をお願いいたします

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