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中国で話題の「AIが奪う12の職業」。未来は僕の仕事無いかも...

AIテクノロジー、中国は世界をリードしていますよね。AIエンジニアも半端ない数いると思います。

日本と同様に、中国でも「今後AIが進化していくとたくさんの仕事が置き換わるよね」との報道がされています。先日とある記事がByteDanceの「今日头条」で話題になってましたので紹介します。翻訳形式で

まずジャック・マーはこう言っています

机器学知识更快, 机器的记忆比你好。它们可以快速计算,机器的计算比你快,机器永远不会生气、永远不会累,而且总是能比你做得更好。所以,如果将来你想与机器竞争,谁更有才能,你不可能会赢。……我们要改变我们的教育,如果我们还按照以前的方法进行教育,我们的孩子30年后将找不到工作!

「AIが学ぶスピードは速く、あなたよりも記憶力が良い。計算速度は速く、決して怒らず、決して疲れず、常にあなたよりも優秀だ。したがって、もし将来あなたがAIと戦うことになり、誰より才能があっても、決して勝つことはできない。... 私達は教育を変えなければならない、以前と同じようなことをしていては私達の子供たちは30年後何も仕事が無いだろう。」

マッキンゼーの分析によると、2020年までの1年間で世界で700万人の仕事が無くなる。スタンフォード大学の予想では今後、アメリカの47%の仕事がなくなり、中国では60%以上だろう。(日本はどうかな...)

多くの仕事が置き換わった後には、たくさんの人々は労働の権利を失い、貧富の差は拡大し、競争は更に激化、多くの脅威に直面するだろう。

ではすでに絶滅の危機にある仕事を12個列挙する。

1.ドライバー

Googleの自動運転すでに高速道路を走っている。その他国内海外のたくさんの企業が自動運転を研究開発している。実現することはもう疑いようは無く、ドライバーが消えるのは必然だ。教習所や駐車場の仕事も無くなるだろう。もう免許も必要ない。車での移動は座ってゲームしたり映画を見る場所になる。素晴らしいことだ。

2.レジ

もうすでにアリババの全自動スーパーは実現されている。会計システムが機械化されれば、それはスーパーだけにとどまらず、デパート、駐車場、高速道路、複合施設などあらゆる場所の会計に関する人間が必要なくなる。

3.伝統的な単純作業労働

この分野は置き換えがどんどん進んでいる、例えば江苏ではすでに6万人の工場作業者が置き換わった。11万人が5万人に減ったので半分以上である。オックスフォード大学の研究調査によると直近10年で47%の単純労働者の業務は機械に置き換わる可能性が高い。

4.警察、パトロール

セキュリティーロボットはすでに出現している。(すげー、見たこと無いけど。もうPSYCHO-PASSのアニメのドローンみたいじゃん)自動で巡回し状況を確認する、音声でのコミュニケーションができる、警報を出すことができる、自動で充電される、24時間ずっと働ける。将来人間のセキュリティの職は確実に失われるだろう。

5.オペレーター

2020年までに85%のオペレータの業務はAI経由になり、多くの人間の参加余地が無くなるだろう。機械学習や自然言語処理の発達により、自動顧客対応が可能になる。どんどん人間が対応する感覚に近づいているし、パーソナライズされたサービスが可能になる。

6.銀行対応

この2年ほどでニュースでよく聞くのは銀行の人員削減。特に窓口業務は機械に置き換わるし、無人の銀行も出現している。(たしかに、もうAlibabaのOnlineバンクで十分やね)

7.翻訳者と外国語教師

My GOD! まだ辛い英語学習をしなきゃいけないですか?

