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【就活】同じ服を着てそれっぽいことを言う謎の集団の一員になってた話

この記事は私の就活体験記事です。
都合上ぼかしなどが含まれていることがあります。

はじめに

はじめにですが、私は民間企業を受けずに公務員1本でやっていたので、民間志望の方には参考にならないかもしれません。
気になる人だけ見てくれ。

スペック

  • 新卒(23卒)

  • 某国公立大学 卒業見込

  • 経済学部(ゼミ所属)

  • 音ゲーサークル所属

  • 4年間塾講のバイトをやってる

自分史

小学校

あんまり覚えてないけど、サッカーが好きで毎日友達と外で駆けずり回って遊んでた。
当時は勉強好きだったので教師になりたかったらしい。

中学校

中学受験して都内の私立中学に入学。
男しか居ない謎の空間に閉じ込められる。
サッカー部に入部してGKをやってた。
意外とテストが出来たらしく中学は首席で卒業。

高校

大学受験のため部活は入らず。
入った時は男子校だったのに気づいたら共学になってた(中学2年の時から)
高2で体育祭の応援団をやる。楽しかった。
大学受験も国公立には入れたので満足。

大学1年

人生初のバイトを始める。小学校の頃に通ってた塾から声がかかったので探すのめんどくさかったし塾で働くことに。
クイ研に所属していた。(コロナ禍で辞めちゃった)
Twitterで人と繋がり交流を深めていた。
10月頃に何となく某音ゲーサークルに所属(ここで人生が変わる)

大学2年

某ウイルスが流行り出す。家から出られない日々が続く。
オンライン授業のおかげで単位は取得したが、生活習慣を失った。
12月に彼女が出来る。おもろい。

大学3年

そろそろ就活考えんとなとか言って民間見てみたけど、どこにも惹かれず。
安定した職と給料だけが望みだったので公務員志望に。学内(生協)の公務員講座を取る。
価値観の違いと就活のため彼女と別れる。(正直就活やべぇだったので後悔はしてない)

大学4年

就活も大詰めになる。
気合いとノリで内定を取る。
就活終わり。今は卒論をやりながらしこたま音ゲーをする日々に。

自分史(雑)はこんな感じですね。就活始めたときに色んな人が自分史作ると良いよって言われて書いてたけど、中身すっからかんな人生だなって思ってしまい結構ダメージ受けました。やる時は覚悟を決めて自分史やらないと死ぬぞ。

就活のスケジュール

ここからは自分が就活期間中何してたのかを書くよ。

3年生6月~夏休み

公務員試験の勉強スタート。
私は学内生協の公務員講座を取っていた。
講義動画と問題集を睨みつけて何となく勉強していた。
講座の人に問題集もっとやれって言われたけど、「俺のペースでやらせろ」って言って(言ってない)のんびりやってた。
憲法、民法、経済、数的の4教科をやってた。
 
この時点ではまだどこ受けるかとか全然考えてない。

夏休み明け~年末

さすがに年末までには問題集も各教科2周くらいやった。(これでも少ないって怒られたけど)

コロナ禍でインターンや対面説明会が無かったのでオンラインでやってる説明会に少し参加していた。
この説明会や色々調べた結果、行きたいところを3,4ヶ所くらいに絞った。

面接対策とか論文試験の対策を自分のノートに書き溜めていってネタ帳みたいなものを作ってた。
この時期も憲法、民法、行政法、経済、数的の問題をコツコツやってた。

1月~3月

ここら辺から記憶がなくて、問題集と過去問をひたすらに解いてた気がする。
まだオンライン授業ばかりで、バイトがある日以外は大学の図書館へ行き、問題集を自分のペースで解いてた。
ネタ帳も結構書き溜まってきていい感じに煮詰まってきてた。

