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犯罪報道から知る日中の差

ここ最近ちょっと残念なニュースがありましたね。川崎で19人もがナイフを持つ男性に襲われました。

実はその事件のちょうど一日前に、中国のツイッターである微博(Weibo)でも、中国での通り魔の事件が話題になりました。

事件は江西省南昌市で起きました。防犯カメラによると、ある男性が街で歩いている女性を包丁でたたき切りました。そして女性が倒れても犯行を止めませんでした。。

また別の報道からの情報で、警察の聴収によると、その男性はなかなか結婚相手を見つからなくて、生活にも絶望して自殺を図りたかったそうです。そして、きれいな女の子と一緒に死にたかったとのこと。

通行中の女性三人組を狙い、最初は背の高い子を狙いましたが、近づいたらその隣の子がもっと可愛かったのでターゲットを変更しました。

防犯カメラによる動画も流れて、Weiboで大きく話題になりました。殺された女の子の知人によると、彼女は司法実習生になったばかりで、これから明るい未来に向かうはずでした。たまたま犯罪を犯した男と会ってしまい、美人だったことが理由で見知らぬ人に殺害されるなんてあまりにも可哀そうですね。

昔Weiboで話題になった悪質犯罪事件と言ったら危険な状況を避ける努力がもう少しできるかもしれないケース。女の子が夜一人で外を歩かないとか、あまり短いスカートを着ないとか、交友関係を慎重にとかですかね。(やっぱり日本の方が安全性が高いと思います)でも、今回の事件ではそれらと一切関係ない。ただ生活に不満があったから全く知らない人に手を出すとはあまりにも歪んでます。

最近は事件があるたびに一部のメディアからは犯人の生い立ちから、なぜ犯行を犯したかについて報じるのですが、そこでよくネット民の反感をかい、よく反撃に引用されるのは日本のドラマのセリフです。

昨年までよく使われたのが天海祐希の「ゴールド」でのセリフです。

そして昨年からは石原さとみの「UNNATURAL」でのセリフです。

昔から友達とよく議論するのですが、そこで「なぜ日本のテレビ局はよく殺人や火事について報道するんですか」と聞かれます。ちなみに中国のメディアはあまり報道しないです。

中国人の友達の見解では「中国は広いですし人口も多く、そうすると当たり前ですが悪質な犯罪も多く、いちいち報道するとかありえないです。そして盛大に報道すればするほど、模倣犯が出たり、愉快犯に狙われたりすることもあり得るから法制関係の番組以外ではあまり取り扱わない」そうです。

最近のSNSの発達によって、情報公開については新たなチャンネルができています。市町レベルの町の警察は大体Weiboでオフィシャルアカウントを持ってます。世間に注目される案件や話題になった事件などについてオフィシャルなお知らせが彼らのチャネルから出ます。

例えば今回の殺人事件では、地元の公安局が↓のように発表しました。(事件の内容と犯罪者、被害者にについてをアナウンス)

また、別の事件ではこのような感じです。

警察からの事件や事故のお知らせはこの色でこのスタイルのものが多いです。

日本は幸いにして凶悪な事件は少ないかもしれませんが、それでもメディアを通じての報道には限りがあるだろうし、以前からのやり方は今の時代に相応しいでしょうか。

例えば中国のようにツイッターやLineに各地域ごとのチャネルを開設して情報を発信したりすればもっと皆さんから支持が集まるかもしれませんね。


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