この分野の発展は凄まじい、今年「iFLYTEK」から発売されたAI翻訳機は凄まじい精度だ。海外旅行や越境ビジネス、外国人との商談も問題ないだろう。リアルタイムAI翻訳のインパクトは凄い、普通の通訳の仕事は重大な局面を迎えている。

(iFLYのボイスレコーダー兼翻訳機は以前紹介しました。もう英語⇔中国語は通訳者必要なしかも)

8.新聞記者

先日の四川での地震の際に、AIライターが25秒で世界中に向けて速報を送った。リオオリンピックの期間には「今日头条」のAIライターが16日以内に450本以上のニュースを書き報道した。

中国の経済メディア「第一財形」は毎日平均1900件のプレスリリースを自動作成する。それは経験ある証券編集者の100時間分の仕事にあたる。

アメリカの「Associated Press」はすでに90%の記事をAIが書いている。将来は90%の記者の仕事が無くなるだろう。(マジすか、僕のnoteも機械に奪われるかも涙) 

9.ガイド

現在たくさんのガイドは機械に置き換わろうとしている。音声ガイド、質問への応答など。日本政府は機械によるガイドを推進している(本当?)中国語、英語、日本語の3ヶ国語が話せて、美女のロボットが観光地を紹介する。言語処理とAR技術により、より一層人間のガイドに近づく。

10.セールス

セールスの仕事も油断ならない。現在すでにInsideSales.comのようなサービスは非常に受け入れられていて、AIを使った分析により潜在的な顧客を見つけ出している、さらにその成功率はすでに80%近い。セールス業務に関わる人口は多いため、今後たくさんの失業者が出ることが考えられる。

11.マーケット関係者

投資銀行でのAIの活用は日に日に進んでいる。日々の業務はAIにより効率化され、たくさんの仕事がAIで行われている。ファイナンス、トレーディング、ローン管理、クレジット業務、保険...

2000年ゴールドマン・サックスはNYに600人のトレーダーがいたが、今は2人だ。他の仕事は全て機械が行っている。

12.バンクローンオフィサー

過去、ローンバンカーの仕事は優秀な大学の卒業生だけがリクルートされていた。彼らの仕事はリスクをコントロールし、ローンの基準を計算すること。それらはすぐにAIに置き換わるだろう、計算速度は機械に勝てるわけがない。

このように、多くの人々の生活に影響を与えるだろう。もう戻ることはできない。私達は一生学び続け、オープンマインドを持って新しい物事を観察し、新しい技術や能力を身につける必要がある。

対して楽観的な意見もある

他の記事などで、中国の専門家の意見では「人工知能やロボットによる革命については心配いらないです。なぜならばちゃんとしたルールを作れば大丈夫です。」と

「大昔に車が発明されたばかりの時、普及によって人間や建物、または車同士がぶつかったりして危険だろうと多くの人が思いました。そこで交通のルールが誕生しました。AIに関しては問題はもっと複雑ではありますが、解決できなくはないです。だから今から心配してる必要はないと。」うむ。。

また、そもそもそこまでいけるのか不明との意見も。今の人工知能がデータを処理するスピードは人間の脳には及ばないという意見もありますね。確かにジャックマーが話したよう、記憶力と計算力は強いですが、情報の処理というのはただの記憶力と計算力ではないですから。

昨年イギリスの大学が公開した世界最強の人工知能は100万のCPUと1200個の基板によって作ったスーパーコンピューターです。でも情報の処理は人間の脳の1%だと。

ちょっとだけ感想

いかがでしょうか。人工知能とロボットの発達によってどんな仕事が奪われるかについて、前に大阪大学の教授が「人間の代わりに仕事してもらうためにロボットを開発してる、よって人間がもっと有意義のことに時間を使えるようになる」と話してました。

まあそうなんでしょうが、みんなが有意義なことでお金稼げますかね?どうやって生活維持できるかは教えてもらえなかった。

先のことはわからないけど、なりそうって方向にベットしておかないといけませんよね。それか、もうその日に向けて貯金して、僕の代わりに働いてもらうロボット買おうかな。生き残る道が思い浮かばないよ笑

将来は人間が得意なものと、AIが得意なものが組み合ってより良い世界が作られると信じたいです。


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