4月

国家総合職、所謂キャリア官僚と呼ばれるやつらになるための試験が始まる。
キツい仕事はしたくないので模試感覚で受験。試験難しいらしいし普通に落ちると思ってる。
 
結果見たら筆記の1次受かってたし、講座内でもかなり上位で通過してて笑った。
ここで、「ムズいって言われてる試験上位通過したし、もうこの先筆記なんかチョロいもんやろ」のモチベーションになった。
2次試験の対策してないし、行くのだるいから国総は1次で辞退。

5月

本命の特別区の試験が始まる。
試験は択一試験と論文試験の両刀型。
択一試験は2種類あり、国数英理社みたいな教養試験と法律経済などの専門試験がある。

論文試験の比重が全体の60%くらいあって論文書けないと死ぬ。そのため論文試験の対策が必須。
『今○○といった出来事があるが、○○から発生する問題とその対策について書け』みたいな政策考えるみたいな問題が出る。詳しくは後述します。

択一は正直並程度取れてればいい。結局6割5分だった。安泰。
論文試験に向けて対策を練ってたのと、それっぽいこと言うのが得意だったのでなんとかなると踏んでた。
本番は対策してなかったとこから出たけど、それっぽいこと言うのと面接対策で考えてたことが活きた。

5月

他の市役所とかの筆記試験があった。先に受けた試験と比にならんくらい簡単なので特に対策もせず受けに行った。
特別区1次試験の結果が出て合格してた。一安心。

6月

受かったので面接練習とか色々とやってた。
筆記試験もあった気がするけど覚えてない。いかんせん行けば受かるやろの気持ちだったので。

7月

怒涛の面接ラッシュ(言うても3つとかだけど)
特別区の面接があってこの1発で決まるので1番緊張してた。
本番は3分間自己PRと面接シートに書いた内容から掘り下げられる質問が飛んでくる。この点も後述します。

当日に3分間自己PRの内容を飛ばさずにちゃんと通せたのと、受け答えちゃんと出来たのであとは天命を待つだけに。
 
7月後半に第2志望の自治体の最終面接もあったんだけど、完全にモチベ終わってて半分適当だった。

8月

8/3に第1志望の特別区の合格が出て、就職が確定。
他のところに辞退届けを出して就活終了。
今に至る。

ざっくりスケジュールこんな感じでした。
正直適当だったなと改めて思った。
民間やってた友人たちはみんな、インターン!セツメイカイ!メンセツ!インターン!セツメイカイ!メンセツ!みたいな感じで忙しそうにしてたのでやっぱり大変なんだろうな〜と横目に見てました。(別に公務員試験が大変ではないと言っていない)

でも自己流の面接対策に力入れてたので受かったんかな〜とか思ったり思わなかったり。

勉強に関して

正直アドバイス出来ることは無い。いかんせん他人と比べて圧倒的にやってない。周りの公務員受けてた知り合いはめちゃくちゃ勉強してるやつらばっかりだった。ほんと良く受かったな。

ですが、こんな私から1つ言えることは毎日ちょっとずつでも何かやるのをずっと続ける、サボらないことです。
私の性格上、1回サボったら飽きてそのままサボるので、やらない曜日を決めてそれ以外は何か就活にかかわることをやる。と決めてました。

テストの話

教養試験

一般知能 28題(文章理解9、数的処理19)
一般知識 12題(自然科学・人文科学・社会科学・時事)

文章理解は日本語と英語が数題ずつ、数的処理は中学受験算数みたいなやつが出る。

数的処理は忘れてる解き方とかあったので一通り勉強したが、余裕なのでほぼやってない。文章理解はどうせ読めるやろの気持ちだったのでやってない。

自然科学(理科)と人文科学(社会)はバイトで中学生の理社を見ていることがあるのと高校の時にやってた知識があるのでノー勉。
社会科学(法律・経済等)は専門試験の方で使ってるのでこのために勉強はしてない。
時事は面接や論文で使えることもあると思ってたのでやった。

専門試験

法律系科目(憲法、民法、行政法、労働法、刑法、商法など)
経済系科目(ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、会計学、統計学など)
行政系科目(政治学、行政学、社会学、国際関係論など)

