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なぜ日本の高齢者はお金を節約するのかについて中国メディアで紹介されてました

お金の話題ってどこの国も好きなんでしょうか。

2ヶ月前くらいですか、老後暮らすために蓄えが最低2000万円必要ですよ、みたいな話題がニュースやSNSを席巻しましたよね。これは中国でもちょっと話題になりました。

昨日「なんで日本人の高齢者はそんな節約するの?」って記事を中国メディアが発信していて、今日头条で読んだので紹介します。

調査によると

日経新聞によると、日本の47都道府県の65歳以上の高齢者の平均資産は2003万円だったとのこと。 中でも首都圏の高齢者世帯は最大の資産を有していて2689万円に達していると。 

先日、日本の金融庁は、95歳まで生きる夫婦の場合は約2000万円の金融資産を確保する必要があるという報告を発表したと。

日本社会をこう見てるよ

中国のメディアで良く見る表現なのですが、今の日本社会についてを「日本低欲望社会」(そのままでわかりますよね)って中国では言われてたりします。これは社会が成熟してるってリスペクトもあると思うのですが、違う側面も多分に...

なので高齢者がたくさんお金持ってることは特に違和感ないと。それを踏まえて3つの角度から興味深い解説をしてました。

1.日本の置かれてる状況

まず、日本は中国の水辺の隣国で東アジアの島国であり、島国で面積が小さいわりに人口が多い。よって柔軟性に乏しく高齢化が進みやすいと(そうなのかな..)

その環境下で急速に経済発展したことによって高齢化が深刻。しかも急激に発展した後に速いスピードで衰退しているので社会のバランスが崩れてしまっている。

2.日本の高齢者ケアについて

次に、日本の高齢者ケアに注目。日本には他のアジア諸国と比べて優れた年金制度と社会福祉制度がありますが、この制度は最低限の補助レベルに限定されている。

ほとんどの日本の高齢者にとって、もし生活レベルが低下しないことを望むのであれば、解決策は貯蓄しておくしかない。これが高齢者でも節約してお金を使わない理由で、要するに退職後も生活レベルの低下を避けたいと。

3.日本の経済の変化によるもの

最後に、日本経済の変化について言及。日本で最も裕福な世代は間違いなく1970年代と1980年代の発達の一端を担った世代であり、これらの人々は今高齢者です。  日本の若者の所得レベルと比較して、このグループの人々は経済発展の恩恵をかなり受けてきたはず。

これが、高齢者が金持ちで、日本の若者が非常に貧しいという(中国から見て)非常に奇妙な状況を示している。日本の高齢者は毎日お金を貯めるのに忙しく、日本の若者はお金がないため低希望社会を生きていると。 。

改めて心配になってきました。。

まとめではこう書いてあります。

(お金を最も持ってる)日本の高齢者はお金を貯めるのに忙しく、市場全体の経済活力が不足している。市場の消費が増えないことは大きな問題ですが、社会全体が提供する福祉と安全が十分と言えないため高齢者はお金を節約する必要がある。これは市場全体で最も深刻な問題で、日本の人口問題の解決が鍵を握っている、と。

中国も人口構成がいびつなので、経済発展の先輩の日本が高齢化社会へどう対応していくのかは注目しています。でもこんな感じに見られてるっていうのはなんだか切ない気持ちになりました。

日本の福祉制度は中国に比べたら遥かに優れてると思いますが、年金問題など課題はたくさんありますよね。僕も高齢者になったときの自分てどんなだろう?って考えたりするのですが、もう恐怖しかないです。お金についてもそうですが、自分の健康大丈夫か?とか、AIに仕事奪われて、社会的に全く必要ない人間になってるんじゃないのか?とか考えたりしちゃいます。

今ですらこんなに不安なんだから、高齢者の方が「お金はあるけどなんとなく不安で、特に使わないけど節約してるよ」てわかる気がします。

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