マガジンのカバー画像

北京三ツ星レストランガイド

187
北京在住のわたしたちが、素敵なお店を紹介。 出張、会食、デートに使えるお店を紹介。まとめサイトとはレベルが違います。
運営しているクリエイター

記事一覧

利桥顺酒楼。天の上には龍の肉、地上にはロバの肉と称されるロバ肉サンドのレストラン

週末の北京グルメです。今日はロバ肉料理が好評で7年間連続dianpingの「ぜひ食べてほしいランキング」に入ったお店「利桥顺酒楼」(Lì qiáo shùn jiǔlóu)を紹介します。 ロバ肉の肉サンドは河北省のご当地B級グルメ。北京でもB級グルメとして街中の小さい飲食店で食べられます。しかしレストランはレアです、それも看板メニューとして高く評価されてるというのは珍しいと思います。 dianpingの評価システムでは5点満点中の4.5点。味、環境、サービスそれぞれが4.

陸記・重慶鸡公煲。超絶コスパの鸡公煲のお店と豆知識を紹介

火鍋大好きで週一くらいは食べてるボクですが、まだまだ知らないことが多いみたいです。最近またマニア向けな火鍋豆知識を知りました。 かつて上海で食べて美味しかった庶民火鍋、日本の皆さんにもお馴染み?の重慶鸡公煲(ジーゴンバオ)は、なんと重慶料理でも四川料理でもなく、張重慶という福建省出身の人が上海で作り出した料理だったそうです。その後手頃な値段と美味しさで中国全土に広がったそうだと。 ということで、先日北京の美味しい重慶鸡公煲のお店に行ってきました。まだ肌寒い北京にはピッタリ

北京稻香村。1895年から続く北京伝統デザートのお店。ちょっとマニア向けな商品の数々を紹介

毎日美味しいものを食べる春節休みがやっと終わりダイエットしなければいけない憂鬱な日々に戻りました。 先日地方から遊びに来た友達と北京ダックの行列店を食べに行ったあと、日頃よく利用している北京伝統デザートのお店に食べにいったのですが、これをまだ皆さんに紹介していなかったことに気付きました。 「北京稻香村」(Běijīng dàoxiāngcūn)というお店で、ロゴが三つの禾でおなじみです。地元ではかなり愛されいるお店で、オフィシャルサイトで北京での店舗数を調べようと思ったら

北京重庆饭店。中華料理店にミスマッチな豪華個室で度々話題になる重慶の駐京弁レストラン

旧正月ムード一色になりつつある北京から、今日は久々に駐京弁(中国の地方都市や自治体の北京オフィスでご当地レストランが併設されている)のお店を紹介します。 北京重庆饭店(Běijīng chóngqìng fàndiàn)は中国の四つの直轄市の一つである重慶市の駐北京機構のレストランです。重慶や四川料理の美味しいお店は割と多いので、あえて駐京弁に行こうと思わない人が多いのですが、この重慶飯店は超豪華個室があってちょくちょく話題になります。 dianpingの評価システムでは

象水・酸湯火鍋。北京で見つけた新たな火鍋屋はコスパ最高、超巨大な油条も一緒に

北京は寒い日が続いていて、火鍋が食べたくなります。今まで様々な中国火鍋を紹介しましたが、知らなかった種類の火鍋を新たに見つけましたので紹介します。 「象水・酸湯火鍋」(xiàng shuǐ suān Tàng huǒguō)というハラルレストラン。象水というのは地名かと思ったが調べても出てこなくて謎です。もしご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。 場所は北京の中心街。店名にある酸湯というのは貴州などでトマト系の食材を発酵して作った出汁なんですが、なぜかdianpi

馬記糖葫芦。北京名物「飴サンザシ」のトップに輝くお店

中国では、クリスマスイブのことを「平安夜」といい、平安の意味を込めてリンゴ(苹果、平安のお祝いを込める果物)を送ったりします。 そんな寒い日の中、僕はリンゴよりもサンザシが食べたくなり、北京のB級グルメの街「牛街」に行きました。北京の名物B級グルメの飴サンザシのトップに輝くお店があります。 飴サンザシについては以前にもおしゃれな店を紹介したことがあります↓ チェーン店でアクセスしやすくて味も合格とはいえ、やはり牛街の飴サンザシは違います。 「馬記糖葫芦」(Mǎ jì

嗨捞火锅。海底捞の格安バージョンの火鍋レストランがスタート。コスパ最強すぎてもはや毎日行きたい

今日は日本の火鍋好きの諸君にもお馴染み、ボクのノートでもよく登場する火鍋レストラン「海底捞」(はいでぃーらお)の話をします。 海外展開も積極的で、さぞ儲かっているかと思われていた海底捞ですが、実は中国ではコロナ禍から値上げがしょっちゅうで、SNSのトレンドにあがることも多いです。 確かに一人の消費者としても「最近高くなりましたね」というのを実感して、他の火鍋屋を選ぶことも多くなりました。この局面を何とかしたいとの大きな動き載せた一つとして、自社の格安サブブランドのリリース