法律は大学で勉強していないのでめちゃくちゃやった。基本使うのが憲法、民法、行政法だったのでこの3つは重点的にやらざるを得なかった。1番時間をかけた科目。

経済は大学で専攻しているので、抜けてしまってる部分を補うくらいの勉強しかしてない。
私が勉強全然やってないのはここに時間を割く必要が全くなかったからだと思う。

行政系科目は高校の倫政とかでやったことに近い。知らんおじさんのよく分からん理論を覚えるだけ。付け焼刃くらいしか出来なかった。

論文試験

特別区では、人口の流動化、価値観やライフスタイルの多様化によって地域コミュニティのあり方に変化が生じています。また、外国人の増加が見込まれる中、様々な人が地域社会で生活する上で、 地域コミュニティの役割はますます重要となっています。
   こうした中、行政には、年齢や国籍を問わず、多様な人々が地域コミュニティの活動に参加できるような仕組みづくりや、既存の活動を更に推進するための取組が求められています。
   このような状況を踏まえ、地域コミュニティの活性化について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。
特別区職員採用試験 令和4年度試験問題より

私が受けた年の特別区の論文試験はこんな感じでした。2問中1つに解答する形式で、私は書けそうだったのでこちらを選びました。

論文対策についてですが、解答の形式として

①現状や背景
(今○○では△△といった現状となっている。)
②課題や問題
(△△といった現状には××といった課題がある。)
③解決策
(××を解決するためには□□といった解決策を取る必要がある→理由)

みたいな感じで書くという雛形を作っていました。

問題テーマ予想は色んなサイト見ながらやってました。
それぞれ用意したテーマ毎に①②③の中身を用意していました。
③の部分は国レベルと自治体レベルで実現可能なことが違うのを意識して、自治体レベルであれば自分の受けるところ以外の自治体が実際に政策としてやっていることなどを参考にすると、自治体が実際に効果があると見込んでやっているものなので的外れな解答になることが防げます。
 
前述した論文のネタ帳を載せとく。

ネタ帳①
ネタ帳②

課題→解決策→その策から発生しうる障害とそのケア の3点を書くとウケがよい。
いかに採点者や受ける所の人にハマって納得してもらえるか、説き伏せられるかを考えて中身を練るといいですね。これはナンパでありギャルゲーです。知らんけど。

面接対策

面接練習もしてたけど自分で中身をねりねりしてた時間の方が圧倒的に多い。
 
予想質問をたくさん用意してそれに対応出来るように回答を用意して、さらに自分が考えた回答から深掘りの質問が来るとしたら何が来るかを予想してそれに対応した回答までは作ってました。

ガクチカ

学生時代に力を入れていたこと、通称ガクチカ。就活始めてからこの言葉を知った。名前がダサい。

私は4年間続けてた塾講の話と、それに関連して1年間やってた地域のコミュニティ会館で、家庭の都合などで塾に通えない小学生に勉強を教える活動をしてたのでそれを主に書いてた。
 
あとは高校時代の応援団の話とゼミの採用係の話をした。
 
持論ですが、面接官は就活生の華々しい功績とか全く興味は無くて、自分の行ったことに対してどうアプローチしたのか、どう工夫したのか、それをきっかけに何が身についたのかの方に興味があると思っていたので、自分の思考回路を伝えることを主に意識して対策を組んでました。
 
華々しい実績などは面接官の興味を惹くために使えるので、もちろんあるに越したことはない。でもそんなもの持ってる人の方が珍しいし、そういう奴は大体サクッと就活を終えてしまうエリートなので敵では無い。上位互換です。無視しましょう。

長所と短所

長所も短所も極端なものを避けて無難そうなラインのものを採用してました。
長所は、それが活きたエピソードを、短所はそれを短所だと思ったきっかけと克服方法を話せるように準備をしてました。

