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ムーランのプロモーション動画が中国で話題に

昨日、ディズニー実写映画「ムーラン」のプロモーション動画が公開されました。

ディズニーアニメの実写化ですが、そもそものモチーフは中国の南北朝(西暦420年 - 589年)の物語です。彼女の物語を描写する「木兰辞」(Mùlán cí)は中国の国文教材で全文暗唱しなければならない詩。名作です。なので、義務教育を受けたことがある中国人は誰もが彼女の物語を知っています。

そして主人公を演じる女優「リウ・イーフェイ」さんは中国でもとても有名な人です。

そんな背景と理由から、中国人は大注目してます。実写版「ムーラン」のプロモーション動画が公開されたことがWeiboを席巻しています。

■中国人目線でのツッコミどころを紹介するよ

まずは↑の動画で最初に出てきた場所は、世界遺産の「福建土楼」です。ロケが行われた福建省にあります。

ハリウッドが体現したかった中国だと思いますが、ムーランの物語は中国の北の方が舞台です。福建省は南。。

なので中国の視聴者にはすごく違和感あります。「木兰辞」では、ムーランは父の代わりに戦場である黄河に向かい、その日の夕方くらいに到着するのですが、ロケ地が福建省なことから中国のネットユーザーはこんなギャグ。

「新幹線が発達してますから、朝に家を出て夕方くらいに黄河に着く場合、7時7分厦門駅発 - 17時35分着のG2046列車でしょう。」と笑

また、プロモーション動画ではムーランの美しさとは程遠い変な化粧が話題になりました。もちろん定番の「表情包」で笑

↑「君という人間性はこの顔色だよ」
(日本語訳が難しい笑)

↑「(こんな格好...)すべては生活のため」

■HuaweiイジりとMeituの素早く開発

↑この写真もまた弄られます。この暈し写真の感じはもしかしてHuaweiが提供しているじゃない?と

↑セリフには家族に「荣耀(HONOR)」をと言ってます、その使い方はあってますが、荣耀(HONOR)はHuaweiの若者向けブランドです。これは高度な技術のオヤジギャグ hahaha...

化粧のポイントもなんとなくHuaweiのロゴっぽいです(下はみんなが加工したもの)

また、中国の大手 自撮り&加工APPの「meitu」もすかさずムーラン風のフィルターをリリースしました、さすが動きが速い!中国でとても人気の石原さとみさん(そうそう、彼女の別れたかも話が午前中のWeiboトレンド一位でした、すごい人気)で試してた画像↓

さすが美人、このメイクだとしても悪くないですね。

■話題になってるその他のこと

また、この物語の肝心なところは、ムーランが男性に仮装して軍に参加したことです。中国人みんなが暗唱した「木兰辞」の最後には、2つのウサギがその辺にいて、どっちが雄でどっちが雌で分からないという一句があります。

うちの中国人研究員たちは皆、これを暗記させられていた中学生の時に「たとえどんなに上手に仮装しても軍にいてバレないなんてあり得ない」とみんな議論したそうです。

でもこのプロモーションを見たときに「男じゃん...」と感動していた笑

その他にも何で中国人なのに英語なの?ってよくある質問に対しては「そのロジックだと、ライオンキングは全編動物の叫びしなきゃね。カンフーパンダも四川語話してませんよ」のツッコミが。

それはもうハリウッド映画だからしょうがないですね。アニメの世界なら日本語は世界中や宇宙ですら通じますから。


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