煲煲好。直近2年連続でdianpingのぜひ食べてほしいお店に選ばれる広東土鍋レストラン

日本は暖冬だそうですが、例年より随分寒いなと感じている今年の北京の冬。寒くなると熱熱のものが食べたくなります。今日は北京で評判の広東土鍋料理専門店の「煲煲好」(Bāo bāo hǎo)を紹介します。 店名の「煲」は中国語では土鍋を意味して、店名から見て「どの土鍋料理も美味しいよ」との意味ですが、発音からは「xxちゃんこんにちは」の意味もあり、若干可愛いダジャレも入って親しみやすい店名で好きです。 開店10数年のお店で、友達から勧められた口コミも多く、最近連続2年でdian

曾宴。武漢に行ってきましたグルメ特別編、湖北省博物館の隣にある湖北料理ランキング1位のレストラン

最近激務の連続で、やっとちょこっと休みをもらいました。北京が寒波注意報が出るほど寒くなったこともあり週末は武漢への旅に出ました。 コロナ禍で世界から注目された武漢。色々取り上げられたかと思いますが、中国の皆さんにとって武漢は歴史と食文化がかなり魅力的な街です。 今回の旅のお目当ては湖北省博物館。鎮館の宝物がたくさんあって楽しかったです。歴史好きな皆さんも機会があったらぜひ! そして見学後にすぐ隣にあるレストラン「曾宴」(zēng yàn)に行ってみたんですが、かなり美味

觅唐。鳥の巣の近くのお洒落な広東料理のレストラン

ボクのグルメコーナーでいつもお世話になっているdianpingですが、また大きなお世話になることに。 タダ飯の抽選に参加したらなんと1000元程度の2人前コースが当たっちゃいました! 中国の諺で「吃人嘴软、拿人手短」という言い方があります。恩を受けた人には手加減してしまうという意味です。タダ飯コースに行ってから書くとフェアでなく広告文書になりそうだから、行く前に情報収集の一環として書こうと思います。 觅唐(Mì táng)という広東料理のレストランで、場所は国家会議セン

一楼一火锅。北京の広東料理人気ランキング1位でまるで香港映画のようなレトロな雰囲気が最高レストラン

今日は最近北京で話題となったレトロな広東料理のお店「一楼一火锅」(Yī lóu yī huǒguō)を紹介します。 店名に火鍋が入ってますが、実際は昔の香港映画によくある庶民的なレストランでメニューに火鍋はないです。 dianpingの評価システムでは、5点満点中の4.5点で味、環境、サービスそれぞれが4.5点、4.4点、4.4点となります。北京の広東料理人気ランキングの1位にも選ばれてます。一人あたりの平均消費額は143元(約3000円)ですが、比較的に高価なカニを注文

ONSITEEE鸭马路。激戦の北京カフェランキング1位に君臨のおしゃれコーヒー店

ふとnoteを見返してると、最近は中国のコーヒー事情をたくさん書いてました。セールやクーポンがもらえて嬉しいんですが、その激戦にいよいよスタバも参戦し始めています。 ↑中国ではトールからが一般的なスタバですが、コスパのいいスモールサイズを出してます。デリバリーで頼んだら2杯で33元(約670円)で安い! そして、このコーヒーブームとコーヒー激戦はチェーン店だけではなく、オリジナルのお店もみんな頑張っています。今日は開店早々dianpingのコーヒーランキングの一位に選ばれ

野萃山。金玉三捻という妙な名前の超高額オリーブジュースで有名な深圳発のドリンク屋さん

中国では、タピオカをはじめ、新鮮なフルーツをたっぷり使用する手作りフルーツティーやスムージーを提供するドリンク屋がここ数年大人気。そして大激戦しています。 今までにこのグルメコーナーではHEY TEAやMIXUEなど紹介してきました。 このような全国チェーン店以外でも、ローカル店も発展していて、もしその都市の観光に行けば絶対並ぶでしょう、と話題のお店が各地にあります。 今日紹介するのは「野萃山」(Yě cuì shān)という深セン発の話題のお店です。ついに北京にも出店

潇湘阁。ショート動画でも大人気なコスパ最高の湖南料理のお店

今日は最近tiktokやredで人気の湖南料理店の「潇湘阁」(Xiāoxiāng gé)を紹介します。湖南省出身の友達から薦められて、早速並びに行きました笑 全国でチェーン店経営を展開していて、北京では約10店舗があります。今日はdianpingの2023年にぜひ食べてほしいお店に選ばれた三里屯SOHO店をピックアップします。 dianpingの評価システムでは、5点満点中の4.7点で味、環境、サービスそれぞれ4.8点、4.3点、4.5点となります。一人当たりの平均消費額