就活の軸(?)みたいなやつ

ざっくり言うと自分がなんでその仕事をしたいのか、を考えるようにしてました。
民間を例に出すけども、もし自分が面接官だった時に、面接してる奴が金融も受けてSEも受けてますとか言って来たら、コイツ何したいん?って思うはずなので、この仕事がしたいんだぜって思われるようにしようねって話。
 
もちろん業界を絞るのも大切だけど、金融もITも受けたいぜ!って人は、金融の面接のときは他に見ている業界を聞かれた時に金融に近い業界を言えばいい。嘘を吐け、面接官は何百人単位で人を見てるのでいちいち調べてないよ。
嘘を吐く時はちゃんと調べよう。テキトーな嘘はさすがにバレる。嘘も方便よ。

企業研究

①その企業の理念、どんな人を欲してるか
②その企業の良い所、悪い所
③その企業がやってる取り組み、施策
④その企業の将来展望
 
の4つをメインに調べてました。

面接で聞かれたこと

もう結構前なので何聞かれたか忘れたけど覚えてる範囲で書く。

勉強系

・なんで経済学部を選んだのか
・(ゼミで)何を学んでいるか
・(学んでいることについて)どんな内容か簡単に説明して

学生時代系

・学生時代に力を入れたことは?
・学生時代に人と協力して何かをした経験は?
・アルバイトで大変だったことは?
・サークルは所属してるか?何をやっているか?
・やり遂げた経験とその中で困難だと感じたこと、その乗り越え方は?

人柄系

・長所とそれが活きた体験は?
・短所とそれがきっかけで失敗した経験は?
・他人からどんな人だと言われるか
・ストレスは溜まりやすいか?どんな時にストレスが溜まるか?
・ストレス解消法は?
・どのような人が苦手か?
・上司が苦手な人だったらどのように接するか?
・スポーツはやっているか?

仕事系

・なんで公務員志望なのか?
・民間を受けてるか?なんで民間にしなかったのか?
・(他自治体と比べて)なんでうちを受けたのか?
・就職が決まったらどんな仕事がしたいか?その仕事で行かせる強みは?
・(塾講師をやっているが)教員を目指さなかったのか?なんで目指さなかったのか?
・(受けている)自治体に今何が足りていないか?何が課題か?

面接総括

面接は如何に面接官を悦ばせることができるかの勝負であり、如何に自分の穴をつつかれないようにするかが大事です。
 
「こう答えたら面接官嬉しいだろうな〜」って面接官の立場になって考えて内容組み立てるとおもろいです。マジでギャルゲー。
 
あとは面接シート書く時とかに、あえてあからさまな"穴"を作ることで質問内容を誘導して、ほんとにつつかれたくない所を隠す技も使ってました。
 
面接練習とか実際の面接擬きみたいなので色んな人にニコニコしている(笑顔でいる)からそこが良いねって言われました。多分対人がかかわる所だとそういう印象の部分まで見られているので印象大事。
人は第一印象で大体決まるって言うくらいだしね。
 
あとは普段から色んな人といっぱい話すことが大事だったかも。
面接は会話なので、自己アピールばっかりするナルシストとか適切なコミュニケーション取れない人は不要なので人と会話することは大事だと思います。

後輩へ

ちゃんとやってりゃ意外となんとかなるから、コツコツやろう。

メンタル保つのはめちゃくちゃ大事なので、美味い飯と好きなことは適度に摂取しよう。
 
なんでも相談できる、なんでも愚痴れる友達を作ろう。最悪俺が話聞くよ。「どしたん?話聞こか?」

周りはあんまり気にするな。ネガティブになるなら周りは気にすることない。お前の敵は御社だよ。

さいごに

色々適当ぬかしてるし、見る人が見たら就活ナメてんのかって言われそうで申し訳ないんだが、マジでこんな感じだったので許して欲しい。
一応ちゃんと第1志望は8000人中32位で合格したので間違ったことは言ってないと思う。
 
欲しいものリストでも載せようかと思ったけど、結局飲みとか言って奢ってくれる方が嬉しいので一緒に飲みに行きましょう。

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